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#855 仕事を「振る」か「巻き取る」かは2択ではない

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も金曜日がやってまいりました。
皆さん、一週間お疲れさまです。

今日の金曜放送は、今週の放送にいただいたコメントを取り上げてお届けしたいと思います。
放送にコメントをいただけるのがめちゃくちゃうれしくて、全部読んでいますし、本当に一言でも一人一人にありがとうございますと言ってまいりたい気持ちです。

いただいたコメントは、今週の『#853 知っておくと視界が開ける!「リーダーの無駄遣い」問題』にいただきました。
覚えていますか?
リーダーは、仕事が多くて責められちゃうし、全然報われないな。こんなお悩みをみんなで考えた放送です。
じんちゃんさんのご質問ですね。
この放送によわしさんからコメントをいただきました。
よわしさん、いつもありがとうございます。

忙しいのに仕事を増やしてしまうという心苦しさがある

【じんちゃんさんのご質問が自分の悩みのようで聴き入りました。
私の場合も、四つのチームを見ながら、それぞれのチームの実務業務が乗っかっているという感覚があります。
それぞれのチームリーダーの業務を、私が巻き取ってしまう状態です。
上司からは、チームリーダーに任せなさいと指導を受けましたし、小田木さんからも、リーダーは人を動かすのが仕事との話がありました。
私にとって、それが難しい理由がチームリーダーに仕事を振らなければいけないというプレッシャーだと思い至りました。
チームリーダーも忙しく頑張っているところに、さらに仕事を振るのが心苦しく、チームリーダーとのコミュニケーションを増やすことで、私への苦情が増えることを恐れて、コミュニケーションが少なくなってしまいます。
放送の中で小田木さんは、コミュニケーションを増やしましょうと言われ、仕事を振れと言われませんでした。
景色を変えるために必要なのは、仕事を振る覚悟なのか、恐れがあってもコミュニケーションを増やす切り替えなのか、ヒントをいただければ幸いです。】

というコメントです。
よわしさん、放送を丁寧に聴いてくださって、コメントもありがとうございます。ぜひ一緒に考えたいなと思います。

コメントをまとめると、こんな感じですよね。
つい自分で仕事を巻き取ってしまう。そして、メンバーに仕事を振らなければというプレッシャーを重く感じる。忙しいのに仕事を増やしてしまうという心苦しさがあるということですね。
コミュニケーションを増やしたいと思うけど、増やして、苦情が増えることも怖い。リーダーは人を動かすのが仕事だと理解するが、難しく感じる。ヒントがほしい。こんな感じですよね。
たぶん、「その正直な心境、めっちゃ分かる」という人が多いんじゃないかと思います。
それぐらいリアルだし、つい私たちの中に芽生える感情を、こんなにオープンに開示してくれて、よわしさんはすごいなって思います。

仕事を振るか巻き取るかは二択じゃない

どこにヒントがあるかですけれども、私は今日はこの一つだと思います。
仕事を振るか巻き取るかは二択じゃない
ここにヒントが詰まっていると思います。
どこから考えるかですけれども、私は、「仕事を振る」という言葉が、ものすごくいろんな誤解を生んじゃうんじゃないかなと思います。
つい使っちゃうけれども、割りと組織の中でも定着している言葉なのかもしれないけれども、「仕事を振る」という言葉は、たぶん個人的には出禁にしたほうがいいんじゃないかなと思っています。
「振る」手を振るとか、日本語自体には何の罪もないんですけれども。

「仕事を振る」という言葉は誤解を生んでしまうと思う

「仕事を振る」という言葉でどんな誤解を生みがちかというと、仕事を振るというニュアンスに、私の勝手な解釈ですけれども、「渡し切る」とか、あと、振るわけなので、「自分は持たない」「関わらない」とか、あと、振っちゃうわけなので、「相手に任せる」こういうニュアンスが含まれちゃうと思うんですよね。私だけでしょうか。
だから「仕事を振る」という言葉を使うと、いろんな誤解を振る側にも受け取る側にも生んでしまう
それが、「渡し切る」とか、「渡すか、渡さないか」こういう二択しかないという思い込みを生み出して、じゃあ結局、振れない人は巻き取るしかない
みたいな構図になっているんじゃないかなと思います。

相手ができるよう相手を支援していく

一方で、冷静に考えてみると、その仕事を引き受けるのが難しい状況って、いろんな理由があるじゃないですか。
例えば、何をどう進めていいか分からないこともあるし、手探りでやらなきゃいけないので時間がかかることもあるし、他の業務で時間が割けないこともあるし、なぜ自分がやるのか分からないとか、やろうとすると問題にぶつかってしまって進まないとか。
仕事を引き受けるのが難しい状況って、本当にあまたあると思うんですよね。
振るか巻き取るかの二択ではないという理解によって何が生まれるかというと、仕事を引き受けるのが難しい状況に目を向けて、一緒になって解決していくとか、整理していくとか、そういうオプションが増えていくのが、振るか巻き取るかの二択の間に広がる本当は存在するいろんなオプションだと思うんですよ。
例えば、何をどう進めていいのか分からない場合は、一緒に整理するし、手探りで時間がかかる場合は、プロセスだとか完了状態を明確にしてあげるとか、他の業務でいっぱいで時間が取れない場合は、全体の見直しを一緒に仕掛けていくし、なぜ自分がやるのか分からない場合は、きちんと動機付けをしたり、腹落ちするまで説明をするとか、やろうとすると問題にぶつかるのであれば、その問題を一緒にどう解決するか考える。
これが人を動かすということだと思います。

なので、人を動かして仕事を前に進めるというのは、仕事を振ることではなくて、相手ができるよう相手を支援していく
これがまさに人を動かして仕事を前に進める。こういうイメージですかね。

連携して仕事を前に進める文化として定着させていく

コミュニケーションが大事という観点についても触れていただいてますけれども、コミュニケーションも対象が明確でないと、おしゃべりか、話すことがないから、結局不満を言うしかない。みたいな構図になっちゃうので、何をコミュニケーションするのかというのは、相手にとって仕事を引き受けるのが難しい状況は、なんでかを一緒に探求する
これがたぶんコミュニケーションの中身になりますよね。

そんな感じで、人を動かして仕事を前に進めるというのは、相手ができるよう相手を支援する、相手と連携して仕事を前に進めていくという、まさにこのことに他ならないと思うんですけど、そうやって考えると、今度は「そんなサポートをしている時間がない、だから結局自分で巻き取っちゃう」こういう切実な状況もあると思うんです。
でも、これをやっていくとあることに気付くんですね。
例えば、最初はAというテーマに対して10の支援をするとするじゃないですか。これは、ずっと10の支援が必要なわけじゃないんですよね。やっていくうちに、次のBという仕事については7の支援でついて、Cという仕事については5の支援でよくて、ついには3の支援でガンガンものが前に進むようになる。
こういうメカニズムになっているんですよ。
これがいわゆる、チームやメンバーが自走していくという状態ですよね。
なので、忙しい方ほど「相手に仕事をする時間がない、だから自分でやったほうが早い、結局自分で巻き取っちゃう」それでいて、「もっと周りが自走してくれればいいのに、主体的にやってくれればいいのに」というジレンマに悩む。
この構図は、仕事を振るか巻き取るかは二択ではないという発見によって、私は景色を変えていけるんじゃないかなと思います。
実際に私もそうでした。

なので、仕事を振る文化とか巻き取る文化が、まったく希望してないけれどもつい根付いちゃうことはあると思うんですけれども、これを連携して仕事を前に進める文化として定着させていくと、本当に楽。
そしてチームは強いし、連携して成果を最大にする。
そういうサイクルが回り始めるんだと思っています。

よわしさん、よわしさんの正直な心境が分かりすぎます。
分かるだけに、変えていけるから大丈夫ですよってお伝えしたいなと思って、金曜日の放送にさせていただきました。
心から応援しています。

来週13日、いよいよビジョン・トークイベント

皆さん、今日もお知らせがあります。
アナウンスチャプターを聴いてください。
今週一週間、何かにつけてお伝えし続けていますので、もう分かってますよという方もいると思います。
いよいよ来週の火曜日です。
日本のチームの景色を変えよう ビジョン・トークイベント~NOKIOOが目指す世界観~
今回は、私たちはこんな課題意識を持って、こんなふうに考えていて、こんなふうに景色を変えていけるといいと思っているんだけど、そんなチームワーキングに関するワイガヤトークを、おなじみ沢渡あまねさんと一緒に、来週の6月13日火曜日、15時スタートのオンラインライブでお届けしたいなと思っています。
今回の放送『仕事を振るか巻き取るかは二択ではない』こういう発想も、仕事を振る文化とか巻き取る文化から、連携して仕事を前に進める文化へ、これもやっぱりこれからのチームワーキングの本当に大事なエッセンスだと思うんですよね。
なので、今日の放送に共感するなという方は、来ていただけたらうれしいなと思います。
私たちが考えるこれからのチームワーキング、そこに目を向けるに至ったストーリーだとか、これからどんな人とつながって、どんな形で「チームワーキングの景色を変える」に事業を通じて貢献したいのか、そんなことをお届けする機会です。
耳だけのラジオ参加も大歓迎ですし、いつものようにチャットも使って、みんなで盛り上がりたいと思っています。
来週の火曜日、ぜひお越しください。
チャプターにリンクを貼っておきます。

それでは、週末のお天気を心配しながらの金曜日でした。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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