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#623 「絵文字許容6割」をどう考えるか?

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、出産を仕事のやり方を変革するチャンスにするオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日は木曜日でして、毎週木曜日は一緒にこのチャンネルを運営している、あいちゃんの質問コーナーで放送をお届けしたいと思います。
新卒入社1年目のあいちゃんですね。
今日はこちらです。

【今回の質問は、私のちょっとした素朴な疑問です。
先日、朝の某番組を見ていた際に、”部下が上司にチャットやメールでビックリマークや絵文字を使うのは、上司目線で許せるかどうか?”というような質問コーナーをやっていました。
100人にアンケートしたところ、6割は許せる、4割は許せないということでした。
個人的には、ビックリマークも絵文字もかなり使っているので驚きました。
小田木さんは、この問題をどう感じますか?
もし小田木さんが部下に対して「これはNGだ」と感じるものがあれば、教えていただきたいです。】

というお題です。
あいちゃん、ありがとうございます。


絵文字は許せる?許せない?

絵文字許容問題ですね。皆さんは、どう考えますか?
あいちゃんが見たアンケートによると、部下が絵文字を使ってくることに対して、絵文字許容派は6割、NGだと考えるのが4割ということですよね。6:4。

ちなみに、私たちのチームはどうしているかというと、あいちゃんもガンガン使っていると書いてる通り、チーム全体は絵文字バンバン派です。
業務のコミュニケーションツールとしては、MicrosoftのTeamsを使ってますが、特にチャットのコミュニケーションには、絵文字がバンバン入りますし、立場に関わらず、リアクションやレスポンスも絵文字で反応することが、日常的になっています。
私は絵文字が好きですね。
表現の幅が広がるし、相手の様子を文字だけよりも思い浮かべやすいので、絵文字は大歓迎です。

コミュニケーションは相手次第、環境次第

このテーマは、結局どっちがいいのかとか、どうあるべきかみたいなことを考えても、あんまり意味がないですよね。
絵文字許容派が6割、6:4ということは、結局、世の中にはOKな人もいるし、それがNGだと考える人もいる。
こういう捉え方が大事なのかなと個人的には思います。
「だって過半数は許容派なので」といって使ったら、自分の上司や相手はNGだったというと、元も子もないじゃないですか。
どうあるべきか、どっちであるべきかというよりも、コミュニケーションはどこまでいっても相手次第・環境次第なんだなということを教えてくれるアンケート結果なんじゃないかなと思います。
例えば、転職してきた人が、絵文字だけじゃなくて、いろんな仕事のやり方やコミュニケーションスタイルを、「前の職場はこうだった」と言って、前のやり方を押し付けたり、自分の今のやり方を絶対に変えない方がいらっしゃったらどう思いますか?
仕事を進めにくいなと感じますし、チーム全体のパフォーマンスが落ちちゃいますよね。

相手や環境の中でのコミュニケーションスタイルをつかんでいこう

なので、この問題は固定的に考えるよりも、相手や環境の中でのコミュニケーションスタイルをつかんでいくとか、その場に適した効果的なやり方を一緒に構築していくのが、ベースになるんじゃないかなと思います。
例えば、結婚してパートナーと生活をし出すとか、新しい友人ができるシーンも同じですよね。
お互いに尊重し合いながら、「この人はこういうスタイルなんだな」とか、一緒になって、「こういうときはこうしていきましょう」ということが、だんだん固まっていく、出来上がっていって、それが二人にとって心地の良いものになっていく。そういうプロセスじゃないですか。
仕事に関しては、新しい環境に自分が入っていく立場になると、そこまで積み上げられてきたやり方やお作法があると思いますので、いったんそれをよく理解する。分からないときは聞く。こういうことができるといいなと思っています。

コミュニケーション履歴を残していく

ちなみに、あいちゃんが質問の中で、「小田木さんのこれはオッケー、これはNGってありますか?」と聞いてくれていますので、そこも考えると、私自身はぶっちゃけ絵文字はどっちでもいいんですよ。
お互いにオープンな表現と、フルリモートワークですので、そこにちょっとした余白や遊びがあるとまた楽しい部分もあると思うので、絵文字はどっちでもいいです。
ただ、チームで運用していくグループウェアについては、仕事のやりやすさ、お互いの効率性を追求した運用のルールやお作法が共有されると、すごく使いやすいなと思っています。
私が大事にしたいなと思っているのは、とにかくチームで仕事をする中でのコミュニケーション履歴はきちんと残していく
「あのやりとりはどこでしたっけ?」とか、「あの件についてどこかに書いたんだけどな」これを探したり、見えないことによって二度手間が生じる。さらに、新しくチームに加わった人が、これまでの履歴が一切見えない。
こういったことは、みんなが限られた時間の中で仕事を最大限に頑張りたいという足を引っ張る出来事になるので、コミュニケーション履歴をちゃんと残していく。
これをみんなで徹底したいなと思っています。
情報は探しやすく整理整頓して、とにかくオープンに管理することとか、会議は事前に目的やアジェンダをきちんと共有して、時間内で何の目的でどこまで到達したい会議かみんなが分かるとか、参加者もどんな期待で呼ばれているか納得しながら参加できる、あと、お互いのスケジュールがオープンに見えて、それぞれが何にどのぐらい時間を使っているか、開示し合えるとか、チームの仕事のやり方がオープンになって、かつ効果的、効率的に仕事を進めるためのお作法が明確に確立されている
もちろん必要があればアップデートしていきますけれども、そういったものがみんなで共有できて徹底されている状態はすごく大事にしたいなと思ってます。

効果的なものをみんなで決めながら作りあげていこう

以前、このVoicyで「チームで仕事のやり方の十カ条を決めましたよ」という話をしましたが、それは業務プロセスのルールというよりも、どちらかというと、心持ち・関わり方みたいな感じの十カ条だったのですが、そういった何が共通か、何を共有したいかということは、明文化しながら残していきたいなと思います。
そういう意味で、今言った、Teams効果的運用ルールというのは、まだ明文化まではされてないんですね。
みんなの共通認識にはなっているけれども、明文化はされてなくて、そういう意味で、あいちゃんのように新しくチームに入ってくるメンバーにとっては、だんだんに吸収していく感じに今はなっているので、これをぜひ明文化したいなと思っています。

ということで、今日はあいちゃんの質問から絵文字許容6割を考えてみるという放送にしまして、結局のところ、絵文字はどっちでもいい。
ただ、固定的に考えるよりも、相手や環境の中でのコミュニケーションスタイルをつかんでいこうとか、あと、効果的なものをみんなで決めながら作りあげていこうという話になったなと思いました。

あいちゃん、いかがでしょうか?
お聴きいただきありがとうございます。

先週の一番放送

今日は、おまけ放送があります。
毎週木曜日に配信しているのは、先週の一番放送というコーナーですね。
先週、両立サプリの中で一番聴いていただけた放送は何か?
先週は、『#617 「いいよいいよ」ですぐ仕事を引き受けてしまう問題』こちらでございました。
なんとこれも木曜放送で、あいちゃんの企画した放送でした。
あいちゃんと、この質問を寄せてくれたあいちゃんのお友達、ありがとうございます。
つい仕事を引き受けて、逆に自分がつらくなってしまうというお悩みだったのですが、引き受ける時には、「いける、いける」と思っちゃう。これってありますよね。
私もあるある。
なので、つい引き受けてしまうメカニズムを分解しながら、「いける、いける」じゃなくて、いけるかどうかの判断の精度を上げようという観点と、人って「断れないな」とか「断りにくいな」と感じるシーンが多々あるのですが、でも、NOで作る信頼関係がある
こんな観点で放送させていただいた回でした。
こちらの放送のリンクを貼っておきますので、よかったらお聴きください。

コメント感謝

そして、先週もコメントをいただきまして、皆さん、ありがとうございます。
コメントが本当に嬉しいです。
いくつか紹介させていただきますと、『#614 「自立とは依存先を増やすこと」人に頼るということを捉え直す』の放送にいただいたkanaさんのコメントです。
【自分ができてると思っていることもいろんな人や環境のおかげである、と考えると感謝の気持ちがあふれそうです。
また「できない」と感じたときも、ひたすら一人で頑張るのではなく、「社会や人との寄り添いポイントを増やす」、という手段も考えられ、前に進めそうな気もしました。ありがとうございます。】
kanaさん、ありがとうございます。

そして、先週は、『#616 ”未消化の経験”をいくつも抱え、その熟成を味わう』という放送を、外資系人事の”いたるさん”のnoteを取り上げて紹介させていただきましたが、なんといたるさんからもコメントをいただきました。
いたるさん、ありがとうございます。
【未消化の経験の熟成…
そうだったのかー、って自分でも発見がありました。
もったいないくらいのコメント、感謝です!ご紹介ありがとうございました。】
いたるさん、私のほうこそありがとうございます。

全部をご紹介しきれなくて恐縮ですけれども、コメントをいただいた皆さん、本当にありがとうございます。
放送のコメントに勇気や元気をもらっていますので、何かつぶやきやご質問のある方、ぜひコメントも書いていただけると嬉しいです。

今日のおまけ放送まで聴いていただきありがとうございます。
それでは皆さん、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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