#395 編集者に学ぶ話をわかりやすくするポイント
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、自分と向き合うから結構大変だけど、やってよかったオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今日もおっきいが考えてくれたタイトルコールでスタートさせていただきます。
おっきい、ありがとうございます。
NOKIOOでは一緒に働くメンバーを大募集中
11月30日ということで、11月も終わりになりますね。
年内はあと一ヶ月というところなのですけれども、11月末は私が所属する株式会社NOKIOOの期末にあたりまして、11月末で一年間やってきた事業計画を締め、評価をし、振り返りをし、12月から新しい事業期のスタートに際して、新しい期、方向性、そして目標、チームのメンバーの役割、どんなことを積み重ねながらどこに向かうのか、こういった事業計画に基づく新しいスタートを切るという感慨深い大事なタイミングになります。
そしてさらに、先週はオンライン会社説明会(ランチタイムの会)を開催させていただきまして、参加してくださった方、本当にありがとうございます。
「Voicyを聴いて、小田木さんがどんな仕事をしているのか気になってきました」と言ってくれた方もいて、めちゃくちゃ嬉しかったです。ありがとうございます。
40分間というすごく短い時間だったのですけれども、来てくれた方にとっていろんな知りたい情報が知れた機会になったら良かったなと思っています。本当にありがとうございました。
そして明日、12月1日水曜日も第2回目ランチタイム会社説明会を開催させていただきますし、またすごくいろんなリアクションをいただいたので、嬉しくなっちゃって、次は12月13日の月曜日にも反響にお応えして、もう一回開催しちゃおうかなということで、日程を追加させていただきました。
「じゃあ、ちょっと行っちゃおうかな?」という方、番組にリンクを貼っておきますので、ぜひ来ていただけると嬉しいです。
ここまでは、私たちは新しい期を迎えました。そして一緒に事業を作ってくれる仲間を募集していますという話でした。
分かりやすい本を書きたい
今日のテーマは何かというと、昨日、本をもう一回書いちゃいますということで、このVoicyで告知をさせていただきました。
(#394 「自分1人で仕事はやらない(仮) 」本を書きます!)
『仕事は一人でやらない(仮)』こんな書籍を来年の4月を目途に出せるように書き始めましたよというドキドキの発表をさせていただきました。
今日は、そんな書籍を書く段階で、私が今テーマにしている「分かりやすさ」、これをちょっと取り上げてみたいなと思っています。
分かりやすさって何?
どういう経緯かというと、本を書いておりますが、今回は担当編集の方が付いてくれている。前回は一人でもくもくと書いていたのですが、担当編集者通称しかちゃんが付いてくれておりまして、しかちゃんが丁寧な突っ込みをしてくれるんですよ。
今回の『仕事は一人でやらない(仮)』という書籍は、「ヘルプシーキング、上手に助けを求める」このテーマを取り上げた本でして、元々この企画がスタートした根底には、「仕事を一人で抱え込まない」このメッセージだとか、具体的なやり方を求める人ってきっとたくさんいるよね。だから多くの人に手に取ってほしいじゃん。ということは、誰もが手に取れるような優しさ、分かりやすさというのが、今回はめちゃくちゃ大事になるよね。
こういったしかちゃんの信念に、私も「そうだそうだ、そうだよね」と共感して、分かりやすい本を書く、これが結構大事なテーマになっています。
しかちゃん曰く、知名度のない著者さんの書く本というのは、本屋に並んで手に取ってもらえた時に、読みやすいかどうか、これによって買う買わないの購買行動が決定的に変わってくるので、多くの人に情報を届けたいと思うと、今回は分かりやすさというのがすごく大事になるから、とにかく分かりやすく書いてください。
こんな感じで言われております。
話を分かりやすくするポイント
今は三章目まで原稿が進んでいるのですけれども、しかちゃんから「ちょっとかたくないですか?もうちょっと分かりやすくなりませんか?」こんな突っ込みを激しくいただきながら、「かたいかな、どうしよう、私、かたい人間なのかも、頭カッチカチ」こういった葛藤をしながら書いております。
しかちゃんが定義してくれた、分かりやすさの分解というのは、まず一つは、論理展開が分かりやすいか。
そしてもう一つが、言葉選びが分かりやすいか。
「この二つですよ、分かりやすさは。小田木さん、論理展開は分かりやすいです。論理展開はいい。でも言葉選びがかたいんですよね。これをなんとかしましょう。」そんなフィードバックを激しく受けている今日この頃です。
言葉選びが分かりにくいとは、どういうことかというと、私は漢字をめちゃくちゃ使っちゃうんですよね。なんででしょう。
世界観という言葉を使うと、「それメリットでよくないですか?」
観点という漢字を使うと、「それポイントでよくないですか?」
こんな突っ込みを激しく受ける日々です。
やっぱり分かりにくいですかね。言葉がかたいですかね。
ただですね、自覚はあるんですよ。
私は結構、具体か抽象かでいうと、割と抽象的なことに言葉や表現を偏らせてしまうなという自覚もありますし、長女ちゃんが携帯小説が好きなのですけれども、そういった優しい文章が書けるというよりは、「新聞ですか?それ」みたいな(新聞が大好きなのですけれども)漢字がバリバリの言葉、表現を使ってしまう。
この機会なので、分かりやすく伝えられる人、ここに磨きをかけたいというか、そういった進化、脱皮を図りたいなと思っております。
しかちゃんが示してくれた「分かりやすさの分解」は、すごく良い道しるべになりますよね。
分かりやすさというのは、論理展開が分かりやすいか?
もう一方が、言葉選びが分かりやすいか?
この両方が分かりやすいと、分かりやすい文章だったり、分かりやすい話になりますよ。
これがすごく分かりやすかったので、私も頭に置いて日々活用したいなと思っています。
話は言ったかどうかではなく、伝わったかどうか
この二つを柱にしながら、他にどんな分かりやすさのキーがあるかな?と自分なりにも考えてみたのですけれども、私はいろんなところで話をさせていただく機会が多かったり、いろんなカリキュラムを作らせていただくことを仕事にする中で思うのは、具体と抽象のバランス、これがすごく大事だなと思っています。
抽象的な話ばかりしてても、具体的なイメージが湧かないと、自分に引き寄せられない。
一方で、具体的、目先的な話ばかりだと、今度は引いて考えて体系化するということが難しくなるので、応用が利かない。
なので、自分に引き寄せられる具体性と、一方で、いろんなことに応用可能な抽象化、概念化、体系化、こういったものが両方大事だなと思っています。
あとは、受け手、相手の関心、何に関心があるのかとか、どの程度知っているのか、知識、そしてそれに対してどういった感情を持っているのか?例えば、どんな問題を抱えているのかとか、何が知りたいのかとか、それをポジティブに聴いているのか、それともネガティブに聴いているのか?
こういった関心、知識、感情に合っているかという観点も、分かりやすさをチューニングしていく上では欠かせないでしょうし、書籍というと、とにかくまず発信するになりますけれども、日常のコミュニケーションにおいては、「双方向性」みたいなものも、分かりやすく伝えていくというところでは大事なのかなと思っています。
一方的に話しても伝わらないっていうことですよね。
ということで、今日は「分かりやすさについて考える」という放送させていただきました。
仕事の説明や報告一つとっても同じですよね。
仲間に伝えるとか、顧客に説明するとか、上司に報告する、こういった仕事の所作一つ一つをとっても、話というのは伝わらないと意味がないなと痛切に感じました。
言ったかどうかではなくて伝わったかどうか、ここをゴールにしながらコミュニケーションを取っていきたいなと改めて思う今日でした。
ということで以上になります。
お聴きいただきありがとうございます。
それでは、今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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