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#69 株式会社トリプルバリュー山本龍太氏に価値観を知ることのメリットについて聞いてみた

平日と言いながら、また土曜日がやってきました。
土曜日はスペシャル対談企画の配信日です。
今日はですね、私最近すごくいい買い物したなって思う買い物があったんですけれども、何を買ったかというと、トランプのようなカードを買ったんですね。このカードをエンゲージメントカードっていうんですけれども、このカードを開発した株式会社トリプルバリュー代表の山本龍太さんにゲストとして登場いただきましたので、本当に個人的に聞きたいことを色々聞かせていただく回にしようかと思っています。それでは皆さんも楽しんでいってください。

自分の価値観を発見するためのエンゲージメントカード

(小田木)それでは、今日の対談ゲスト株式会社トリプルバリューCEO山本龍太さんに来ていただいています。

龍太さん、こんにちは。今日はよろしくお願いします。ちょうど最近、龍太さんのイベントに私がお邪魔させていただく機会があって、じゃあこっちにも来てくださいよということで、早速来ていただいたんですけれども、本当にありがとうございました。

(山本氏)ありがとうございます。よろしくお願いします。こちらもすごい大反響で物凄い人気を博してたけど、僕もそれに負けないように頑張ります。

(小田木)おかげでvoicyのフォロワーさんがちょっと増えました。ありがとうございました。

(山本氏)その方がまたこの話を聞いていただけるとありがたいんですけど。

(小田木)そうそうそうそう!あ、龍太さんじゃんみたいな。
たぶん聞いてる方は龍太さん誰よ?って思われている方もいると思うんで、龍太さん、ちょっと自己紹介からお願いしてもいいですか?

(山本氏)はい。株式会社トリプルバリューのチーフエキサイティングオフィサーでCEOをしている山本龍太と申します。会社はもっとワクワクするような顔というのをコンセプトに、エンゲージメントカードというのを作ったり、人材系のサービスをしたりしてます。

(小田木)ありがとうございます。さっきエンゲージメントカードっていうキーワードが出てきましたけど、私、今日まさに、龍太さんの会社で展開されるこのエンゲージメントカードを話題にしたいと思って待ち構えていたんですよ。

(山本氏)ありがとうございます。ご購入いただいてありがとうございます。

(小田木)皆さん、このエンゲージメントカードってたぶん初めて聞かれると思うんですけど、これ全部で何枚あるんですかね?

(山本氏)価値観が一枚一枚に書かれていて、全部で88枚ですね。

(小田木)なるほど。皆さん、イメージはトランプを思い浮かべていただければと思うんですけど、このトランプの白い面に88の価値観を表すキーワードと言葉が書いてあるんですよね。例えば今、私の手元にあるんですけど、貢献とか感謝とか志とか、ステータス、地位とか。これが仕事の上での価値観ですかね?まさに。

(山本氏)そうですね。仕事の中での価値観もそうですし、人生においても選んでいただいたり。

(小田木)生きていく中で、どんな価値観が満たされると、よりあなたは幸せ?みたいな。

(山本氏)まさに。

(小田木)なるほど。本当に一人一人違いますもんね。
これ88種類もあるんだなと思って、ちょっと私驚いたんですけど。

(山本氏)元々130種類ぐらいあったんですけど、そこから削って削って削って88枚になったんです。

(小田木)なるほど。これ、私は龍太さんの情報から知って、Amazonでポチっと即買いしちゃったんですけど、なんで即買いしたかっていうと、ティファニーブルーでめちゃくちゃかわいらしいんですよね。女心をくすぐるつくり。
もう一つは、オンラインスクール運営している中で、キャリアのテーマっていろんな課目があるんですけど、自分って何を大事にしていたっけ?とか、どういう価値観なんだっけ?というところを言葉にしていくのって結構難しかったり迷ったりするんですよね。それがもうすでにカードになっている。目で見て、キーワードを自分に問いかけながら選べるってめちゃくちゃいいじゃんと思って。

(山本氏)ありがとうございます。もうすごいアンバサダーになっていただいてるみたいでありがとうございます。本当におっしゃる通りで、価値観ってなんですか?聞かれても、なかなか答えられなかったり、普段そんな考えていない人が多いと思うんですよね。自分の価値観って何なんだろう?みたいな。

(小田木)ゼロから言葉を紡ぎだすのって、大変だと思うんですけど。
尊敬って当てはまる?とか、富とか財産って、信頼とよりどっちが大事?みたいな。目で見たら、言葉にされて聞かれると、選び取るっていうのができるんですよね。これ、大発明ですよ。

(山本氏)88枚の中から7枚の自分の大事にしている価値観というものを選択していくので、7枚になったものから、また1枚引いて8枚になって、その8枚の中から一番自分のピンとこないものを手放していくというふうにしているので、どんどん取捨選択をしていくわけです、優先順位をつけて。最終的に残ったもので、今現状自分が大事にしていることである、価値観であるっていうふうに出来上がる。それによって自分らしさとか自分って何なのというところを自己認識したりとか、もしくは発見する。今までそうじゃなかったとこから、あ、そうだったんだという発見するみたいなことを体感していただけるんですね。

(小田木)なんか減らないトランプとか、減らないUNOみたいな感じのゲームのイメージですかね。違う?

(山本氏)そうです。引いて1枚手放す、ずっと7枚ですね、確かに。

(小田木)何周も回っているうちに、自分にフィットして、かつ優先度の高い7枚がどんどんブラッシュアップされていくみたいな。こんなイメージ?

(山本氏)そうです。一人でやると88枚をずっと選んでいくし、1on1とか面談とかでやるときは二人で、チームのときは4人とかでやると、過程も含めてみんなのものを見ながら、それが終わった後でこれを選んだのはなぜかというところの対話をするっていうところが一番のミソでして。

(小田木)なるほど。これだよね、じゃなくて、なんでこの7枚なの?みたいなところを自分自身にも問いかけるし、仲間のその7枚の理由みたいなのを聞いていくことで、あっ、そういうこと大事にしてたんだとか、なるほど、そういう着眼点なのねみたいな。
もちろん一人一人違いますもんね。

(山本氏)自己認識をする、自己理解をするっていうのと当時に、シェアをすることによって、自分のことを自己開示することで、相互理解につながっていく。お互いにそこに相互理解をする、いわゆる受容することによって、なんであいつあんなことするんだとか、なんであいつ何回言ってもわからないんだとかっていうことってあったりするじゃないですか。それがそのエピソードなり、もしくは価値観なりで相手のことを知ることによって、ああ、そういえばああいうこと言ってたな、ああいう経験してたな、あの価値観選んでたな、だからこういう行動するんだってなった瞬間に、「なんで」じゃなくて、「だからか」、じゃあこういう風にしようかって、コミュニケーションの仕方が変わってくるんですね。
そうすると信頼関係って構築されていく、関係性の質が改善されていくので、心理的安全性も高まっていく。それが自己肯定感であったり、ひいては自己効力感につながっていく。

(小田木)すごい大発明じゃないですか。だってたぶん、新メンバーとお互いのことを知りたいとか、自分っていうものを自分が一番よくわからないんで、自分というものをもっと理解していきたい、価値観をベースにもうちょっと対話をしてみたいって思った時に、手段がないとか、ライトでかつ楽しく取り組めるやり方を知らないってあるなって思うんですけど。
これ企業にバカ売れじゃないですか?バカ売れって言っちゃダメ?

(山本氏)バカ売れではないですけど、大手の人事の方からもご購入いただいたりとか、企業さんの研修で取り入れていただいたりしています。今コロナでテレワークが増えたってこともあり、これからどんどん集まり、リアルの場が増えてくるので、そこで使っていただけるかなと思うんですけど。

(小田木)なるほど。皆さん、これオンラインでもどんなカードか見れますので、エンゲージメントカード検索ですよね。
思わず放送終わりそうなモードになってますけど、大事なのはここじゃなくって、なんでこんなことを作っちゃったの?っていう、そこを聞きたくて来ていただいたんで、すみませんもう前半使っちゃいましたけれども、後半にチャプター切り替えて、なにゆえ?っていうところお聞きしてもいいですか。
はいじゃあ切り替えます。

お互いの価値観を知ることでワクワクするチームが作ることができる

(小田木)はい、あっという間に後半です。
本題っていうか、私、今日絶対聞きたかったことがあるんですけど、なんでこのエンゲージメントカードを作ったんですか?作るに至った背景の想いみたいなところを聞いてみたいなって思いました。

(山本氏)ありがとうございます。当社のエンゲージメントカードというのは、もっとワクワークするような顔っていうのをコンセプトにしていて、ワクワク働くとかワクワク活動するとかっていうのをワクワークって呼んでいて、仕事だけではないんですけど、メインとしては仕事で。
ワクワク働く人たちが世の中にもっと増えたらいいなと想いが込められているんですね。
そのきっかけは、自分自身は仕事がものすごい大好きで、趣味何ですか?って聞かれたら、仕事って答えざるを得ないぐらい、それぐらい趣味がないんですけどね。昔は趣味何ですか?って言われると、ないから仕事って答えないといけないけど、仕事って答えるとなんかダサい奴、つまんねえ奴みたいになっていたので言いたくないってなっていたんですけど、最近はもうそんなことなく言ってるんですけど。
仕事って自分の中でポジティブなことなんですよね。人生にとってもすごいハッピーですし。
その人生において多くの時間を使う仕事をネガティブに捉えている方も中にはいらっしゃって、それってすごいもったいないなというところから、もっとワクワクするような顔ということをコンセプトで、働くことがハッピーになるようにしていきたいという想いが込められて、このエンゲージメントカードを作ったんですけど。

(小田木)なるほど。そのワクワク働くことと価値観って、あえて聞きますけど、どうつながってくるって感じですかね。

(山本氏)働いているとつらいことあるじゃないですか、しんどいこともあるし。楽しいことだけではない、楽なことだけでもないみたいな。
でもその時に、だからその仕事がワクワクしなかったかというと、何をするかというのももちろん大事だと思うんですけど、誰としているかというのがもっと大事だなと思っていて。
自分の中では誰とするかというのはとても大事だなって思っていた反面、一緒に働く人の中には、誰と働くかよりも何をするかのほうが大事だという人もいたりとか、もしくは、この目標を達成するということが大事だという人もいたりとか。
それぞれにワクワクする、いわゆるフロー状態に入ったりするものが違うっていうことを知って、相手が何を大事にしてるかということを知るっていうのが僕の中で一番大事ですし、逆にそれを知ると、その相手に合わせた形で、じゃあその人がどうやったら本当に働きがいをもって仕事ができるようになっていくのかっていうのを、全員が全員、相手のことを考えるようになっていくと、このチームってものすごいチームになるよねと。
何を大事にしてるのかということ、価値観なんですか?って聞かれても、なかなか答えれないのを答えられるようにするっていうさっきの話につながってくる。

(小田木)なるほど。価値観って、これがあると嬉しい、幸せだって感じる、ツボみたいな言い換えができるのかなと思うんですけど、自分のツボが分かるだけじゃなくて、一人一人ツボが違うから、君は何がツボ?みたいなところを知れたら良いっていう、そこですかね。

(山本氏)まさにそうですね。ツボという表現は自分自身はしてこなかったんですけど、いいですね、ツボ!推しポイント!

(小田木)推しポイント!スイッチの方が格好いいかな。
そのスイッチが違うということがわかると、違うっていうことを逆に受け入れられる、違うから大事にできるとか、そんなところのニュアンスも含まれているのかなって思いながら聴いてましたね。

(山本氏)まさに。ダイバーシティだ、ダイバーシティだといわれていて、日本では男子と女子とか、年代とか役職とか、そんな話をしていますけど、価値観なんて人それぞれバラバラなので、そこから本当はダイバーシティなんですけど、ちょっと前まで護送船団方式で右向け右の全員同じハンコ型みたいな感じのところだったんで、そういう切り方をせざるを得なかったんですよね、性別とか学歴とかで。
でも、これからはそれぞれが何を大事にしてんの?その人の人生の判断軸は何なの?っていうことにおいて、そこを受け止め合う、お互いに許容し合うということが、本当のダイバーシティーが進んでいくんじゃないかなというふうに思っています。

(小田木)なるほど。そこの部分すごく頷けるなと思って、例えば、相手のことをよく知らないうちって、”あの人”っていう見方になるじゃないですか。でも、何を大事にしてるかとか、自分と何が同じで何が違うのかっていうのがわかると、”あの人”とか、あの辺の女性とか、子育て期の女子みたいな、そういうくくりでなくなって、龍太さん、小田木さんみたいな一人の人になるっていうのって、その瞬間にあるのがやっぱり、大事にしてるものがわかるとか、お互いの価値観が開示されて、かつ尊重しあっていれるみたいな、そんな状況なのかなって今の話を聴きながらイメージしました。

(山本氏)まさに。一人一人のことをお互いに理解し合う、お互いに開示し合う、お互いに受け止め合うということが、なかなか今できなくなってきたなと思ってて、コロナになって余計、テレワークになったし。
ちょっと前までは生産性といわれていたので、無駄な会議はするなとか、無駄話するな、無駄なものはやめろみたいに、コミュニケーションがどんどん下がっていったんですね。
そこの価値観というものを開示するカードだけど、そこに言葉が添えられたりとか、その言葉をどう解釈してるとか、そこにエピソードがこうだっていうことを、お互いにコミュニケーションするためのツールとしてはものすごい有効だなと思います。

(小田木)なるほどね。何を選んだかというところでわかることもあるし、もっと言うと、なんでそれが大事なのか?ということを聞くことでさらによくわかるっていう。すごいもの発明しましたね。

(山本氏)みんなが自分のことを知って、お互いに知り合うみたいなものがあふれていくと、たぶんワクワークする世の中に一歩近づくんじゃないかなというのを夢見てます。

応援メッセージ

(小田木)なるほど。龍太さんの言う「ワクワーク」っていう響きが面白い。ありがとうございます。
最後に、龍太さんに来ていただいてメッセージをいただきたいんですけど、何を聞こうかなと思ったんですけど、私周りに自分の価値観ってなんだろうって、その問いを立てながら迷う人ってたくさんいるんですよね。なので、自分の価値観に迷う人にちょっと一言いただけますか?

(山本氏)はい、ありがとうございます。
価値観って、自分が行動したことが何かしらの経験となって、そこに影響を受けて、価値観ってまたどんどん変わっていくものだと思っていて、なので、ずっと変わらないものじゃなくて、どんどん変わっていくものだというふうに考えてるんですね。実際そうだと思うんですよ。
価値観に迷っているっていうことは、新しい自分の価値観に出会うっていうことだと思うんですよ。
価値観に迷ってるっていうのは、全然ネガティブじゃなくて超ポジティブで、新しい自分への出会いをこれからするんだと考えると、迷ったり悩んだりしてもいいんですけど、それはネガティブなものではないと思っていただくとすごくいいのかなと思いますね。

(小田木)いいメッセージですね。価値観って経験したこととか、乗り越えた困難の数によってどんどん変わっていくので、むしろずっとブレないものっていうよりも、その時々に合わせて自覚していくって大事ですよね。
そのためのエンゲージメントカード。
最後、カードをPRさせていただきました。
ということで、今日は株式会社トリプルバリューCEO山本龍太さんに来ていただきました。
龍太さん、ありがとうございました。

(山本氏)ありがとうございました。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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