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#259 理想と現実のギャップに向き合う方法

今週も月曜日がスタートします。
6月最終週、あっという間ですね。
今日はまた、運営するオンラインスクールでいただいた相談をもとに放送したいと思います。
いつもの通り、便宜上Aちゃんです。
こんな相談ですね。
【クラスで学べば学ぶほど、あるべき姿や理想の姿が分かってきました。
そこに向けて自分がする働きかけも見えてきました。
一方で、今の環境が理想とする姿とかけ離れていることへ落胆してしまう自分もいる。
こういうことってたぶん、新しいことを学ぶ上で結構誰でも向き合うことが多いんじゃないかなと思うのですが、みんなこのギャップにどう向き合っているんでしょうか?】
こんな質問です。

まとめると、学べば学ぶほど、そして新しいことを知れば知るほど、ありたい姿や理想の状態が分かる。でも、そうなると一方で、現実とのギャップも見える。この現実と理想とのギャップがあまりにもかけ離れていると、しんどい。この状態にどんなふうに向き合いますか?
これは本当に深いですよね。
学べば学ぶほど、知れば知るほど、ギャップを認識できるようになる。
それがありたい自分と今の自分とのギャップであるケースもあるし、求める環境や実現したい環境と、現実の環境とのギャップでもあるし、もちろんそのギャップを埋めるための技術を身に付けるべく、学んだり知ったりするのだけれども、やっぱりギャップが大きいと結構ひるんじゃう。
この状態すごく分かります。

理想と現実のギャップに向き合う方法

どうやって考えたり整理することで向き合えるかなということを、私なりに考えてみました。
まず一つは、ギャップが認識できるようになったこと、これをポジティブにとらえる
ここがスタートかなと思います。
だって、今まで同じ環境、同じ自分でいながら、認識できていなかったギャップが認識できるようになった。これってめちゃくちゃすごいことだと思いませんか。
その差分が成長ですよね。
つまりギャップというのは、現状をまず認識し、かつ望ましい姿をとらえた時に初めて自覚できるものだと思うんです。
一方で、ギャップを自覚していない頃の自分って、なんかモヤモヤするのだけれども、何が問題か分からないし、相対的、客観的な自分自身や環境の立ち位置も知らないし、改善の可能性すら気付けずにいる状態。
これがたぶんギャップを自覚してない頃の自分だと思います。
私もそうです。
ということは、ギャップが認識できた今というのは、少なくとも過去の自分からはずいぶん前進した位置にいることになるので、これをまずポジティブにとらえる。
ここから始めたいなと思いました。

その上でギャップの大きさにひるんでしまう。
この状態を次はどう考えるかですよね。
今度は細分化です。
ギャップの大きさ全体を見続けるのではなくて、階段だと思う
高くて垂直な壁が目の前にそびえ立っていると思うと、これは誰でもひるみますよね。
でも、段差は大きいのだけれども、一段一段はコツコツ登っていける階段だと思うと、一歩一歩登っていこうか。こんなふうに考えられますよね。
なので、ギャップを細分化するというのは、今より一歩や半歩でも良くなった状態に目を向けて、そこに集中する
これが結構大事かなって思います。
ギャップを認識できるようになったぐらいなので、まず何が一番低くて登りやすい段差であるかというのを見極める力も絶対ついていると思うんですよね。
なので、そこから行く。

そこからどうしよう?という話になると思うのですけれども、たぶん感じるギャップの中には、変えられそうなものと変えられそうもないもの、変えたいもの、一方で、変えたくないもの、いろいろごちゃまぜであると思うので、これを整理して、自分が変えられて、かつ変えやすいもの集中して動いていく
これができるといいかなって思いました。
どんな環境でも必ず制約条件(やれないこと、難しいこと)ってあると思うのですけれども、それを冷静にとらえて、今やりうることに集中する。
こんな見極めができたり、集中力がついたり、さらに集中する対象に対してちゃんと働きかけられる技術や力がつくっていうのも”学ぶ効果”だと思うので、そこにぜひ自信を持ってほしいなって思いました。

人生、ギャップはなくならない

ちなみに、私自身はどんなふうに考えているかというと、ギャップがある状態がしんどいっていうよりも、ギャップなんて死ぬまでずっとある。そんなふうにとらえています。
常に何かを追いかけている状態が人生なのかな、そんなふうに思ってまして、ギャップがあるから辛いというよりも、ギャップはあるもんだ。そうとらえているので、意外とギャップがあること自体には苦しくならないようになりました。

このギャップについても、理想を追い求めるというイメージよりも、今の環境の中で一番望ましい自分でいること
これが私のギャップへの向き合い方ですかね。
一番望ましい自分って何かというと、仕事が楽しいと言えている自分とか、いろいろあるけど大体笑顔でいれる自分、こんな感じでしょうか。
これ分かりますか?
環境、状態のギャップにももちろん目を向けるのですけれども、どっちかというと、その環境の中でも自分で納得できる向き合い方をしている自分であるか
納得できる自分と今の自分、このギャップをまずは埋めていくという感じで向き合うようにしています。
難しい環境、困難な環境、本当にいろいろありますからね。

ということで、「ギャップにどう向き合うか?」というテーマでした。
Aちゃん、ありがとうございます。
今のAちゃんの課題感というのは、自ら学んで知って、変化した結果として得ているキャップ感じゃないかなと思います。
そこに真摯に向き合おうとしているAちゃんを心から応援していますので、引き続きよろしくね。

「育休イノベーター」3名が集結!

そして今日も最後に、聴いてくださる皆さんと直接双方向で楽しめるオンラインイベントの機会を紹介させてください。
7月8日木曜日、ランチタイム12時からです。
「復職後につながる「育休」をデザインする方法」
今日のギャップの話でいくと、育休というステージにフォーカスしていますが、例えば、仕事が楽しいと言えるような両立がしたい。でもそこに向けて、今実際どんなギャップがあって、具体的にどう働きかけていくことが、なりたい自分に近づいていく手段になるのか、たぶんこんな観点での読み取りができる話が発信されると思います。
私だけではなく、育休コミュニティ『MIRAIS』、そして育休インターンのmog、そして育休スクラの3社共催のオンラインイベントになっております。
多角的でいろんな話が聴ける場になると思いますので、ぜひご参加いただければと思います。
放送にリンクを貼っておきます。

復職後につながる 育休をデザインする方法 (1)

ということで、今日もお聴きいただきありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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