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#485 もやもやマネジメントがチームの仕事を左右する

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、一生もののスキルが使えるレベルで身につく、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

#チームで仕事を前に進めるには

今日は木曜日ですので、一緒にチャンネルを運営しているリナちゃんが、企画テーマを出してくれました。
「小田木さん、またVoicyのハッシュタグ企画にのっかってみましょう。」
「どんなハッシュタグ?」
「” #チームで仕事を前に進めるには ”です。」
そうきたかということで、今日は、『チームで仕事を前に進めるには』、こんなテーマで話をしてみようと思うのですけど、これはめちゃくちゃ広いですよね。
『チームで仕事を前に進める』とにかくいろんな観点があると思うんですよね。例えば、ビジョンや目的設計の話だったり、コミュニケーションの観点なのか、それともマネージメントなのか、ヘルプシーキングで仕事のやり方とか関係性の話なのか、とにかくお題が広いなと思ったのですけれども、今回私は、”もやもや”に着目したいなと思います。
『チームで仕事を前に進める』これを考えた時に、もやもやをいかに抱えないか、そして抱えさせないか、これがめちゃくちゃ大事じゃないかなと思っています。

この”もやもや”ですけれども、どんなイメージを持ちますか?
例えば、「この会議って、何のためにやるんでしたっけ?」、「この仕事って、そもそも誰のためだったっけ?」、「なんで今、このやり方をしてるんだろう?今のやり方のままで成果を出せるのかな?」、「今、これに時間をかけているのは、何でだったっけ?」、「私のこの仕事の中での役割って何?本当にこれで良かった?ところで、あの人は何をしてるんだろう?」こんな感じですよね。
いわゆる”チーム軸でのもやもや”が、今回フォーカスしたい”もやもや”になります。

ちなみに、チーム軸じゃないもやもやとしては、例えば、「私の強みって何だろう?」とか、「この先のキャリアをどうしよう?」とか、こういった個人軸でのもやもやは、一旦今回は対象外にさせていただきます。
これはまた別の話になるかなと思いますので。

もやもやマネジメントがチームの仕事を左右する

今回は、『チームで仕事を前に進める』というところにおいては、チーム軸で私たちがチームの仕事に向き合う、進める中で抱えるもやもやですよね。
このもやもやをいかに抱えないか、抱えさせないか。
ちょっとかっこよく言うと、”もやもやマネジメント”と呼べるんじゃないかなと思います。
ここをうまくマネジメントしていくことが、私は仕事のスピードとか質に関わってくると思いますし、私たちが一人じゃなくてチームで仕事をすることに対しての満足感にもつながってくるのかなと思います。

これって、いわゆる仕事のパフォーマンス左右するキーファクターそのものですよね。
想像していただければ分かると思うのですけど、さっきの「この会議、何のため?」とか、「この仕事のやり方は、なんでこのやり方?」って思っているもやもやを、たくさん抱えている時と、そういうのを抱えていない時で、仕事に取り組む意欲も変わりますし、仕事をしてる充足感も変わるし、一生懸命工夫して、もっと良くしていこうというモチベーションも全然違うじゃないですか。
なので、翻ってパフォーマンスに直結するのが、もやもやではないかなと思います。

誰かにもやもやを解決してもらうのを待たない

もやもやをいかに抱えないか、抱えさせないかという観点で、『チームで仕事を前に進める』を考えてみたいなと思うのですけど、ここまでの話を聴いていただいて、いかがでしょうか?
皆さんは、いろんなもやもやを持ってますか?
比較的少ないですか?
スタートとして大事なのは、もやもやを誰かに解決してもらうのを待たない方が断然いいなと私は思います。
つまり、自分からもやもやを解消すべく、積極的にチームやチームの中での仕事に関わっていく
こういうスタンスが、翻ってもやもやを最少にしていくんじゃないかなと思います。

ちなみに、もやもやって、別に悪とかではなくて、ゼロにはできないと思うんですよね。
必ず一旦は生まれてくる、抱えるものなんだと思います。
なぜなら、人と自分は違うので。
あと、自分が見ている景色と、相手が見ている景色は違うので。
同じものを見ても、感じることって違うじゃないですか。
同じものを見ても、連想する事も違うし、そもそも状況も違うし、役割によって知っている事も違うし、立場が違えば、何に関心を持つかも全然変わってくるから、もやもやが一切生まれない仕事やチームというのは、ないと思います。

もやもや解消は大事な仕事の一部

ただ、抱えたもやもやを放置して、「まあまあまあまあ」と言いながら、自分も仕事に関わっちゃうのか、チームも仕事を進めてしまうのか、それとももやもやを積極的に解消し合って、そこからお互いの理解を深めたり、仕事に対しての曖昧な点をクリアにしながら、本質的に大事なことに時間や力を投じられるようになるのか?
この違いが、そこに出てくるんじゃないかなと思います。

いろんな人が集まって仕事をするのが、チームでの仕事じゃないですか。
なので、もやもやを放置せずに解消し合うというのは、私はもはや、仕事の一環なんじゃないかなと思います。
それができてはじめて本来取り組むべき問題に対して、シャープな解決をみんなで図っていけるし、関わるメンバーが持てる力を100%発揮して、仕事を自分事だと思いながら、夢中になって工夫ができる状態が生まれてくるのかなと思います。
なので、一つのポイントは、もやもやに自分から積極的にかかわっていこう。
もやもやを誰かに解決してもらうのを待たずに、自分から解決しに動いていこうというのが、一つ大事かな。

もやもやを言葉にして自覚する

じゃあ、どうすれば?というところですが、何にもやもやしているのか、これをちゃんと言葉にして、自分でも自覚するというのが大事ですよね。
会議の進め方や、会議の目的のあり方に、もやもやしているのか?
この仕事が、誰のための仕事なのか見えなくて、もやもやしているのか?
それとも、今のやり方では、適切に成果が出ないと考えていて、このやり方のまま進めることに、もやもやしているのか?
もしくは、自分がアサインされている仕事の、アサインの理由が見えなくて、もやもやしてるのか?
挙げたらきりがないですけれども、これを言葉にすることで共有していけるし、共有することで、相手は「あ、なるほど。そこがクリアになってなかったんだね。」もしくは、「確かにこれはチーム全体で曖昧だから、クリアにしていかなきゃいけないよね。」みたいな感じで、すり合わせがしていけるのかなと思います。

この時に、自分のもやもやは、「仲間や上司が解決すべきだ」とか、「上司は自分のもやもやに気付くべきだ、察するべきだ」もしくは、「もやもやに対しての答えが既に決まっているべきだ」と思っちゃうと、すごくしんどくなっちゃうので、そういう気持ちは一旦手放した方がいいんじゃないかなと思います。

一方で、仲間にもやもやを抱えさせない、こういう行動も必要ですよね。
これは別に、チームリーダーだったり、管理職だったら、そうしなければいけないというレベルではなくて、例えば、自分が主催する会議とか、自分が仕事のレクチャーをしたり、引き継ぎをする立場、自分が主導的に仲間を巻き込む立場であれば、必ずついてくるテーマかなと思います。
そんな時は、今度は自分が相手の立場に立って、どんなもやもやや、心配や、懸念や、不安点を抱えるか、これを予測して、カバーやフォローをしていくことができるといいんじゃないかなと思います。

ということで、今日は『チームで仕事を前に進めるには』を、もやもやをいかに抱えないか、抱えさせないかという観点で喋ってみました。
勝手に名前を付けると、”もやもやマネジメント”って感じですかね。
でも、これは本当に侮ることなかれ、仕事のパフォーマンスを圧倒的に左右すると思いますし、そもそも仕事をやってて楽しいという感覚も、もやもやを自分がいかに主体的に関わって少なくしていけるかというところに、結構直結するんじゃないかなと思いますので、もやもやを放置しない。
このスタンスでいきたいなと思います。
ありがとうございます。

もやもやの耐性力を磨く場、育休スクラ

またアナウンスチャプターを追加させていただきました。
今日は、「もやもやをマネジメントしていこう」というテーマでしたけれども、『もやもやマネージメント力』もやもやを言語化する、相手と対話して、すり合わせていく、合意形成していく、平たく言うと、もやもやに強くなる、もやもや耐性をあげるって、私はまさにビジネススキルじゃないかなって思うんですよね。
特に、人と人と関わって、チームの中で仕事を前に進めたり、チーム仕事のパフォーマンスを最大化する上で欠かせないビジネススキル。
そんなふうに思っています。
「なるほど、そういうのっていいよね。磨きたいよね。」と思う方に、一つご案内させてください。
私たちが運営するオンラインスクール育休スクラは、まさにもやもやの耐性力を磨く場の一つじゃないかなと思っています。
そういう観点で、「面白そうじゃない?」と思っていただける方、私たちは5月のスクールの開校にあわせて、今回5月開校期の参加者を募集するための広報キャンペーン中ですので、育休スクラのコンセプトとか、カリキュラムとか、どんな体験が参加するとできるのか、こういったことを紹介させていただくオンライン説明会を開催しております。
今月はあと3月29日火曜日13時から14時半、この時間にも開催をいたしますので、もし興味のある方がいたら、まずは選択肢を持っていただく、そんな気持で遊びに来ていただければ嬉しいです。
放送にリンクを貼っておきます。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
*育休スクラ公式HP|https://schoola.jp/
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