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#72 年末前に知っておきたい成長実感を正しく発見して自覚するコツ

気が付けば今日は25日で11月が終わろうとしておりますが、今月11月は私たちNOKIOOという会社の期末にあたりまして、11月決算なんですけれども、一年の区切りであり、一年を振り返るタイミングなんですね。
事業計画の進捗を棚卸して、チームの成果・活動・出来事や発展を言葉にしていく。合わせて自分の振り返りもしていきますよね。
事業や組織に貢献できたかとか、自分自身の変化や成長はどんなものがあったか、次につながる課題は何かみたいな。もちろんチームのメンバーの振り返りも一緒にやっていきます。

その中ですごく嬉しいことがあったんで、共有させていただきたいなと思うんですけれども。
何かというと、メンバーのAちゃんと一緒に話をした時に、これ面談とかオフィシャルな場ではないのですが。Aちゃんは中途入社で二年目で事業のディレクションをやっている役割なんですが、その中でこんなふうに言ってました。
去年大変だったことが今年大変じゃなくなったって言うんですよね。
転職して一年目、両立生活もしながらっていう中で、とにかく一年目は本当に大変だったって。慣れない仕事だとか、求められる期待の大きさ、組織によってスピードも変わってきますので、そのスピードの速さについていくのも大変だった。
去年だったら自分にとって重く感じていた仕事が、それほど重みを感じなくなった。例えば、一時間かけていた仕事が一時間かからなくなった。かつ自分なりにアウトプットの質が上がってるな、去年よりうまくできてるなって、そういう実感が持てるようになったって言うんですね。
もう一つが、上手に切り替えができるようになったっていうのも言ってました。最初の一年は、休みの日もつい仕事のことを考えちゃう時間が多かったって言うんですよね。あれちゃんと出来てたかな、忘れてないかな、大丈夫かなみたいな。そんな感じでつい不安になって色々考えたことが、考えずに上手に切り替えができるようになったっていうんですよね。今は仕事のことを考える時間、今は考えない時間、こういう切り替えが上手にできるようになったということも言ってましたね。

Aちゃんからそんな話を聞いて、わたしめちゃくちゃ嬉しかったんですよね。すごいめっちゃ成長したねって言って一緒に喜び合ったんですけども。ここから今日のテーマとしては、『成長実感』っていうものと、あとその成長実感をきちんと正しく持つための振り返りっていうことを一緒に考えたいなと思っています。

成長実感を正しく発見して自覚するコツ

ちなみに皆さんは成長実感が持てていますか?
まずどこから考えるかっていうと、成長ってなんだろう?まずここですよね。
私は成長っていうのは、一定期間の変化の差分のことを成長っていうんだなって思ってます。かつ、自分のビフォーとアフターの差分、過去の自分と比べての差分ですよね。一定期間の変化の差分であり、かつ自分のビフォーアフターの変化度合いっていうのが成長ですね。
成長実感っていうのは、それを自覚している状態ですので、自分で認識して言葉にできるっていうのが成長実感かなと思います。

こうやって考えると、冒頭にお伝えしたAちゃんの事例というのは、まさに成長実感ですよね。
入社から二年経過したこの期間の差分、かつ、自分のビフォーアフターの変化度合っていうのを、以前は大変だったことが大変と感じなくできるようになったっていう言葉で変化を認識して、かつ、言葉で言い表せたっていう感じ。
ちなみにこの感じ方って、いろんな時に当てはまりますよね。例えば、私たちの身近なところでいくと、一人目の育児と二人目の育児の差分。一人目の時は慣れなくてめちゃくちゃしんどかったのが、二人目の時はそれほどしんどく感じずにできるようになっているとか。あと、育休からの復職時。わたしも一人目の復職時っていうのは、半年くらいはめちゃくちゃ大変だなって思ってたんですけども、一定期間経過しながらその変化に対応できると、難なくこなせるようになっている。
こういう変化の差分って、私たちの今は普通になっている目の前のいろんな生活、出来事、仕事の中に隠れているんじゃないかなって思うので、これをきちんと自分で発見して自覚して言葉にできていくっていうことって、成長実感を持つっていう上ですごく大事じゃないかなって思います。

成果と貢献と変化をごちゃまぜにしないことがポイント

もう一つ、振り返る際のポイントがあって、それは何かっていうと成果と貢献と変化をごちゃ混ぜにしないっていう、これかなと思います。すいません、何言ってるか分かりにくかったですかね。
まず一つ目、成果っていうのは、期待役割だとか目標に対して実際に上がってくる成果ですよね。言い換えると、できたこととか、達成できたこと、実現されたことが成果かなと思います。
次に貢献っていうのは、どれぐらい周りの役に立てたか。こういう観点ですよね。チームのためにこういうことができた、過程の中でこういった役割を果たせた、これが貢献。
最後が変化。これがさっき言った一定期間の差分だし、自分のビフォーアフターの変化度合い、これはすなわち成長ですよね。
これがごちゃ混ぜになるとどういうことかというと、例えば、目に見える成果がない場合に、すなわち成長もできてない、変化もしてないっていう自己認識をしちゃうことになるんじゃないかなと思います。
なので、振り返る場合は、成果は成果としてきちんと振り返る。貢献は貢献として認識する。その上で変化は変化として、きちんと自覚するっていうことが結構大事なんじゃないかなと思います。
こうした振り返りを自分なりに適切なタイミングでしていくことによって成長実感を、次にまた行動していく、活動していたためのエネルギーにすることができるんじゃないかなと思いますし、次にどういう方向に進むのかっていう自分の方向付けも出来ていくのって、やっぱり振り返りがきちんと出来ているところからじゃないかなと思います。

ということで、今日は成長実感っていうテーマでお話をしました。
一定期間の変化の差分、自分のビフォーアフターが成長であって、それを言葉にして自覚することの大事さ。そして、振り返る際には、成果、貢献、変化をごちゃ混ぜにしないで、それぞれきちんと振り返るっていうポイントの二点ですかね。
きっかけは私達の会社がちょうど期末ですんでっていうところなんですが、皆様も年末に向けて、自分なりの振り返りだとか、そういうタイミングがあるんじゃないかなと思いますので、少し何かのお役に立てばいいなと思いました。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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