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#187 フルリモート転職/異動で新しいチームに早く馴染むコツ

今週もまた一週間がスタートします。
今週は、入学式や入園式があるシーズンじゃないかなと思います。うちもあります。

先週4月1日から、新しい仲間が私たちのチームに入ってきてくれました。
シホちゃんっていうんですけれども、シホちゃんは岡山在住ですので、フルリモートで転職してきてくれた仲間になります。
このVoicyチームのリナちゃんも名古屋在住でフルリモートですので、こういうフルリモート仲間が増えていくなって思いますし、私たちも積極的に歓迎していきたいなって思っています。
この新しい仲間を迎えたオンボーディングが始まっておりまして、オンボーディングって新しいメンバーに慣れてもらうとか、チーム全体で受け入れて新しいチームを作っていくというプロセスなんですけれども、取り組んでおります。
こうやって考えると、本当にフルリモート転職が増えているなって思います。最近も知人が、育休明けにフルリモートで転職することになりましたとメッセージをくれたりだとか、あと私たちのNOKIOOという会社でも基本的にフルリモートで仲間を募集していまして、周囲を見渡しても、自分たちのチームを見ても、フルリモート転職が大活性だなって思います。
皆さんはどうでしょうか?
受け入れる側だよという方もいれば、する予定がありますという方もいると思います。
なによりも今はリモートワーク中心ですので、異動や新しい部署に動くことに関しては、ほぼフルリモート転職に近いものがあるなという方もいるんじゃないかと思います。
そこから考えて、今日のテーマは、「フルリモート転職、もしくはフルリモート異動で新しいチームに早く馴染むコツ」を、する側の立場に立って考えてみたいと思いました。

フルリモートでどうやってお互いを知り合うか

私自身がフルリモート転職やフルリモート異動をする側だったら、何が一番課題になるかなと思ったんですけれども、一番は「どうやってお互い知り合うか問題」ですよね。
リモートワークでサクサク仕事ができるのですけれども、これってやっぱり元々関係性のあるチーム、そして相互のコミュニケーションの取り方が定着しているチームや仲間同士ということが結構大きいなって思います。
新しいチームや職場に入ってきて、ふと周りを見渡した時に思うのって、やっぱり同じ場所にいることで得られる情報の多さというものの大きさを感じますよね。
例えば、その人の仕事ぶりだとか、周囲の雰囲気だとか、そこで交わされる会話、自分に対しての対話じゃなくても、周囲で沸き起こる会話なんかも聞きながら、五感を使って相手やチームのことを知っていく、これって結構大きいなって思います。
となると、相手も五感を使って、自分のことをつかみながら関係性が生まれていくということは大いにありますよね。

もちろんオンラインで自己紹介をしたり雑談したりするんですけれども、これだとですね、私は全然情報が少ないなって思います。
例えば、前職はこんな仕事をしていました、趣味は?とか、好きな食べ物は?みたいな感じで、自己紹介してそれが大事なのですけれども、これだけだと大事なことが知れないなって思います。
大事なことって何かというと、一言でいうとタイプですよね。
例えば、仕事のタイプだったり、性格のタイプだったり、感情のタイプだったり、ちょっと抽象的ですけれども、タイプが本当は知りたいんですよね。
なぜタイプを知りたいか?というと、私たちって結構無意識のうちに相手のタイプによって、仕事のコミュニケーションの取り方を使い分けていたりだとか、何か起こったときの相手のリアクションを予測したりだとか、必要な関わり方を判断してるんじゃないかなって思います。
なので、タイプを知りたいし、相手には自分のタイプを早くつかんでほしい。こういったことがあると思います。

お互いのトリセツを聴き合おう

では、「どうやってお互いを知り合うか問題」をクリアしていくかなのですが、私が一つ思うのはですね、自分のトリセツを話して、かつ相手のトリセツを聞く。お互いのトリセツを聴き合う、これができると、いいんじゃないかなと思います。トリセツ=取扱説明書ですよね。
西野カナさんのトリセツの歌好きでした。
最近だと、『妻のトリセツ』とか『夫のトリセツ』、本がめっちゃ人気でしたね。
このトリセツだと思います。
トリセツを知りたいって思った時に、何を聴き合うかということなんですけれども、本当にシンプルですけれども、まず「好きな仕事」、「苦手な仕事」ですよね。
考える系が好きとか、集中できる時間が好きとか、オペレーション系が得意、一方で、細かい同じ作業をし続けるのが苦手という人もいると思いますし、1対1のコミュニケーションは好きだけど、1対nのコミュニケーションは苦手という人もいると思います。
あとは、「仕事でテンションが上がるとき・下がるとき」、特に下がる時っていう情報が重要ですよね。
例えば、細かく指示されすぎるとテンションが下がるという人もいると思いますし、目的が不明確だったり分からないと手が止まりがちという人もいると思います。
あと、「これまでに燃えた仕事」。どういった仕事の時に、大変だけれどもやりがいを感じながら邁進できたのか。
あとは、「知っておいてほしい自分の特徴」ですよね。
イノシシ型で推進力があるんだけど、ついつい突っ走りすぎちゃうっていう人もいますし(私みたいな感じ)、慎重でやり方が自由すぎると固まっちゃうという人もいると思います。
こういったことをオープンに話し合う、聴き合うということが、トリセツを理解し合うということになるんじゃないかなって思います。

チームのためにお互いのトリセツを開示しよう

という話をすると、もしかすると、そういったことを話すのって、ちょっとわがままじゃないか?わがままって受け取られないか?と心配される方もいるんじゃないかなと思います。
転職したのだから、あんまり最初から自我をバンバン出さずに、最初はまずなんでもやりながら、空気を読んだり、場をつかんだりした方がいいんじゃないかという考え方もあると思いますけれども、私はですね、個性が分からないと個性が活かし合えないので、これについては早々にお互い開示を急ぐべきじゃないかなって思います。
そうじゃないとどういう事が起こるかというと、悪意なくやる気を削いじゃうことってあると思うんですよね。
もっと言うと、コミュニケーションにおいてお互いにストレスを抱え合うことも、相手のタイプが分からないから悪意なく起っちゃうことで、これって何につながるかというと、チームのパフォーマンスが落ちたり、その人の生産性が押し下がっちゃったりして、よろしくない状況につながっちゃうと思います。
なので、私がどうか?という以上に、チームのために、お互いのトリセツを開示し合って、馴染み合っていくということが結構大事だなって思います。

シホちゃんにもトリセツを根掘り葉掘り聴かせていただきました。
まずはここかな。
それ以外はいろいろありますよね。何かあったらすぐに聞くとか、「10分いいですか?」と、なるべく対面で声をかけるとか、週一回30分の1on1だとか、毎日15分の朝会、もしくは夕会だとか、定例の時間を仲間やマネージャーと作って予定をいれておくということはかなり有効ですよね。
あと、ランチはなるべくメンバーと1on1または1on2に近い形で、少人数でとっていくとか。
新しいメンバーがチームにジョインしていく中で、一番お互いにストレスを抱え合うのって、お互い何をやっているのか分からなかったり、あと急に手があくと、自分自身もストレスを抱えますし、仲間も「急に手があいたんですけど」って言われると、どうしようみたいな感じになっちゃうんですよね。
なので、デスクワークも含めた一週間分のスケジュールをオープンに開示して、ここの時間が空いちゃうなという場合は、前週までに相談しておくとか、そういったコミュニケーションが新しいチームに早く馴染んで、仕事を覚えていくっていうプロセスで結構大事になるなって思っています。

フルリモート転職、そしてフルリモート異動、これから本当に増えていくと思いますし、そういったメンバーを迎えて歓迎する、そういったオプションを取りながらキャリアを積んでいく人が多いんじゃないかなと思いますので、心から応援していますし、そういったメンバーが早くチームに馴染んで、新しいチームとして良い仕事がしていけるような、雰囲気だとか仲間同士の関係性を作っていけたらいいなって思います。
そういった選択をされる皆さん、応援しています。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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