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#641 相手にとって“心地良い“言葉を使えるようになるコツ

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、出産を仕事のやり方変革のチャンスと捉えたい、あなたのためのオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。


フライヤーさん8月の要約ランキングに入りました!

今日は木曜日ですので、一緒にチャンネルを運営する、あいちゃんの質問コーナーで放送をお届けしたいと思うのですが、その前に、うれしい情報が入ってきましたので、共有させていただきたいと思います。
皆さん、ビジネス書の要約配信サービス”フライヤー”さんをご存じでしょうか?
このチャンネルでもおなじみのフライヤーの久保彩さんが、2022年8月の要約書の年代別ランキングを共有してくれたのですが、なんと私の書籍『仕事は自分ひとりでやらない』が、フライヤーさんの要約書の中で、8月の30代のランキング1位に輝いたということで、ありがとうございます。とても嬉しいです。
30代だけではなくて、他の年代でもトップテンの中に入れていただくことができまして、ありがたいなと思いました。
なによりも、すごく上手に要約を書いていただいてますので、この要約を書いてくれた執筆者さんの力があってこそだと思います。
本当に見事な要約ですので、フライヤーさんを使っている方はぜひ要約のほうも見ていただきたいと思います。
このランキングに編集部さんがコメントを添えてくれているのですが、『30代にとって、責任ある仕事をたくさん任され、後輩とのコミュニケーションや育成にも目を配ることが求められる人たちの「今、切実に知りたいこと」が端的に表れているように思えます。』とコメントをいただいて、なるほどなと思った次第です。
フライヤーさんの8月要約ランキングを、放送にリンクを貼っておきますので、よかったらご覧ください。

言葉選びのコツ

では、今日の本題です。
今日は、あいちゃんからどんな質問をいただいているかといつと、タイトルは『小田木さん流の言葉の選び方のコツはありますか?』です。
【最近私には、「センスのある言葉選びができるようになりたい」というちょっとした夢があります。
Voicyマネージャーになってから、毎日のように放送を聴くようになり、小田木さんの言葉選びや伝え方って、どうしてこんなにセンスがあるんだろうと感じるようになりました。
これまですごく語彙力がある方に出会ったことがあったのですが、小田木さんの選ぶ言葉は、的確でありながら柔らかく、それでいてとてもインパクトのある言葉を選ばれていて、お話が上手な人ってこういうことなんだなと感じています。】

途中ですが、ちょっと区切りますけれども、皆さん、くれぐれも言わせていないですよ。
私が裏であいちゃんに、「あいちゃん、私のことを褒めてよ、持ち上げてよ」なんてことは一切言っていませんので、どうかご承知おきいただいて聴いていただければと思います。
続けます。

【私は結構物事をストレートに伝えてしまうタイプなので、伝えたいことが伝わっても、相手がいい気分がしなかったり、あとは意見を求められたときに、瞬時に言葉を組み立てて伝えることが苦手に感じてしまうときがあります。
私も小田木さんのようにセンスのある言葉選びができるようになりたいです。
お話し上手な小田木さん流の言葉選びや伝え方のコツみたいなものがあれば、ぜひ教えてください。】

ということです。
あいちゃん、ありがとう。
ちょっと気恥ずかしいぐらいのフィードバックをいただきまして、さらに、しゃべることにハードルが上がったと感じている私でございます。
でも、言葉選びのコツをぜひ一緒に考えたいと思いまして、今日はこのテーマを取り上げたいと思います。

皆さんはどうでしょうか?
言葉選びがうまいと感じる時って、どんな時かな。
私は、一つは、聞き手にとって心地よいとか、配慮されていると感じる時に、言葉選びがうまいなという感覚を持つと思いますし、もう一つは、伝わりやすいとか、理解しやすいというエッセンスは欠かせないと思います。
なので、聞き手にとっての心地よさをどうやって実現していくか、そして、伝わりやすさ、理解しやすさ、この観点をどうやって引き上げていくか、この掛け合わせじゃないかなと、私は考えます。

聞き手経験を生かす発想

では、聞き手にとっての心地よさはどうやって作っていくのかですが、私は実は、しゃべるほうじゃなくて、聴き方のほうにヒントがあると思います。
人の話を聞いている時の自分の感度を上げていく
これがポイントだと思います。
どういうことかというと、私たちは聞き手の体験は日常的にしているじゃないですか。でも、漫然と聴いちゃうんですよね。
でも、人の話を聞いている時の自分の感度を上げるというのは、聴きながら頭の中で考えていることや感じていることを自覚していくイメージですかね。
例えば、聴きながら、「なるほど、難しいキーワードや言葉を使い過ぎちゃうと、理解するのに時間がかかるな」と気付くとか、「長い話は途中で区切ってもらえると、すごく聴きやすいし、理解しやすいな」と感じるとか、「ロジカルに話しながらも、最後に聞き手が感じるであろうことを一言添えて、分かっていますよという姿勢を示してもらえると、すごく安心して、理解しようと思えるな」とか、こんな感じですね。ややこしいですかね。
人の話を聴きながら、聴いている自分が考えていることにさらに客観的に気付いていく。
それを”感度を上げる”という言い方をしているのですが、ここで得られる材料が、自分が今度、伝え手になった時に、「どんな工夫をしながら話そうかな」「聞き手として良かったあの体験を、自分も相手に提供してあげたいな」と、心地よい伝え方をする材料を自分の中に持っている状態で使っていける、そんなイメージですね。

とにかくしゃべってみる

もう一つの側面が、伝わりやすい、理解しやすいというところなのですが、私は、上手に伝えることを、一足飛びに目指さない方がかえってうまくいくなと思っています。
私自身もそうでしたけれども、スタート時点は、「話すことがないな」とか、「なかなか言葉が出てこないな」という状態なんですよね。
ここから、一足飛びに上手に伝えようとしてしまうと、階段の段差があまりにも大きくて、頑張ってもすごく難しいんですよね。
なので、段差の大きな階段に補助階段をつけながら登っていくのがいいんじゃないかなと思います。
どんな補助階段があるかというと、最初の一歩は、とにかくしゃべってみることですよね。
これが意見を言うとなると、さらにハードルが高くなっちゃうので、私がおすすめするのは、「私の感想ですけど、いいですか?」”感想ですが”という枕詞を置いて、何かをしゃべる。これがすごくいいと思います。

余談ですが、私はあいちゃんの「感想ですが」という意見は、すごくいろいろ発信されていると思いますし、いい感想を言うなと感じていますので、この一本目はすでに踏み出していますよね。

フィードバックが、言葉選びや伝え方を引き上げていく

感想がちゃんと言葉にできるようになったら、次は伝えたいことを組み立てて、話してみる
そして、補助階段の最後が、言葉を選んでみるというステップなのかなと思います。
とにかく、まず一本目は、ちょっとしゃべってみる。言葉に出してみる。
言葉に出してみると、必ず周りや相手がいるじゃないですか。
いろんなフィードバックがもらえるんですよね。
相手のうなずき・表情・コメント。
これはまさにフィードバックだと思いますし、なんなら直接聞いてもいいですよね。「今の私の伝え方はどうでした?」と。
このフィードバックが、言葉選びや伝え方を引き上げていく最高のエッセンスだと思いますので、フィードバックを集めながらしていただきたいなと思います。

そんなことを話してみましたけれども、私が思うのは、みんな聞き手経験って本当にたくさん持ってるんですよね。
話をする人の様子や伝え方や言葉選びに対して、本当にたくさんの蓄積、感情、感性、気付きを持っているので、持っているものを今度は自分がやってみる、持っているものを使ってみる、この接続をうまくするだけで、伝える力も言葉を選ぶ力も格段に上がっていくんじゃないかなと、私は思います。

そして、伝えるのが上手な人は、人の話を漫然と聞いていないと思うんですよね。
なぜこの人の言葉は心地よいのか、伝え上手なのか?
一方で、なぜこの人の話はなかなか理解がしにくいのか?
こういった自分の中での感度を、誰しもわりと上げて聴いているんじゃないかなと思いますので、その辺をぜひ取り入れてみることをおすすめしたいなと思いました。

ということで、ストックを増やすこと、そして使ってみること、この二点ですね。
あいちゃん、いつも放送テーマをありがとうございます。
そして、お聴きくださる皆さんも、ありがとうございます。

先週の1番放送は、失敗消化法

木曜日の恒例になっている、先週の一番放送とコメントの振り返りをお伝えをしたいと思います。
まず、先週の一番放送は、木曜日に配信をした、『#635 仕事の失敗を引きずらず、上手く消化する方法』でした。
あいちゃんの企画ですね。あいちゃん、ありがとうございます。
この放送がよかったよと、”いいね”ボタンでリアクションをしてくださった皆さんも、本当にありがとうございます。
仕事の失敗をつい引きずっちゃうけれども、引きずらずうまく消化する方法について、一回失敗を自分の外に出そう。こんなコンセプトでお伝えした放送です。
私もそうですが、間違えるんですよね、失敗するんですよね、日々。
これをうまく消化しながら前に進みたいよね。
そんなニーズを多くの方が持ってくれてるんだなと改めて感じました。

先週もいろんなコメントをいただいています。
#634 ”ひらめき”なんてない~フツーの私のアイディア創出法~』こちらの放送にいただいたコメントです。
よわしさん、ありがとうございます。
【地に足がついた、大切なことを教えていただきました。
ありがとうございます!】
私は、地に足がついたどころか、地面の上を徘徊しながら仕事をしていますので、そういったコメントをいただいて嬉しいなと思います。
よわしさん、ありがとうございます。

この放送に、くにねえさんもコメントをくださいました。
【小田木さん、ありがとうございます。同感です!!
ひらめきは本当におりてきません。
どれも大切な要素で、新しい発想は蓄積をベースにうまれるなと感じました。
特にイシューは、常日頃ぼーっと考えると置いてきてしまうので、改めて大切に考えます。】
本当にひらめきなんてこないよね。ここに同感をいただき、私もだよねだよねという気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

そして、先週配信させていただいた『#636 メンバーのプロモーションもリーダーの大事なお仕事』には、なんと質問者のゆきさんからコメントをいただきました。
【小田木さん、早速取り上げてくださりありがとうございます!
そして、小田木さんの温かいお人柄があふれるアドバイスをいただけて、とても嬉しいです。】
私もそんな言葉をいただいて、本当に光栄です。恐縮です。
【私しか上に伝えられる人はいないんだと、ハッと目が覚めました。
メンバーがもっともっと輝けるようにプロモーション活動を頑張りたいと思います!
希望と可能性しかないよと言っていただき、これからもマネージャーとして頑張っていくぞという気持ちに改めてなりました。
ありがとうございました!】
ゆきさん、本当にいいリーダーだなと感じますし、心からこれからも応援しています。ありがとうございます。

他にも、うささん、まいかさん、はるちゃんさん、コメントを本当にありがとうございます。
先週の一番放送&コメント紹介のコーナーでした。
今週の放送も、どんな放送が良かったかな、刺さったと言ってもらえるかなと、私も大変気になるところですので、この放送は良かったと思うものに、”いいね”ボタンを押していただけると、来週のランキングが変動しますし、私もそれを参考にいろいろ放送の企画をさせていただいています。
良かったら、放送への”いいね”ボタン、そしてコメントをお待ちしております。

最後までお聴きいただき、ありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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