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#1253 「なぜ歴史を学ぶのか」が40代になってやっと分かった話

おはようございます。
小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで私たちの仕事の景色を変えるためのの日々に役立つヒントをお届けします。

祝日があけ、火曜日の放送です。
三連休を過ごしたという方も多いんじゃないでしょうか。
私は23日月曜日の祝日は、私たちが運営するオンラインスクールスクラの修了メンバーが企画してくれたオフ会がありまして、東京まで行ってきました。
と言いながら、この放送はまだオフ会が開催される前の22日日曜日に収録をしておりますので、きっと火曜日は楽しい余韻に浸っているんだろうなと思いつつ、その話はまたどこかで取り上げさせていただきたいと思います。

今週25日は「人材育成×チーム体験」。HRライブ、いよいよ最終回

さて今週ですが、9月に盛り上げて開催を続けておりますHRライブ2024、このいよいよフィナーレ3回目が明日25日の水曜日に開催されます。

続きはぜひVoicyでお聴きください。

最近はまったもの「COTENRADIO」

今日は、最近私が新たにはまったものと、そこからの所感を放送を通じて共有をさせていただきたいと思います。
このチャンネルでは、私自身がはまったものや好きなもの、そしてその中で考えた小田木所感をいろんな形でお届けしましたけれども、今回は何かというと、COTENRADIOです。
超有名なメディアというかコンテンツですので、「え?今更ですか?」という方ももしかしたらいるかもしれないですけれども、私はようやくCOTENRADIOにはまりまして、そのおもしろさにどっぷりつかっている最中でございます。
一方で初めて聞く方もいらっしゃるかもしれないので、COTENRADIOが何かですけれども、COTENRADIOのウェブサイトから読ませていただきます。
『歴史を愛し、歴史を知りすぎてしまった歴史GEEK3人と、圧倒的歴史弱者がお届けする歴史インターネットラジオ。 学校の授業ではなかなか学べない国内外の歴史の面白さを学び、「人間とは何か」「現代人の抱える悩み」「世の中の流れ」を痛快に読み解いていく!?笑いあり、涙ありの新感覚・歴史キュレーションプログラム!』
こんな感じで書いてあるんですけど、本当にこの通りなんですよね。
歴史が痛快に読みとかれて本当におもしろくて、「笑いあり、涙ありの新感覚・歴史キュレーションプログラム」このコピーが大げさでも何でもないなと実感しながら、私は今ドはまりをしています。

私はVoicyで聴いているんですけれども、Spotifyとか、各種ポッドキャストなどなど、あとYouTubeチャンネルもあるんですね。いろんな形で楽しめる秀逸なコンテンツなんですよね。
これは聴かないとなかなか想像がつかないと思うんですけど、とにかくおもしろいんですよ。
私自身はまだまだ最近に聴き出したビギナーで、聴いたテーマもゴッホから入り、中国の清王朝の立ち上げのヌルハチ、そして今はジャンヌダルクを全10回以上の放送にわたって聴き終えたところです。
おもしろさもさることながら、内容が圧巻なんですよね。
すごい量の情報から専門書とか研究者の著書とかから、ありありと当時の状況や当時の感覚を現代の私たちがめちゃくちゃイメージをしやすいように、まさに編集して、キュレーションされたコンテンツとして、一方でライブのおもしろさを交えてお届けしてくれるという、そんなCOTENRADIOです。

歴史の学習は暗記することだけに軸足をおいていました

以下は完全なる小田木所感ですので、ビギナーかつ個人の感想ねと思いながら聴いていただければと思うんですけど、私にとって学生時代は歴史は完全に暗記科目でしたね。暗記することにだけ軸足を置いて、そこから考えるということを、恥ずかしい話ですけど完全に放棄していたなと思います。
さらに何を暗記するかというと、断片的にそこで起こったことや、そこに関与した人だけ。なので単語としては「ああ、なんかそれは知ってる」みたいなことがあっても、今は歴史の学習が恥ずかしながら生きてないなと自分でも自覚があります。
本当に断片的に起こったことだけをとにかく暗記するみたいな形でしたので、時代背景やつながり、なぜそうなったのかみたいなことは、完全にハテナなんですよね。
そんな感じで今まで歴史に触れてきてしまった私が、今ここに来て、ようやく40代になって、なぜ歴史を学ぶのかがやっとやっと分かって、ものすごく腹落ちをしている。みたいなことがCOTENRADIOさんのおかげで実現しているかなと思います。
一番直近で聴かせていただいたのはジャンヌダルク編なんですけど、ビフォーの私は名前は知っている。なんとなく百年戦争っぽい時代かなとか、神の声が聞こえちゃって戦争に参戦した、10代とかで若かったらしい、でも最後は処刑されちゃったみたい。
本当にこのレベルなんですよね。
でも、当時は考えなかったけれども、例えば冷静に考えると、神の声が聞こえましたみたいな10代の女性の声を、なぜその時代その土地の政治的中枢にいる人まで信じたのかは、冷静に考えるとわけが分からないみたいな感じじゃないですか。当時は考えなかったけれども。
でも、起こった出来事としてそうなんですよと言われると、「はー、そういうもんか」みたいな感じで、考えることを完全に停止して「ふーん」みたいな感じで流しちゃってきたんですけど、今で言うフランスという地域にあった当時の中世ヨーロッパ後期の統治の仕方とか、それによる王族の暮らしとか、当時のキリスト教の世界観、その中でなぜジャンヌは神の声が聞えたということを危険を顧みずにそこに盲信して自ら突っ込んでいけたのかとか、なぜ周囲の為政者たちはそれを信じることに決めたのかとか、この辺は、世界観とか政治的背景とかそこにあった利害関係が丁寧に紐解かれて初めて、「あ、なるほど、確かにそうにしかならんわな」みたいな感じの話になってくいんですよね。
ちゃんとしっかり考えることで、そういった感覚になれるということ自体が、めちゃくちゃおもしろいなと思っています。
すでに歴史を愛している人たちは、「今さらそんなことを言うんですか?」と思うかもしれないですけれども、すみません。
私は、今、この体験ができたんですという中で話をしております。

背景とつながるから理解ができておもしろい

最後にこのおもしろさって何なんだろうを私なりに言語化をしてみたんですけれども、一つは背景とつながるから理解ができる
やっぱりこのプロセスがめちゃくちゃおもしろいんですよね。
なぜそうなったのかとか、なぜそこでその意思決定がされたのか、これってその結果だけ見ていても全然分からなくて、背景がどうかとか、そこにどんな人々の認識があったのかとか、その当時は何が常識で何が非常識だったのか、さらにそこにどういう利害関係があったのか、それが分かると、「なるほど、こういうことはめちゃくちゃあるよな」と、いかにも人間らしいドラマとして、歴史がありありと色をもって浮かび上がる、そんなような感覚が純粋におもしろいんだなと感じました。

あともう一つは、そうは言っても昔に起こったことでしょと感じるかもしれないんですけど、私はちゃんと理解すればするほど、似たようなことが起きるな、ともすればそこからチームでやっていくとか、人と人が集まって何かを成そうとする時に起こり得ることが予測できるということも、ここから考えられるなと思っています。
例えば、相手が主張していることを、正しいかもしれないけれども聞けない時っていろいろあるじゃないですか。自分が主張しているけれども聞いてもらえない時とか、日常にあるあるだと思うんです。職場でも親子でも友人関係でも。
以前、「進撃の巨人」の感想の中で、私は「立場が違えば正義が変わる」という話もさせていただきましたけれども、こういった立場の違う人たちや背景の違う人たち同士の利害関係の中で、意外と合理的ではなくて、それ以上に人間臭い感情がいろんな事由だとか結果を左右していくという、これって「昔はそうだったよね」じゃない、今でも通じる人間らしさがあるなと思っています。
ラジオの中では「やっぱりホモサピエンスだよね」みたいな感じで、人間らしさを語るキーワードがあったりするんですけど、こういう理解を深めることが、いろんな人と関わりながら仕事をしたり家庭を作ったりしていく、私たちの役に立つ知見が詰まっているんだなみたいなことを感じております。

歴史には私たちの役に立つ知見が詰まっている

あと、予測できるというところって、環境が変わっていくと、結構ゲームチェンジが起こっていくということとも、もろにつながるなと思うんですね。
ジャンヌダルクの話の中であった、中世ヨーロッパの騎士が発展していく流れと、そして衰退していく動き、教科書のレベルだと「こうして時代は移り変わっていきました、以上」みたいな感じかもしれないですけど、技術や社会の発展とともに勝てるスキルが変わっていくという、まさにこのまんまの構図が、騎士の発展と衰退にも当てはまるんですよね。

歴史って後から振り返ると、当時は100年かけて変わっていたことなので当事者としては気づきにくいことが、明快に客観的に理解できるんですよ。
これって、今の私たちが一日一日を積み重ねながらだと、目の前のことにいっぱいいっぱいだし、分からないことに気づかせてくれる、そんな構図でもあるなと思いまして、40年生きてきてようやく、「だからみんなは歴史を学ぶんだ」ということに腹落ちをしている今日この頃です。

コンテンツとして純粋にめちゃくちゃおもしろいので、学んでいるという感覚よりも、すごく楽しんでいる。そして私たち人間というものについて、客観的に探究ができているという感覚が、これはすごい病みつきになるなと思っています。
もしなんだかおもしろそうだなと思った方は、ぜひCOTENRADIOさんをチェックしてみてください。
私はしばらく日常の移動時間をCOTENRADIOに当てていきたいなと思っています。

ということで、最近はまったものと、その所感を今日はお届けしました。
最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子(おだぎともこ)プロフィール

人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
“気合・根性・長時間労働の働き方を変えるヒント”をnoteとVoicyで毎日配信中。
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