麻雀と留年①

麻雀と留年ってのはよォー

たとえるなら

サイモンとガーファンクルのデュエット！

ウッチャンに対するナンチャン！

高森朝雄の原作に対する

ちばてつやの「あしたのジョー」！

…つうーっ感じっスよお～っ

億泰が言うように麻雀と留年というのは非常に相性がいい

お互いがひかれ合っているのだ

かくいう私も留年経験者

2本場積むことになってしまった

得たものよりも失うものの方が多かった連荘だった

『ヘブンズ・ドアー』！！

「ぜったいに麻雀にはハマらない」

あの時露伴先生に出会っていれば…

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なぜ麻雀にハマると留年するのか

留年の主な要因は「単位不足」である

麻雀にハマる学生はこの単位がとにかく取れずに苦しんでいるのだ

「出席」「課題」「レポート」「テスト」これらの壁を乗り越えられないのである

特に「出席」

基本のキである出席が雀狂学生には出来ないのである

これが積み重なることで落単(単位を落とすこと)に繋がってしまうのだ

大学生というのは時間に自由があり特に夜間は暇を持て余すことが多い

そこで麻雀に出会ってしまったが運の尽き

麻雀の「麻」は麻薬の麻と言われるほど麻雀の依存性は凄まじいもので覚えてしまったらそこから毎晩のように徹夜麻雀してしまうのである

特にみんなの実力差があまりない頃だと勝ったり負けたりの繰り返しで余計に楽しいだろう

このように麻雀にハマってしまうと徹夜麻雀にどっぷり漬かってしまい次の日の授業に出れなくなってしまう学生が非常に多い

授業に出席しないと出席点であったり授業中のミニレポートであったりレジュメも入手できなくなったりで結構な痛手になってしまう

そして気付いたら授業をブッチする回数が増えていきその授業に出るのを諦めてしまうのだ

…もっと早い時間からやれば良いのでは？と思っているあなた

甘い！甘すぎる！

麻雀はその性質上誰かが勝って誰かが負けてしまうゲーム

負けている奴は大体アツくなって「もう一回！」を繰り返してしまうものだ

勝っている奴は何も言えないのでそれに付き合わなければならず気付いた頃には朝日が昇っているのである

早い時間から始めようと終わる時間は大して変わらないという最悪の結末が待っているのだ

落単(単位を落とすこと)の主な原因はこの徹夜麻雀のせいで出席が出来なくなることにあると分かった

皆このことを分かっている筈なのだが頭のどこかで「麻雀がしたい」という気持ちがある為に誰か一人が「打たない？」と言ってしまったら4人集まってしまうのだ

彼らはここで多くの単位を犠牲にするのである

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麻雀をする中でも特にどっぷり漬かってしまうヤツがいる

プロの対局や戦術動画を観て大学の勉強そっちのけで麻雀の勉強をしだすのである

そうしているとセットのメンツで打つだけでは物足りなくなっていく

そんなおバカさんの次の舞台こそフリー雀荘である

最初にハズレの雀荘を引かない限りフリーの沼にハマっていくのは時間の問題だ

フリーはセットとは違って「真剣勝負をしている感」が出て普段の生活では味わえない楽しさを感じることが出来る

特に金のない学生にとっては一回一回の勝負が真剣勝負

どっぷりのめり込んでしまうのだ

ただ私としてはフリーを楽しむということ自体には全く問題がないと思っている

セットで徹夜麻雀を繰り返すよりは自分のタイミングで終われるし健康的なくらいだ

趣味の一つとして考えれば豊かな時間の使い方だ

しかしある程度フリー雀荘にハマってしまうとある日ふとこう考えてしまう

「バイトしながら打てれば最高じゃね？」

これが真の地獄の入り口である…

( 続く )