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#550 企画業務だけがイケてるわけじゃない〜オペレーションが持つ可能性〜

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、時間で成果を出す仕事のやり方にさよならするためのオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日から6月がスタートしております。
気温もじわじわ暑くなってきて、夏が来るなって感じですよね。

今日は、両立サプリのチャンネルの質問ボックスにいただいたご質問を取り上げたいと思います。
チャンネルプロフィール欄からリンクされている質問ボックスですけれども、めちゃくちゃ嬉しいことに、「放送の助けになるのなら」と、いろんな方に質問を寄せていただきまして、今、質問ボックスがプチ渋滞をおこしております。
こうやって一緒に放送を作ってもらっていると思うと、めちゃくちゃ嬉しいですので、まずいただいている方のご質問を丁寧に取り上げたいと思いますし、「こんなことを放送のテーマにしたいな、聞きたいな」というものがあれば、ぜひ質問ボックスをお使いいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

次にどんな経験を積もうか迷っている

今日は、おみちさんからいただいた質問を取り上げさせていただきたいと思います。
【小田木さん、こんにちは。
いつも学びの多い配信をありがとうございます。
初めて質問させていただきます。
私は20代女性なのですが、今後のキャリアを考えた時に、経験する仕事の難易度って、意識した方が良いのかなと悩んでいます。
というのも、私は今採用人事の仕事をしており、仕事は基本的に面接などの選考対応や候補者とのメッセージのやり取りです。
業務量的には忙しいですが、考えるというよりも、ひたすらタスクをこなす仕事に近いと思います。
社会人になって、いろいろな仕事に取り組む中で、自分は企画や戦略を練るような、いわゆるじっくりと頭を使う仕事よりも、マルチタスクが得意で、ある程度定型的な作業的な仕事をテキパキこなす方が得意だと感じています。
また、大人数を巻き込みながら推進するよりも、一人で黙々と仕事をする方が好きです。
今後も自分の得意を伸ばしていきたい、苦手なことでストレスを感じるぐらいなら、単純でも楽しいと感じる仕事がしたいという気持ちがあるのですが、これは自分の可能性を狭めていることになるのでしょうか?
20代後半に差し掛かり、もっとキャリアの選択肢を広げるためには、一般的に市場価値の高い企画や戦略立案、マネージャー経験などの業務に関わっていくべきなのか、悩んでいます。
でも、あまり自信がないのが本音です。
小田木さんのご意見を伺えたら嬉しいです。よろしくお願いします。】
という質問でした。
おみちさん、まずはこのチャンネルを聴いていただいているのがすごくうれしいですし、質問もありがとうございます。
ぜひ一緒に考えたいなと思いました。

もう一回、質問をまとめさせていただくと、こんなところかなと。
今後のキャリアを考え、仕事の難易度をあげたいと思っている。
今は採用のオペレーション業務をやっている。
企画や戦略を練る仕事をしたほうがいいのか、迷っている。
でも、自信がないとも感じる。
こんな感じですね。

まず、キャリアを中長期でとらえて、次にどんな経験をすべきか考える姿勢が、めちゃくちゃ素敵だと思います。
ふと思ったのは、20代の頃の私は、こんなに考えることができていたかな?そんな気持ちさえもよぎってしまいました。

今の仕事をどう見てどう評価するか

おみちさんのこのテーマは、どんなところが考えるポイントになりそうかなというのを、私なりに整理させていただきました。
まず考えるポイント、その一ですね。
今の仕事をどう見てどう評価するか
ここがまず考えるポイントの一つになるかなと思います。
私は思うのですけれども、仕事って、いろんな役割でできてるじゃないですか。
私自身が好きな言葉に、『職業に貴賎なし』という言葉があるんですよ。
仕事の種類に尊いも卑しいもないという、この言葉が大好きなんですよね。
そこから考えると、例えば、まず前提として、”企画は偉くて、オペレーションは軽い”ということはあるか?ないですよね。
企画は企画で、オペレーションオペレーション。
これって分断されているのか?
分断もされてないと思います。
さらに、私は、”オペレーション”という言葉も大好きなのですけれども、オペレーションって、一見すると、”ルーティン業務”みたいな感じに約されがちですけれども、そうじゃなくて、目的達成のための物事の運営推進なので、事業でいうと本当に根幹だと思うんですよね。
例えば、採用オペレーションという業務があります。
この中にいろんな仕事のレイヤーがあって、すでにある仕組みを回すオペレーションもありますよね。
決まったやり方でメールを配信するとか、これまでのやり方でちゃんと面接設定を進めていくとか。
でも、その次には、仕組みを回しながら成果を上げるための工夫改善をするというオペレーションのレイヤーもあると思います。
「このメール文面よりも、こっちのメール文面で書いた方が、レスポンスがいいよな。」とか、「会社説明会に来てくれた人をできる限り次の選考に進めるためには、このタイミングでこういうコミュニケーションを取った方が良いよな。」とか、もしくは、「この業務って、もうちょっとITツールを使った方が、効率がよくない?」みたいな。
仕組みそのものの改善だとか、より効果を上げるための運用ができるというレイヤーもあったり、さらに、立てられた企画を実行するために、新しいオペレーションを組めるという、こういうレベル感もあると思うんですよね。

なので、オペレーションと一口に言っても、仕事のレイヤーレベル感というのはすごく多層になっていて、どこをやっているのかとか、どこまでできるのかというところは、結構重要なポイントだと思います。
もっと言うと、企画って立てるだけでは実現しないんですよね。
イケてる企画があって、さらに、いけてるオペレーションがあって、初めて成果が出る、こういう構造になっていると思いますので、おみちさんのご質問の中でも、”市場価値”という言葉がありましたけれども、そういう意味では、頭を使ってオペレーションができる人とか、そもそも企画実行のためのイケてるオペレーションを組める人というのは、最高に市場価値が高いと思いますし、良い企画が立てられる人というのは、オペレーションをちゃんと分かっている人、オペレーションも踏まえて企画設計ができる人っていえるんじゃないかなと思います。

ちなみに全然余談ですけど、私はかねてより思っているのは、人生のどこかで、セブンイレブンとかマックで仕事をしたいなと思っています。
どういうことかというと、驚くべき最高の店舗オペレーションが、どういう感じで回っているのか?ぜひ私も体験してみたいなと思っていまして、死ぬまでに一度お世話になりたいと、実は思っております。
これは本題からはどうでもいいことでした。失礼しました。

想いや希望を上司と共有しよう

そんな整理をした上で、これからどうする?という部分ですけれども、私は、おみちさんがせっかくここまで真剣に考えているのであれば、「次の経験を、どこでどんな仕事で積むか?」一人で考えるのではなくて、まず、おみちさんが持っている想いだとか希望を、上司と共有するというのが一番いいんじゃないかなと思います。
もしかしたら上司は、おみちさんがご自身の経験を広げたいと思っている、仕事において、これだけキャリアを積むこと、経験を広げることに、意欲を持っていることに、まだ実は気付いていないかもしれない。
なので、まずは上司と共有しましょうと。

なんでかというと、異動とか転職で未経験分野に行くというのは、簡単か簡単じゃないかというと、難易度がめっちゃ高いと思うんですよね。
なので、着実なステップとしては、今いるチームや部門で経験を広げていくというのが、まだまだできることと言えるんじゃないかなと思います。
例えば、さっきのオペレーションでいっても、すでにある仕組みを回すだけではなくて、仕組みを回しながら、工夫や改善を実行できるようにやっていこうとか、上級オペレーションですよね。
もしくは、採用というテーマの中で、企画に少しずつ関わらせていただくとか、もしくは、採用のプロフェッショナルもすごく市場価値が高いかなと思いますので、自社の採用だけではなくて、採用全般の動向だとか、学生とか中途も含めたユーザー動向の知識をつけていくというのも、経験を広げるテーマとしてはありじゃないかなと思います。
そんなふうに考えるポイントを置いてみましたが、おみちさん、いかがでしょうか。

自身で可能性に蓋をしない

最後に一つ思うのは、「未経験で自信がないな。」とか、「違う仕事って、得意じゃない気がするな。」と思うことは、気持ちとしては分かるのですけれども、今、決め付けない方が良いと思います。
もっと言うと、やってみないうちにご自身の可能性は判断しないでほしいなと。
自分では、全然向いているとも思わなかったけれども、やってみたらめちゃくちゃ向いてたとか、トライしてみたらめっちゃ楽しかったということが、本当にたくさんあると思うんですね。
そういう意味で、おみちさんのポテンシャルはめっちゃ大きいと思いますので、ご自身で可能性に蓋をしないように、小さい実験やトライを重ねていっていただければなと思いました。
ご質問いただきまして、本当にありがとうございます。

ヘルプシーキングのセミナーやります

今日はアナウンスチャプターを追加させていただいております。
今日のテーマは、このチャンネルではお馴染み”仕事をひとりで抱え込まないスキル”『ヘルプシーキング』ですね。
ヘルプシーキングは、私自身が一人で抱え込んで、時間でなんとかする仕事のやり方、成果の出し方を、抜本的に変えることになった、振り返ると、その変化のエンジンが、ヘルプシーキングというビジネススキルだったなと思っております。
なので、ヘルプシーキングは、「抱え込んでしんどいな。」とか、「このままだと、仕事のやり方に持続性がないな。」と思う全てのビジネスパーソンに共有したいなと思っているテーマではありますが、今回の情報は、『ヘルプシーキング×育休中これでお届けしたいと思います。

私たちが運営するオンラインスクール育休スクラで、来週6月9日木曜日にオープンセミナーを開催させていただきます。
育休中に身につけたいビジネススキル『ヘルプシーキング』】サブタイトルが、【~復職後の仕事のやり方をアップデートしよう!~】こういったオープンセミナーになります。
9日木曜日の13時から14時半、オンラインで90分ですね。
ヘルプシンキングそのものを磨く場ではなくて、復職後に向けて、どんなスキルを磨けたらいいかな?と、情報収集される方に向けて、ヘルプシーキングってどんな全体像で、ヘルプシーキングが両立期のビジネスパーソンになぜ必須なのか?どうやって身につけるのか?そのポイントが分かるセミナーという、こんな建付けになっております。
今ちょうどそういう情報がほしい時期だなという方には、ぜひご参加いただきたいですし、このチャプターを聴いてくださっていて、もし大事な人やこういう情報を求めている人が近くにいて教えてあげたいなという方には、ぜひシェアいただけたら嬉しいです。
このイベントは私が進行させていただきますので、お会いして双方向でコミュニケーションが取れたら嬉しいなとも思っております。
放送にリンクを貼っておきますので、興味があるよという方、ぜひお越しください。

それでは、最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
*育休スクラ公式HP|https://schoola.jp/
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