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私の論考

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私自身についての自己言及、私の姿勢・考え・感じたこと、私と世の中の関わりについて。平たく言えばエッセイ。
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#私の仕事

ブランディング・デザインはモノをつくるオマケにされがち問題

社外でも本業でも、動画をつくる機会が増えた。もっと上手くつくる人なんて吐いて捨てるほどいるし、反対に最近はツールが発達して素人でも動画がつくれる。それなのに「なんでオマエが動画つくってんの?」と聞かれるので言葉にする。 映像を求める人の「こう思われたい」を汲み取って表現に落とし込むことが本質であり、動画をつくるのは手段に過ぎないと捉えている。カタカナで言うと、ブランディング・デザインってやつだ。予算が許せば委託したい程には、動画そのものを自分で手掛けることに執着はない。

ロジックをこねてもクリエイティブそのものの価値は超えられない説

私の関心事であるクリエイティブとロジックの兼ね合いについて持論を展開する。要約するとタイトルの内容で、建設的な反論は認める。 どっちが強い!?に意味は無い感性と論理とか、右脳と左脳とか、質的と量的とか、説明するために二項対立を持ち出すのはわかりやすい。ただ、科学まんがよろしく「どっちが強い!?」と問うことに意味はあるだろうか。 もしも、フレームワークを駆使するロジカルなインテリ野郎 V.S. 新進気鋭のクリエイティブ野郎のどちらの方が優れたビジネスプランを立てられるか対決

クリエイティブに「業務と関係の無い」はあるのか

あらゆるところで「業務と関係の無い」という言い回しが出てくる。具体的には「業務と関係の無いサイトにアクセスしてはならない」「業務と関係のないソフトウェアをインストールしてはいけない」などなど。 例えば工場に勤務していて、時間あたりに組み立てる最終製品の数を増やすことが使命だったとすると、そりゃぁゲームをインストールすることが仕事の成果に結びつかないことは誰しも納得する。 クリエイティブにおける「仕事と無関係」曲がりなりにもクリエイティブのお仕事をしていると、あらゆることが

休日出勤の定時を待ちながら不条理について思う

ここ最近、どうしても出なければならない用事があって休日出勤している。用事そのものは午前だけで終わるのだけど、「休日残業」だと残業が増えてしまうので、定時まで仕事をして代休を取らねばならない。残業を減らす大義名分のもと、本来は帰宅できる休日午後に会社で定時を待たねばならないのも「なんだかなぁ」と思う。会社はそういうところだ。 一緒に定時を待っていた居残り組と雑談がてら、「自分の仕事がマニュアル化できない」という悩み相談(?)を聞いていた。マニュアル化が苦手なのか?マニュアル化

また黒歴史はじめました(後編)

後先考えず衝動をぶつけて黒歴史を書き残すことこそクリエイティブである!ということでnoteをつけはじめ、反省を振り返る自己紹介を書き始めると長くなった後編がコチラ(前編はコチラ) 高5から大3へと編入大人になって思うのは、技術者としてメーカーに就職するなら、知識やスキルは高専レベルを徹底的に押さえれば不足ないということ。大学の内容は専門性を深めるかわりに分野を絞ることになるので、よほど就職先の分野と一致しないと即戦力となれない。そもそも大学は研究機関なので、即戦力を身に付け