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ハンカチとさくら餅
姉が春のお花をとじこめたような
ハンカチをプレゼントしてくれた。
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正確にいうと
姉がハンカチをわたしの娘にプレゼントしてくれた。
うむ。ありがたいありがたい。
大切に(わたしが)使わせていただきます。
わたしは梅が咲き、風が春の甘い匂いになり
春の野花が咲く今の時期がだいすきだ。
ここから桜や新緑であふれるぞ!
という喜びが湧き上がる。
そんな喜びをギュッととじこめたようなハンカチ。
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広げると意外と大きいので使い勝手が良さそうだ。
今は、いつでもよく目につくように
キッチンのコーヒードリッパーの上にかけている。
夏になったらカゴバックの上にパサリとかけたり
娘が大きくなったときは頭や首に巻いたら
かわいいだろう。
一枚のハンカチ。
たった一枚の布なのにヒラリとそこにあるだけで
部屋が明るくなった気がする。
まるで寒い冬の中、春の野花を発見したときのように
心がまるくあったかくなる。
そして今日は娘が生まれてはじめてのひなまつり。
地元で有名なお寺に
無事に生まれたこと、元気に育っていることの
お礼をやっとやっとの今頃してきた。
そんでもって、厄年だから
「おねがい、おねがい、なにもありませんように!」
と切に願ってきた。
そして、帰り道に和菓子屋さんで
さくら餅を買ってきた。
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春の花でいっぱいのハンカチ。
ファイヤーキングのミドリのお皿。
ピンクのさくら餅。
これはもう春!こんにちは春!やったね春!
目で春を楽しみながら食べる
久しぶりのさくら餅は甘じょっぱくておいしかった。
昔は、桜の味に何も興味をもたなかったが
大人になるにつれ桜の味もいいものだと思う。
春がきた!という喜びが相まってよりおいしいのだ。
結局、春生まれのわたしは
春がくることにこの上ない喜びを抱くのだろう。
なんだか単純だ。
でも単純でいいのさ!いいのさ〜!
「かわいい、おいしい」
で幸せに満たされていくおやつの時間でした。
ごちそうさまでした。
𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃
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