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母、乾物を作る

乾物とあなたとわたし

乾しいたけについて学んだところで、
「実は乾物ってすごい出汁!便利!経済的!?」と思った母です。

葉物野菜は生で食べたり、生からの調理のほうが色鮮やかで美味しい。
トマトやナスなどの水分たっぷり系野菜は、
そのみずみずしさを楽しみたい。

だけど、、、
乾物から出るうま味=出汁は、生より断然強く感じる。
水だしで仕込んでおけば、料理の時間が格段に早くなる。
乾燥させて毎日少しづつ使うことで、食材の使い切り生活にシフトできた。

乾物すごい。
母、感激。

献立ベースで乾物出汁を仕込んだり、乾物出汁ベースで献立を考えたり。
いままで苦痛だった「今日何作ろう」の悶々時間から解放されました。
(母の料理への苦手意識は、献立を考える面倒から始まっていたようです)

そしてなにより、乾物出汁の仕込みは、切ったり火を使わない。
必要な量を掴んで入れて、水を注ぐだけ。
小さなあなたと一緒にできるのが嬉しい。楽しい。大好き。

「今日何食べるー?」「これどうするのー?」「これも入れちゃうー?」
あなたも楽しんでくれていることを感じる、幸せな時間を過ごせます。

そんな乾物。
必要な分を自分で作ってみようと思って、色々と天日干ししてみました。

乾物の作り方

  1. 洗う

  2. 切る

  3. 水気を取る

  4. 天日に干す

これだけ!

ポイントがあるとすれば、乾物を使う料理をイメージしながら、
その料理にあわせた大きさに切る
ことでしょうか。

最初は野菜の形を残した方がいいかなと思っていました。
しかし天日干しするときにも細く、薄く、細かいほうが乾きやすいし、
そのまま使って食べやすい大きさのほうが、調理が楽です。

同じ野菜でも、カットの仕方を変えて干してもいいかもしれません。
面倒なので母はやりませんけども。

干してみた

乾物の魅力だけでなく、「乾す」という行為にもハマり。
あなたと一緒に、冷蔵庫にあるいろんなものを干してみましたね。

鉄板はキノコたち。

しいたけ
しいたけは、切った方が使いやすい。
しめじ
しめじは1本づつバラバラにして乾す。

よく使う食材もドライにして手軽に使えるようにしてみました。

我が家の冷蔵庫で萎れさせてしまいがちな人参
なす
お味噌汁によく使う茄子
ヤングコーン
スープや炒め物によく使うヤングコーン
ねぎ
ネギ付きパパのために常備している刻みネギ

パイナップルも天日干しでドライフルーツ作りにもチャレンジ。

パイナップル
甘くなかったパイナップルも干してみる

ドライパイナップル完成後、
あなたがバクバクと食べてしまいお気に入りのおやつになりました。
甘くないパイナップルは、
ドライフルーツにしてしまえば美味しくなる!

娘へ

乾物作り用に買った干し網。

映画やドラマや漫画など、エンタテインメントの世界で描かれる、
おばあちゃんちの縁側に吊るされていたアレを買う日がくるとは。

毎日何かを干していたら、パパに「おばあちゃんみたい」と言われました。
おばあちゃんライフ、結構面白いのに。

これを書いているいま、
食糧難になる未来や、物価高騰が騒がれています。
母も不安で不安で仕方ありません。

手間なく料理、美味しい出汁を料理に活かせるのは乾物の魅力です。
乾物をもっとうまく使いこなすことで、
食糧を無駄なく消費することができたり、
家計にも少し良い影響がでるといいなと思っています。

あなたの生きる未来に、乾物あれ。

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