麻雀プロに物申す!
いまMリーグのドラフトでせっかく盛り上がっているのでプロ雀士の話でもしようと思う
ドラフトに対して賛否両論あったり
彼らの麻雀に対して賛否両論あったり
そもそもプロ団体のあり方に対して賛否両論あったりと
麻雀プロの世界は賛否両論だらけだ
特に彼らの麻雀に関してはその批判でメシを食ってる人が居るほどである
そこで私なりに「プロ」というものについて考えてみようと思う
※予め言っておくが今回のMリーグのドラフトに関する記述はない
※ないんかい
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【1】三つの呪い
私のプロへのイメージ
特にプロの麻雀に対するイメージは三つある
・過度なリャンメン固定
・安牌で字牌を持つ
・辺張は2→1・8→9で落とす
あくまでもイメージだがあまりにもブクブクに構えてる人が少ないなという感じだ
何となく分かるという人も多いのではないだろうか
特にずっとプロとしてやってきた人たちと不幸にも彼らから麻雀を教わった若手に対するイメージである
もっと言うと彼らの影響を受けたまま一向に進歩しない雀荘のオヤジのイメージである
私も麻雀の勉強を始めた時は何となくそれらを倣って打ったものだ
ただ今思えば何の考えもなしにそうしているだけにしか見えない
何だか機械的に上の3つをやっているプロがあまりにも多い気がする
本来は守備意識でやるべきことなのに好配牌でもやたらめったらリャンメン固定したり字牌残したりしているのが本当に見てられない
中盤以降でやるのは全く問題ないのだが序盤からそれをやっちゃうのは由々しき事態だ
要は柔軟性がない雀士や適応力がない雀士が強いわけがないということだ
皆がそうやってるから自分もそうやるのでは意味がない
きちんと一打一打に意志をもって闘牌しなければ結果もついてこないだろう
そして何より深刻なのはそれが浸透しすぎてしまったことだ
雀荘のオヤジには是非ともヘタクソなままで居て欲しいがプロともなるとそうもいかない
特にまだ麻雀が達者でない若手がベテランと呼ばれる先輩雀士に不適切な教育を受けたらどうなるか
彼らはそれを鵜吞みにするほかない
それが脈々と受け継がれていってもプロの実力は向上していかないことは明白だ
とはいえ実際のところどんな教育が行われているかは分からないし教育される側が実践できているかどうかも分からないのであまり強く否定はしたくない
ただ
・過度なリャンメン固定
・安牌で字牌を持つ
・辺張は2→1・8→9で落とす
これらを考えなしに実行する姿は正直もう見たくない
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【2】普通に打ってほしいだけ
プロの名を冠する以上やはり麻雀は達者であってほしい
そうは言うものの別に特別な一打を求めている訳ではない
見ててゲロを吐きそうになるような打牌をしてほしくないだけなのだ
「それはマジで絶対にない」という打牌をしてほしくないだけなのだ
好みが分かれるとかそんな言葉で片付けてはいけないようなミスをするプロが残念ながら居るのが現状だ
麻雀プロが対局で見せられるのは
・自分の上半身
・自分の打牌
この2つだけである
その二つの内一つを蔑ろにして何がプロだというのだ
麻雀で魅せなくて己の何を見せるというのだ
…そうは言うものの自分が上手いか下手かというのは自分だけではわからない
フリー雀荘で鬼打ちしてタコ負けして初めて自分の実力を知るのだ
それでは上手い麻雀を打つ人とはどういう人だろうか
通説では見ていて違和感がない打牌をする人は自分より上手いらしい
逆にちょっとコイツ下手だなと思うくらいが自分と同じくらいの実力だそうだ
プロとしては「違和感なく見れる」レベルに達するのが一つの目標と言えるだろう
逆にパイ○ーツのブリヂストン選手のようにオナニー全開のかまってちゃん麻雀なんかは目に毒すぎる
有害指定麻雀として規制してほしいくらいだ
改めて私がプロの麻雀に求めるのは
普通の手組みをして
普通にリーチを打って
普通に仕掛けて
普通に仕掛けに対応して
普通にオリて
普通に麻雀を打つことだ
簡単なようで一番難しいことである
ただプロには是非ともその山を乗り越えていただきたい
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【3】佐々木寿人は神
ヒサトの出ている対局は見ていて気持ちがいい
摸打も早いし長考もないしミスもないので本当に見ていて気持ちがいい
全てが理想的なプロである
雀荘で1000万貯めたという逸話があるのも良い
「マジで強いんだな」というのが一目で分かるし歌舞伎町のピン東を生き抜いてきたことに素直にすごいなと感心してしまう
てかそもそも摸打が遅い人って何?
考えながら打てよと思ってしまう
余計な事ばっか考えてるからミスしまくるんじゃないのかとすら思う
普段ならそんな打牌しねえだろと
対局用に打牌速度を調節してくれるのはありがたいがあまりにも無駄が多すぎると感じるのは私だけだろうか
そろそろポスト寿人みたいなプロが出てきても良い気がするのだが…
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【4】女流プロとファン
女流プロは完全に人気商売だ
極論かも知れないが逆に人気がなければ何も残らないのではないだろうか
そして人気商売の中でもかなり特殊な部類に入る
何より特殊なのはファンとの距離感である
アイドルなら握手会
グラドルやコスプレイヤーなら撮影会
など人気商売というのは実際に交流する機会が貴重なものが多い
それが女流プロならいとも簡単に交流できる
プロ雀士には雀荘のゲストという仕事がある
ファンはゲストの日に指定の雀荘に行くだけで女流プロと麻雀が打てるのである
運が良ければほとんどの時間同卓することも可能である
しかも払うのはたかだか場代くらいもなものだ
ここまで簡単に会えるのは女流プロだけではないだろうか
Mリーガーや超人気女流プロともなるとほとんどゲストの仕事もないだろうが大体の女流は積極的にゲスト活動をしている
単純に接触回数が他の人気商売に比べて多いのだ
特に麻雀なんかはそこそこ近い距離でそこそこの時間を一緒に過ごせる
そのせいかどうか知らないが女流プロのファンは痛い人が多いイメージがある
まあ何てことはないただのオタクなのだが何故かやたら距離感の詰め方がおかしい人が多いイメージだった
麻雀打ちというのはそもそも打て臭(ブテシュウ)を出したり無駄にうまぶったりする人が割と多い
それを女流に向けてしまうファンのせいであまり良く見えないのかもしれない
まあ何とか認知されたいという気持ちは分かるが…
あとツイッターとかで絡むファン
絡むこと自体は良い
だが内容が気持ち悪い
麻雀界隈特有の内輪ノリみたいなのが色濃く出すぎてて見てられない
そういうのを見て新規ファンが取り込めなくなるのは良くないのでもう少しファンは関わり方を考えた方が良いのかも知れない
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【5】雀力を取るかパイオツを取るか
最近の女流はどうやらボインちゃんが多いらしい
ただ彼女らは麻雀の技術が乏しいのにボインちゃんなだけでプロになっているのではないかと揶揄されている
これはプロ麻雀界の未来に深く関わる問題である
先述した通り麻雀プロが対局で見せられるのは「自分の上半身」と「自分の打牌」の二つだけである
その一つである「自分の上半身」を武器に出来るのはボインちゃんだけである
誰にでもある訳ではない
麻雀の腕前はこれから鍛えていけば良いだけだ
取っ掛かりは何でもいいから一人でも麻雀に興味を持ってくれる人が増えるのが大事なのである
以上の理由から私としては技術が乏しくてもボインちゃんがプロになることには賛成である
そして最も大きな理由がひとつ
それは…
麻雀とパイオツどちらを取るか問われたら迷わずパイオツに手を伸ばすからである
プロ麻雀界の今後の発展を心よりお祈りしております!
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