春夏秋冬

青き春
何処いづこゆく誰と相見るあてもなく眉整ふる春もはや過ぎ

朱き夏
指腹で朱を引く女ひとに憧れて滑ぬめる薫りを飲み込みし夏

白き秋
白き穂を数ふることにもあきあきて風に乱るをただ繕はむ

玄き冬
惑ひつつ歩みき先に待ち受くは黒き闇かと尋ぬ術なく

☆☆☆☆☆☆☆

眉毛を剃っておりましたら、特に誰に会う予定も何処か行く予定もないのになぁと。
綺麗に（自分比）身支度していそいそ出掛けるなんて青春じゃんと、なんだか笑えてきて。
急に「眉毛を剃る」仕草を入れ込んだ31文字が作りたくなりまして、あーだこーだと作っておりましたら、青春という言葉には、確か仲間がいたよなと思い出しまして。
ぐーぐる先生のお世話になりました。（ありがとうぐーぐる先生）
そしたらば、せっかくなんでお仲間でも31文字を作ってみたら、連作みたくなって面白いんではなかろうかと。できれば、それらの言葉を入れ込んで。

しばし……あーだこーだと。

現在のワタクシの位置は白秋。
朱夏ではないのは、なんとなくは察してましたが。（厚かましい）
まぁ、秋はどちらかと言うと好きな方なので良しとします。（そういう問題でもない）
ので、春夏は過去ですな。秋が今で冬は未来。
そんな風に伝われば嬉しいなと。

こんな風に作りました
ってのをいつか書けたらと思っていたので、今日がその日になったってことです。はい。