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#869 私たちは”本心”を伝える習慣を無くしていないか?

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も月曜日がスタートしました。
今週も一週間頑張っていきましょう。

#心を動かす方法

今日の放送は、Voicyさんが全体で展開されているハッシュタグ企画にのってお届けしたいと思います。
今日のハッシュタグは、『 #心を動かす方法 』です。
心を動かす、またホットなキーワードがきましたよね。
映画にもなったあの有名なマンガで「心を燃やせ」というものもあったなと思いだしましたが、『#心を動かす方法』からどんな話をしようかと考えたのですが、今日は私たちは本心をちゃんと伝えるという習慣を、つい省いたりなくしちゃっていないか?こんなテーマで切り取ってみようかなと思います。
心を動かすというキーワードだけを見ると、すごく大きな局面だったり、重大な決断だったり、一世一代の大勝負といったシーンで、自分の心が動かせるかとか、もしくは、相手の心が動かせるか、そんなふうに割りと聞こえる言葉だったりしますし、センセーショナルなことがあったり、感動するようなことがあって、心が動くという体験を想像することも多いかなと思います。
そういうものも「心を動かす」だと思うんですけど、今日の放送は、毎日の仕事や習慣の中で、小さく心を動かし合っているか?こういうごく日常にフォーカスをして、「心を動かす」というテーマをお話ししたいと思います。
そこからの私たちは本心を伝える習慣を、省いちゃったりなくしちゃっていないか?こんな感じですね。
これは、私が最近、思うことからですので、またもテーマにもとづいた小田木所感放送です。

日々の生活や仕事の中で、本心を伝える習慣をなくしていないか?

私たちは日々の生活や仕事の中で本心を伝える習慣をなくすというのはどういうことかというと、ちょっとイメージをしてみていただいてよろしいでしょうか。
例えば、目の前の相手が考えていることを知りたい。対象のテーマに対して、相手の意見や本音を聞きたいと思うシーンがあったとするじゃないですか。
シチュエーションは何でもいいんですけど、目の前の相手の意見や本音を聞きたいと思ったときに、割りと出てきちゃう言葉って、例えば、「意見を言ってください」とか「何かコメントをちょうだい」こんな感じの言葉が出てくると思うんですよね。
相手にしてほしいことが言葉として出てくる
でも、この場合の私たちの本心というのは、「あなたの意見が聞きたい」ですよね。
なので、本心を伝えるとしたら、「あなたの意見が聞きたい」。でも、出てくる言葉は、「意見を言ってください」「ちょっとコメントをしてくれない?」と、相手にしてほしいことが割りとコミュニケーションの中心になる。
分かりますかね?
スタートになっている自分の本心を、相手にしてほしいことに転換して、コミュニケーションを取っていく。こういうイメージですね。

他には、例えば、目的とか意味をちゃんと理解したいという本心があったとするじゃないですか。
「ちょっと目的や意味が分からなくなっちゃったな。だから私は、目的や意味をちゃんと理解したい」こういう本心が起点になっていたとしても、相手とのコミュニケーションの中で出てくる言葉というのは、「目的は何ですかとか、ともすれば、「それはやる意味があるんですかね?」こんな感じで、本心とは違う言葉が出てきちゃうんですよね。

もっと分かりやすいところでいくと、例えば、家庭の中で「今日はめっちゃ疲れているな、休みたいな、優しくしてほしいな」そういう本心があったとするじゃないですか。
でも、相手とのコミュニケーションで出てくる言葉は、「なんででやってくれないの?」とかだったり。
伝わりますか?
本当はいろんなことを考えたり思ったりするところに、その起点に大事な大事な本心があるはずなのに、その本心はあえて伝えずに、相手にしてほしいこととか、背景がないクエスチョンとか、もっとエスカレートしちゃうと、相手を責めちゃう言葉になっちゃう
それを受け取った相手も、それを発した私たちの本心には気付かないまま、「なんでそんなことを聞くのかな?」と思いながら、とりあえず答えたりとか、もしくは、「そんなことを言うってことは、きっと××だろう」みたいな感じで勝手に推察しちゃう。
こういうことはありませんか。
本当は本心が起点になっているはずなのに、その本心を伝えない。だから相手も本心が分からない中でドライなコミュニケーションになったり、もしくは、「なんでそんなことを言うんだろう?」という感じで推察の応酬みたいな感じになってしまう。

本心を伝えることを省いていくと、自分の本心に気付きにくくなっちゃう

「別にそれで困らなくない?」と思うケースもあるかもしれないですけれども、でも私が思うのは、こうやって本心を伝えることを省いていくと、実は私たちって結構自分の本心に気付きにくくなっちゃう自覚できなくなっちゃうということが、毎日の積み重ねなのであると思うんですよね。
さらにそうなるとどうなるかというと、自分の本心にすら目を向けることができなくなっているので、相手の本心も、目を向けたり、ちゃんと丁寧に扱えなくなっちゃう
こういうスパイラルがあると思うんですけど、どうですか?

一方で、「あなたの意見が聞きたい、だから意見を言ってほしい」とか、「私は、目的や意味をちゃんと理解したい、だから目的について聞きたい」こんな感じで、日々のコミュニケーションのワンフレーズかもしれないですけれども、本心が添えてあったらどうか。
自分もきちんと本心を伝え、相手もその本心を理解してコミュニケーションが取れる
これって、毎日の生活の中で私は小さく心を動かし合うことじゃないかなって思うんですよね。

細かいなって思うかもしれないですけれども、こういう小さなこととか、毎日のコツコツとした積み重ねができない中で、最初に言ったような大きな局面とか、重大な決断だとか、いろんな人を巻き込んで動かしていきたいと思う時に、自分で自分の心が動かせないし、ましてや、人を動かせることって本当に難しいと思うんですよね。
だから今日の「心を動かす」というテーマは、毎日の生活や仕事の中で本心をちゃんと伝える、伝えながら言うとか、伝えながら聞く。これを習慣にしていくというのは、実はすごい大事なことじゃないかなと思っています。
なので私は、「なぜそれを聞きたいかというと」「なぜその時間を持ちたいかというと」「なんでそんな声をあなたにかけるかというと」自分はどんな本心を持っていて、それをちゃんと相手と共有できているかな?というところを、実は意外と大事にしています。

そこから一歩進んで、今度は自分が受け取る側だったとしても、相手の本心が見えないと、推察したりだとか、決めつけちゃうしかなくなっちゃうんですよね。
そうすると何が起こるかというと、これがいわゆる生産性の低下だと思います。
勝手に推察しながら、いろんなことを考えちゃう。決めつけてやったら、後でギャップが出ちゃう。
集中すべきことに集中できないということが、そこかしこで頻発することになっちゃうので、こうやって本心を丁寧に伝えながらコミュニケーションを取るということに、最初は一瞬、めんどくさいなって思うかもしれないですけど、めんどくさがりな人ほどこれをやったほうが、コミュニケーションも仕事も相手との関係構築もスムーズに進んで、結果、タイパ、すなわち生産性はめちゃくちゃいいと思います。

毎日の仕事や生活の中で小さく心を動かし合う方法

日々の中で本当におすすめしたいのが、全部のコミュニケーションだと難しいかもしれないですけど、「ここはちょっと本心を伝えながら聞いてみよう」とか「言ってみよう」本当に小さなことでいいので、これをぜひ試していってほしいなと思います。
「あなたの意見が聞きたいなと思っている、だからちょっと意見を言ってほしい」とか、「私はあなたのことが気になっている、だからそれについて教えてほしい」とか、「ちゃんと理解したいと思っている、だから質問をするんだよ」「みんなに聞いてほしいと思っている、だから今から説明させて」こんな感じですね。
なんてことはないと思うんですけど、なんてことはないですけれども、これが習慣になった時には、自分の本心をちゃんととらえ続けられる、だから相手の本心も丁寧に扱える
それが結果として、自分の心も動かせるし、相手の心もちゃんと動かしていける
そういう世界観が広がるんじゃないかなと思っています。

ということで今日は、私たちは本心を伝える習慣をなくしていないか?毎日の小さなコミュニケーションの中で、本心をちゃんと伝えることを習慣にしていこう。
そんな話をさせていただきました。

おまけですが、そういえば今日の放送は、先週の放送『#863 「端的に」「簡潔に」だけではコミュニケーションが難しい』とも結構通じるなと思いましたので、よかったらこちらの放送も興味があれば聴いてみてください。

体験者の声が心を動かしてくれるから、ぜひ来てほしいオープン説明会

最後に、アナウンスタイムをお届けをさせてください。
今週は、6月22日木曜日に私たちが運営するオンラインスクールスクラのオープン説明会がございます。
毎回おなじみタイトルコールで「チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアをもっと持続可能に」と紹介させていただいている、あのオンラインスクールスクラですね。
平たく言うと、これからのチームワーキングを体系的に学ぶための場であり、仕組みでありということでご紹介させていただいていますが、このオープン説明会のおもしろいところって、実際の先輩スクラメンバーのOGが参加して、自分はどんな仕事の手詰まり感を感じていて、それがチームワーキングの学習によってどんなふうに景色が変わったか?をリアルボイスでワイガヤと話をしてくれるところにあるんですよね。
例えば私が、「景色を変えられるよ」と言ったところで、「それはあなたはそういうでしょうね」かもしれないですけど、でも、一人一人いろんな環境の中で、仕事の手詰まり感だとか、そういったものを自覚して、それを越えていくことが、なぜ学習することだったのか?それによってどう変わったのか?今、振り返ると何を変えることが、キャリアの持続性だとか、仕事のおもしろさを変えることにつながったのか?これを一人一人の体験として聴けるのは、それだけで結構おもしろいんじゃないかなと思いますので、自分自身の選択肢としていろんな情報を持っておきたいという方は、ぜひオープンスクールに気軽に遊びに来ていただきたいと思います。
22日木曜日の午前10時から11時半の90分です。
ここで本心を添えると、私はこのチームワーキング、頑張り方を変えることが、私たちの仕事の景色を変えることにつながると信じて疑わないので、あなたがおもしろそうだなって思ったらぜひ来てほしいと思っているよ。
そんな本心を添えて、今日の放送を締めくくろうと思います。
イベントのリンクはチャプターに貼っておきますね。

それでは、最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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