見出し画像

【待機児童問題】保育園落ちた!ママさん達の声を聞いてみた。Cさんの場合

3人目、Cさんの例です。大規模マンション建設の影響はすざまじく1年で周辺数キロ圏内の保育事情を激変させることもあります。新築マンションに引っ越してくるのは若い共働き夫婦が多く、こうしたマンションの場合、新規入居から3年で半数の世帯に就学前児童が居るところもありました。
40階~50階建てだったり、1000世帯を超えるマンションも少なくなく、そうした間ションでは1学年100人という話も聞きます。全員が保育園を希望すると500人分の枠を確保しなければなりません。大規模園が何園も必要です。
 また、国策で認可外保育園をどんどん認可化しており、自治体の選定基準では認可に入れない人達の受け皿がどんどんなくなってきています。

2022年追記
漫画「待機児童問題シリーズ」は3人目で終了。現職議員だった当時、ただ漫画描いていたわけではなくて、市や国に対して様々なアプローチをしていました。
大学の先生、都議会議員と共同で全政令市・23区の情報を調べて、その分析結果から国に対して制度改正の要望書を提出したり、議会でも色々取り上げました。子供を産み育てるということが心を壊してしまうほどに辛いものであることに「そんなんじゃいかん!!」と当時は必死だったことを思い出しました。

そういえばこの漫画:待機児童シリーズ、当時はtwitterを中心にバズったのですが、「漫画なんて描いてないで仕事しろ」「市議が遊んでいる」というコメントがそれなりにありました。「書いてないこと=やっていない」なる人が居るのは理解してましたが、バズった際の攻撃は破壊力がありましたね。
漫画表現においては伝えたいことを圧縮する必要があります。そうでないと人の心に届かない。広く市民に届けるための表現と、政治家として正確に伝えることのジレンマは常々抱えておりました。

オダリエ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?