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今になってサラ・コナーの気持ちがわかる

職場の人と話していた「今になってサラ・コナーの気持ちがわかる」という話。サラ・コナーというのは、映画ターミネーターシリーズの主要な登場人物である。特に印象深いのはターミネーター2だろう。

あらすじをwikipediaのターミネーター2から抜粋する。

1994〜95年のロサンゼルス。
1997年8月29日に起こり得るスカイネットと人類間の核戦争「審判の日」を記憶するサラは、後にスカイネットを開発するサイバーダイン社への爆破未遂事件を起こした後、精神病患者として警察病院へ収監され、非人道的な拘束を受けていた。

舞台中では未来という位置づけの「審判の日」ですら、今となっては20年以上も過去の出来事になる。とにかく、舞台である1994~95年時点ではサラ・コナー本人だけが3年後の悲惨な未来を知っていて、悲劇を避けるためのアクションを企てたことで、精神病患者として監獄の中で過ごしていた。

平和な日常が一瞬にして地獄絵図へと変わる「審判の日」の情景を、サラ・コナーが何度も夢に見る。子供の頃に観て凄く怖かったのを覚えている。

平和な公園で子供達が無邪気に遊んでいて、金網の向こうから「呑気にしてる場合じゃないぞ!!はやく逃げなきゃ!!」と叫んでも(実際は無音で聞き取れない)、誰からも相手にされず一瞬で核の炎に飲み込まれて燃え尽きる。

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2021年現在を生きている私たちは、2019年以前の映画やドラマを観るとサラ・コナーと同じ気持ちになる。

「おまえら、呑気に密集して飲み食いしてる場合じゃないぞ!!距離とって黙食しなきゃ!!」

おそらく、この未来を知ったまま2019年以前にタイムスリップしたら、狂人か何かだと思われるに違いない。

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連続投稿のコツと言う訳ではないけれど、筆が進まない日も「書き溜め」に救われて60日越えを達成した。この内容も「書き溜め」のユルイ内容ではあるのだけど、今日8月29日が「審判の日」ということで投稿している。
https://www.kinenbi.gr.jp/yurai.php?TYPE=ofi&MD=3&NM=2301

映画の制作、配給などを手がける20世紀フォックス映画が制定。映画「ターミネーター2」の作品の中で、1997年8月29日にAIコンピューターである「スカイネット」が自我に目覚め、人類と機械の間で核戦争が起きた日のことを「審判の日(Judgement Day)」と呼ぶ。ターミネーターシリーズにおいて重要なこの日付を通して、多くの人にターミネーターシリーズの魅力を知ってもらうのが目的。

平和を願うような意図ではなく、メチャクチャ商業的な動機で制定されていた。15万円の登録料を払えば登録されるのでそんなものだろう。お金で買える信仰と言う意味では、月の土地だって、株式だって似たようなものだろう。

ともかく私は、サラ・コナーの気持ちに思いを馳せながら今日と言う日を過ごす。

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