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#1264 不安の増幅と、思い込みの加速を止める方法

おはようございます。
小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで私たちの仕事の景色を変えるためのの日々に役立つヒントをお届けします。

10月7日月曜日です。一週間がスタートします。
今週はどんな一週間になりそうでしょうか?
夏とそんなに変わらない最高気温だったりするんですけど、でもなぜですかね、10月らしい秋めいた涼しさを朝晩に感じております。
そんな秋を感じる一瞬が、蒸し暑い夏をへて、わが家の愛犬保護犬柴犬フクちゃんが元気を取り戻してきまして、やっぱり暑いとだるいんでしょうね。朝晩のお散歩でリードを握る手に伝わる力が全然違うなと思いますので、そんなところからも秋を感じている今日この頃です。

10月イベントは、HRライブからのスピンオフ企画。チーム体験を実践するためのQAセッション

今日は本編に入る前にまたお知らせをさせてください。

続きはぜひVoicyでお聴きください。

#不安と思い込み

今日は、Voicyさんが全体で展開されるハッシュタグキーワードにもとづいてお届けしたいと思います。
今日のハッシュタグは、「 #不安と思い込み 」こんなテーマなんですね。
不安と思い込み、このキーワードを聞いた時点で、いろんなことが頭に思い浮かぶし、直近のエピソードがもしかしたらあるかもしれないですけど、今日は私がこの二つのキーワードについて思うことを所感的にシェアさせていただこうかなと思います。
不安と思い込みって、私たちの人生に絶えずついてくるキーワードだと思うんですよね。
毛嫌いする必要はないと思うんですけれども、やっぱりうまく付き合わないと飲み込まれちゃう、そんなキーワードが不安と思い込みかなと私は思っています。

不安は増幅され、思い込みは加速する

何度も飲み込まれたり、いろんなお付き合いをへて、不安と思い込みの二つのキーワードについて思うことは、この二つです。
不安は増幅される。そして思い込みは加速する。
いろんなお付き合いをへて、私がこの二つについて思うに至ったのはここですね。
不安は増幅される。そして思い込みは加速してしまう。

不安は、何らかの形でヒョイって顔を出すんですけれども、これがヒョイって顔を出して、そのまま不安に飲み込まれるというのは、どんどん芋づる式に不安が膨らんでいく、大きくなっていっちゃうんですよね。
例えば、ふと「あの人にもしかして私は嫌われているかもしれない」なんて思うとするじゃないですか。
そうすると、「これもやりにくくなるんじゃないか?あれもやりにくくなるんじゃないか?」もしくは、「あの人が嫌だなって思うようなことを私はしてしまったんじゃないか?」「なんとか関係を回復させたいけれども、もう戻せないんじゃないか?」これがどんどん不安が増幅されているというイメージですよね。

そして思い込みは加速する。
言い換えると、勝手に私たちが自分で思い込んでいることの根拠をさらに探しにいって見つけにいってしまうあれもこれも自分の思い込みの理由に見えて仕方がないという状態が、思い込みが加速する状態かなと思います。
さっきの例の続きでいくと、例えば、「こんなことを言われた、やっぱり私のことが嫌いだからだ」「こんな返信が来た、これもやっぱり私が嫌いだからこういう返信をするんじゃないか?」「なんか向こうでしゃべっている、私のことをきっと悪く言ってるんじゃないか?」今、すごい極端に言いましたけれども、思い込みが加速していく、あれもこれも自分が思い込んでいることの理由に見えて仕方がないというのは、まさにこういう状態かなと思います。

不安と思い込みというやつは、簡単に私たちをこういう状態にしてくるんですよね。
ちょうどこの週末も、これもまさにそんな一端だなって思ったのが、わが家の次女ちゃんが前髪が伸びてきたので切ろうと、長女ちゃんに切ってもらっていたんですけれども、本人にとって「切りすぎてしまった」こういう思いが払しょくされなくなったんですね。客観的に見ると、「あんまり変わって見えませんけど」ぐらいな感じなんですけど、本人にしてみると、「切りすぎてしまった、短くしすぎてしまった」そこから「学校でお友達にあれ?って思われるんじゃないか?」とか、不安がなぜかどんどん増幅し、さらに今の状態はきっと客観的に見て変だという思い込みが加速していくと、例えばパパにしても私にしても、「目の前でしゃべる人が、自分の前髪を見ながらしゃべっているんじゃないか?」まさにそんな思い込みが加速していましたね。
朝はそんな状態で、夕方には自分でもだんだん見慣れてきたのか、あんまりそんなことは言わなくなりましたけれども、朝の状態はまさに不安が増幅されて思い込みが加速している中にいたんじゃないかなと思います。
こういうことですね。

不安や思い込みを抱えたときに、自分自身がどうなりやすいか知っておく

そんな数々の経験をへて、私自身もようやく「そっか、不安というのは勝手に増幅されていくんだな、私自身が増幅させちゃうんだな」ということと、「思い込みも一度思い込むと、それがどんどん加速されていくんだな」ということを自覚するに至ったので、そうなった時にちゃんと自分でブレーキがかけられるようになってきたということも、経験をへてそうなることができましたので、そういう意味では、この傾向を把握することでうまく付き合う糸口が少しずつ見つけられているのかなとも思います。

状態を客観視できる相手と話す

そんなことも踏まえて、じゃあ不安の増幅や思い込みの加速を止めるにはどうしたらいいかという観点なんですけれども、一言で言うと、やっぱり事実を見る。これが一番だなと思います。
不安の増幅も思い込みの加速も、結局事実とはかけ離れた想像を自分でめちゃくちゃしちゃっている状態なんですよね。
なので、そんな転がるように想像し続けてしまう状態を止める手段は、やっぱり事実を見るということだなと思います。

じゃあどうやって事実を見るかというと、自分で「いやいや、事実を見てみよう」と言って気づけるケースもあると思うんですけれども、それが難しい場合は、状態を客観視できる相手と話す
これは一つの具体的な手段ですよね。
誰か自分以外の人と話す。
それによって状況を客観視することを相手が手伝ってくれたり、「本当にそうか?」と言って批判的に考えることを相手が手伝ってくれるということができるんじゃないかなと思います。

ここで一個難しいのは、誰かと話そうといった時に、いろんな相手がいる中で誰と話そうかなと選んでいくと思うんですけれども、できれば共感者でも同調者でもない相手を選べるといいことが、事実を見るキーワードになるかなと思います。
もちろん自分の状態や考えていることに対して共感がほしい時もあるじゃないですか。共感や同調してくれるとすごく安心できるということもあるので、それ自体は全く否定しないです。
むしろまずは共感してもらって、「よし、もうちょっと考えよう」という気持ちになってからじゃないと、とてもじゃないけど客観的な意見や批判的な着眼点が聞けない時もあると思うので、そこはうまく使い分けていくことが必要なんですけれども、事実を見るために必要なのは、やっぱり客観的な視点だったり、「本当にそう?」という形で批判的に考える視点を与えてくれる相手
こういう選択肢が増えると本当にいいですよね。
そうなって初めて、寄り添って共感してくれるという相手と、そして客観的に整理をしたり批判的に考える視点をくれる相手というのが、バランスしていくのかなとも思います。
自分がもしもそういった相手に求められてかかわる場合は、「ここまでは共感して、じゃあここからはもうちょっと客観的に考えていく手伝いができたらいいな」そんなふうなかかわり方になりますかね。
ということで、客観視や批判的に考えることを手伝ってくれる相手と話す、これが事実を見るための一つの手段になるかなと思います。

考えてることが本当かどうか小さく動いて確かめてみる

他には、小さく動いてみる
これもやっぱり事実を見ていく手段になりますよね。
考えてることが本当かどうか確かめてみるとか、小さく試す「本当に無理かな?」とやってみるとか、もしくは、今以上に情報を集めてみる。
こんなことも小さく試すということになると思いますし、さっき言った、誰かと状況を整理することも、小さく動くの手段にもなるかなと思いますよね。
とにかく自分の頭の中でだけ増幅させ続けて、そして思い込みを加速させ続ける状態を、いかにして止めるか?これがすごく重要だなと思っています。

何が言いたいかというと、不安や思い込みを抱えたときに、どうなりやすいか、自分自身に何が起こりやすいか知っておくのと、それを止める手立てを冷静のうちにオプションとして知っておける、いざその状態になってしまったら自分だけではもうどうしようもないということがあると思いますので、動いたり、もしくは誰かの手を借りるという選択肢を持っておく。これが不安や思い込みと今後も縁は切れないだろうから、上手に付き合う手段になるかなと思っています。

ということで今日は、「不安と思い込み」に関する小田木所感を共有させていただきました。

お聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子(おだぎともこ)プロフィール

人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
“気合・根性・長時間労働の働き方を変えるヒント”をnoteとVoicyで毎日配信中。
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