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#599 自宅で仕事はプライベートとの切り替えが難しい?

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、変化の時代に、産後のキャリアを楽しく豊かに描くためのオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日は木曜日ですので、このVoicyを一緒に運営している、Voicyマネージャーのあいちゃんが考える企画を取り上げて、放送していきたいと思います。
今日、あいちゃんはどんなことを考えてくれたかというと、こんな質問形式の企画ですね。

リモートワークで仕事とプライベートとの切り替えが難しい

【突然ですが、小田木さんは仕事とプライベートの時間はどうやって分けていますか?
最近の私のちょっとした悩みが、フルリモートワークになってから仕事をしている時間と、そうじゃない時間の境目がよく分からなくなってしまっていることです。
私は、入社して二カ月まではオフィスに出社していたので、当時は家に帰ると自然と仕事のことは考えなくなり、それ以外の時間を楽しめていた気がするのですが、最近はリモートワークで、そもそも家に帰るということがなく、仕事場兼家という状態で、ちょっとした時についついパソコンを開いてしまいます。
気付くと、数時間画面の前に座っていることもあり、なんだかやってしまったなと思うことも。
仕事をすることが嫌いではないけれども、こんな状態をなんとなくだめだと思っている自分もいます。
一人ではどうしようもないので、小田木さんに相談してみました。
仕事とプライベートの時間の分け方について、良いアドバイスがあればぜひ教えてください。】

こういった質問形式でいただきました。
あいちゃん、ありがとうございます。

質問をまとめさせていただくと、リモートワークで仕事をするようになって切り替えが難しい問題ですね。
ついパソコンを開いてしまう。
さらに、つい仕事をしてしまう自分、切り替えられない自分をだめだなと思ってしまう。
こういったスパイラルを抜け出したいという質問になるかなと思います。

この問題をもしかしたら抱えている方が多いかもしれないですよね。
これから長く働き続ける前提に基づくと、持続可能な形で気持ち良く仕事の時は仕事に集中し、それ以外の時間はそれ以外のことに熱中したり、体をリラックスさせながら休息を取って、持続可能な頑張り方をしたいよね、そういう思いに基づく質問だと思いますし、あいちゃんにもそういう中で自分のスタイルを作っていってほしいなと思いますので、一緒に考えたいと思います。

この切り替えられない問題ですが、リモートワークで増えている背景もありますよね。
一方で、切り替えられない問題は、さらに二つに分けられるかなと思いまして、どう分解できるかというと、まず、仕事以外の時間でつい仕事をしてしまう、事実手を動かしてしまう問題と、もう一つは、仕事以外の時間で物理的な仕事はしてないけれども、頭の中は仕事でいっぱい、つい仕事のことばかり考えてしまう問題。
この二つに分けられるんですよね。
なので、物理的に仕事をしてなかったとしても、頭の中で仕事のことがいろいろ気になっていると、結局切り替えられないということになると思うので、物理的な側面も気持ちの側面も含めて、どうしたら上手に切り替えができるかを考えていけたらいいなと思います。

仕事の終わりが決めてあるか?

いろんなアイディアや着眼点があると思うのですが、ぜひここを点検してみたいと思うのは、仕事の終わりが決めてあるか?ここが私にとっては最大のポイントじゃないかなと思います。
仕事の終わりが決めてあるか?
これを単純に聞くと、「終わっているから、家に帰っているわけで」とか、「いったん終えるけど、それでもまだやっちゃうから問題になってるわけで」と思うかもしれないですが、違うんですよ。
いったん仕事を終えると決めているかどうかではなくて、今日はここまで完了すれば、今日の仕事は終りであるという、まず自分の中での決めがあって、かつここまでを終えていれば、明日は問題ないとか、今週は問題ないという根拠のある完了ラインが、きっちり自分の中で明確になっていたり、決められているか。
これが、終りが決めてあるかという観点ですね。
今日はここまで終えれば完了できるラインがあって、さらに明日のやるべきことが明確になっていて、この積み重ねで、今週はここまで完了できたら、仕事の進行上、チームの中での役割上、問題がない。
こういうラインが、自分の中にあるかという部分ですね。
なんとなく時間で終わるとか、その中でなんとなく週末に入るとか。
なので、なんとなくいろんなことが心配になる。
こういう状態だと、つい仕事をしてしまう。不安から仕事をしてしまう。
不安から仕事をするので、やった後で罪悪感に陥るスパイラルは、結構ここに原因があるケースが多いと思います。

あと、物理的に終わらないほど仕事があるケースもそうですよね。
いったん仕事を終えたとしても、これでは絶対に今週中に終わらないという不安から仕事をしてしまうとか、せざるを得ない状況にあるのも、膨大な物量から今日はここまで進められれば終わりというのが見えなくなっちゃう中で生じる状況かな。
もちろん根本的には、終わらないほどの仕事の量を一人が抱え込んでいる状況をなんとかする、この前提は間違いなくありますけれども。

なので、終わりが決められるということは、まず今週の自分は、役割的に何をどこまで、どういう状態で完了させられればきちんと終われるのか、自分の中でも明確になっているし、それで仕事が問題なく進む根拠づけもできているし、かつ「私は今週はここまでです」という合意も、チームときちんとできている。だから安心して仕事を終えて、かつついやってしまう状態とは切り離して、終わった後の状態を過ごせるんじゃないかなと思います。

タスクリストでは不安は解消されない

これは、くれぐれもタスクリストではだめなんですよ。
タスクリストで運用している人もいるかもしれないですが、タスクリストでは不安は解消されないと思います。
タスクは明確になっていますが、明日の8時間で、もしくは、今週の残りの3日でそれが終えられるかどうか、確信が持てないので不安になるんですよね。
不安からつい仕事をしてしまうサイクルに陥りやすいので。

では、タスクリストではなくて、何で運用するのかというと、ブロック時間管理だと思います。
ブロック時間管理は、面で時間を抑えていく時間管理と、タスク管理の手法ですよね。
一日8時間あれば、8時間の中で具体的に何にどれだけ時間を使って、どこまで終えて、今日の仕事を完了とするのか。
これが自分にも見えるし、周囲にも見えるし、それを一週間で組み立てると、今週に終えるべきことをきちんと終えられる時間スケジュールがきちんと組めている。
これが曖昧だと、やらないと落ち着かないとか、考えないと心配になるというスパイラルにはまるんじゃないかなと思います。

あいちゃんはまさにここを、今、みんなでトレーニングしている最中だと思いますので、ぜひそのモヤモヤを一人で抱えずに、頼ってほしいなと思いますし、”脱・ついパソコンを開いてしまうあいちゃん”を目標に、一緒に取り組んでみたいなと思いました。
どんな習慣を自分の仕事のやり方にするかによって、これからの景色は全然変わってくると思いますので、一緒に良い習慣を作っていきたいと思っています。

ちなみに、私は役員ですので、一般社員とは労働時間管理の方法や前提が違うのですが、ただ、週末やプライベートの時間にオペレーションは一切しないというマイルールを掲げています。
終わらない仕事を片付けることに、週末や自分の時間をあてない。
こういったマイルールを課しています。
なので、状況はあいちゃんと同じで、今週に終えるべき仕事は、今週のワークタイムの中で終えられるようなブロック時間管理をしつつ進めております。
でも、仕事が好きですので、じっくり考えたいことや、じっくり練りたいことや、仕事に必要なインプットは、いろんな時間の組み合わせ方、使い方をしながら、工夫してやっている今日この頃です。

お聴きいただきありがとうございます。
今日はあいちゃんの企画で、リモートワークで仕事をするようになって、仕事とプライベートの切り替えが難しい問題を放送で取り上げてみました。

先週の一番放送!

先週から始まった、”先週の一番放送”を紹介する、「あいちゃんプレゼンツの木曜日」にのせてお届けしたいと思います。
先週、一番聴いていただけた放送はどれだと思いますか?
先週、一番聴いていただいた放送は、『#593 「心からやりたい」という気持ちはどこから来るか?』こちらの放送でした。
実は、『#591 怒りの感情と"私"の付き合い方が変わった話』が僅差で聴いていただいた放送です。

#593 「心からやりたい」という気持ちはどこから来るか?』
これはなんとあいちゃんが絡んでる企画ですね。
あいちゃんのお友達の「目の前の仕事に、なかなか自分を動機づけできない」というお悩みを取り上げて放送させていただいた回で、カレーを例えにしました。
カレーを食べたことがない人は、自らそれを食べたいと思わない。
そんな話を例えに出しながら、経験の幅を広げることと、本気になった数を増やしていくことで、心からやりたいと思える動機のフックポイントが増えていくから、焦らずに大丈夫だよ。
そんな放送をさせていただきました。
動機が先か、それとも行動が先か?
こんな副題でまとめている放送ですので、もし興味のある方がいらっしゃったら、こちらもお聴きください。
放送にリンクを貼っておきます。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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