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繊細女子の映画鑑賞記録「インセプション」
映画鑑賞記録17本目。
ノーラン監督作品2作目の記録。やっぱり最高なんだよなぁ……。
「難解だ難解だ」とよく聞くけれど、「TENET」に比べたら楽勝だったぜww
自分の話とリンクさせる前に、映画の感想を述べておくと、とにかく映像が凄い。3階層の夢がリンクしていきながらも、それぞれの階層で事件や爆発が起こっているから「次はどこの階層をどうするんだ!」というワクワク感がずっと続く。
私が神だと崇めているハンス・ジマーの音楽も臨場感に溢れていて、それでいてたまにシンセの音が響くから映像がより現代的でかっこよく見える。
ターゲットであるロバートに「インセプション」させるミッションと同時に進む、コブとモリーの苦しくて辛い失ってしまったラブストーリーが情緒に訴えかけてきて、感情がジェットコースターになる。それがすごくいい。
私の好きなタイプは「細身でスーツが似合う冷静な参謀的ポジション」のキャラクターなんだけど、アーサー役のジョセフ・ゴードン=レビットが最高だった。最高だった……。
あとガッツがある男をトムハにやらせたら右に出るものはおらんやろ……。
やっぱりクリストファー・ノーラン監督のSFは最高なんだよな……と、超満足したところで取り敢えずの感想はここまで。
以下、思考リンク感想。
私も夢をよく見るタイプで、寝る前に見ていたテレビやその日あった出来事がそのまま夢に反映されることがよくある。
だから、飛行機でロバートが実行犯6人と顔を合わせているのに夢の中で疑問に思ったり疑ったりすることが無かったのも、すごい理解できた。そんなの夢をよく見る人間からしたら、記憶の表層にあるものが即時反映されることなんてよくあるもの。
明晰夢も最近は見ないけど昔はよく見た。「これは夢だ」って気付けば、夢の中でその後の展開を自分の希望通りに出来たり、面白い展開にしたりすることが出来る。
だからそんな明晰夢を見れる状況に何十年もいられるとしたら、いられたとしたら、どちらが現実かわからなくなるのも当然で。
夢の中ならどんなことがあっても修復可能だから現実に戻りたくない、こちらが現実だと思ってしまうのも、凄く頷けた。
エンディングのコマから見てもわかる通り、コブもモリーも長く夢の世界に居すぎたせいで、もう精神的には異常をきたしている。視聴者はそのことを忘れてはならない。
夢は夢だから儚く美しく、現実は厳しく汚いけれど面白いものだと。
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