![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/130878510/rectangle_large_type_2_84be4308f8756164c9d3f54cce8864df.png?width=800)
考え方を変える言葉「ベスト」より「ベター」
動画はこちら
小谷ちいです!
さて、児童のことで保護者と懇談する際、懇談等でその子がよりよい生活をするために、様々な方法を考えると思います。
その時に、いくつかの方策が出てきますよね。
そして、決定の際に「ベスト」と言う言葉で決めてしまわないように心がけましょう。
「ベスト」という言葉は、「最高」という意味に捉えられがちです。これが問題を引き起こす原因となります。
もし、「ベスト」と言って決めてしまうと、それが失敗したときに
「先生!一番いい方法って言ったじゃないですか!できなかったので責任を取ってください!」
などと言われてしまうかもしれません。
このような状況は避けたいものです。
特に特別な支援を要する児童の場合には、保護者の中には、「早くこの子にいろいろな力を付けてあげたい」という思いが強いことが多いです。
そうすると、先生の言う方策で「ベスト・最高」を求めてしまいがちになってしまいます。
そこで、「ベター」という言葉を使います。この言葉は「よりよい」ですので、例えば3つの方策があったときには、どの方法にもメリットとデメリットがあります。その点をしっかりと踏まえた上で、
「どの方法にもメリット・デメリットがありますが、今回はAの方法で進めてみましょう。これが『ベター』ではないかと考えています。」
と話します。
そうすることで、その方策がうまくいかなくても、保護者は、「今回の方法はうまくいかなかった。この前の方策Bにしてみましょう。」と切り替えることができます。
さらに、時間も経っていることで、児童の様子をより見ることができ、新しい方策を見いだすことができるかもしれません。
「ベスト」を見つけたいことは山々ですが、『ベター』という言葉で保護者とのよりよい関係を気付いていくことが、児童にとってもプレッシャーにならず、保護者・教師のストレスを減らすことにもつながります。
これから、来年度に向けての懇談が始まる時期かと思います。様々な方策を立てつつ「ベター」を見つけて、進めていきましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?