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#698 ズレやギャップに向き合う具体的なアクション2選


おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、当たり前で固まった頭と心がほぐれるオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も一週間がスタートいたしました。
またタイトルコールもリニューアルです。
今週のタイトルコールは、さっちんが考えてくれたのですが、当たり前で固まった頭と心をほぐす必要性を本当に日夜感じますよね。
さっちん、ありがとうございます。
今週はこちらを使わせていただきます。

#世代間ギャップなんて

今日の放送は、Voicyさん全体のハッシュタグテーマで放送したいと思います。
今週のハッシュタグは、『 #世代間ギャップなんて 』。
「なんて」で終わるハッシュタグがあるんだなと思いながら、『世代間ギャップ』をテーマに取り上げたいと思います。

私の所感ですが、『世代間ギャップ』というキーワードをどんなふうにとらえて、日々の仕事の中でどんなことを大事にしているかという話をしたいと思います。

世代間ギャップよりも個人間ギャップを感じる

そういう意味で、今日の話の前提ですが、私は世代間ギャップよりも圧倒的に大きいなと思っているのは、『個人間ギャップ』なんですよね。
世代ごとのギャップよりも、職場においても家庭においても、たぶん個人間ギャップの方が圧倒的にいろんなことに影響を与えていると思うんですよね。
『個人間ギャップ』どんなところから違いが生じるのかというと、価値観が違うし、例えば、片方はマネージャーの立場である、片方は中堅の立場であるとか、新しくチームに加わったメンバーの立場であるとか、立場の違いもいろいろあると思いますし、一人一人知っていることとか経験してきたことが違うじゃないですか。
そうすると、同じ物を見ても、考えることが違うんですよね。
何より性格が違う
こういう違いは、世代というよりも、圧倒的に個人ごとのギャップだなと思っていまして、そんなわけで、世代間ギャップというキーワードに対して、私は世代でくくらない「50代はこんな感じですよね」とか、「今の20代はこういう特徴があるよね」こういうラベリングを一方的にしないことをすごく大事にしているのと、あともう一つは、「××世代への対処法」みたいな感じで、絶対的なハウツーがあると思い込まない
この二つを結構大事にしてるかなと思います。

この辺の話を両立サプリの過去のVoicy対談でも、例えば、竹内さんが「おじさんってくくるきらいがあるけれども、一人一人全然違うんだ。だからラベリングしないことと、世代ごとの攻略法があると思わない方がうまくいく」なんていう話をしてくださっていたり、若者について研究している平賀さんが、「自分の常識や当たり前を是として相手に押し付ける、ここにギャップが生じる」という考え方をしてくださったり、私もそういったフラットな考え方にすごく賛同しますし、そうとらえた方がうまくいくなという手ごたえを持っています。

ここまでは、「まあ、そうだよな」という話じゃないですか。
一方的に属性とかでラベリングしない、この辺の話も「当たり前じゃん」という感じですし、絶対的なハウツーがあると思わないというのも、そういう難しさも私たちみんなが感じていると思うんですよね。

ズレやギャップに向き合う具体的なアクション2選

そういった前提を置きながら、具体的にどんな活動が大事になりそうかなというところも、あわせて考えてみました。

相手の見ている景色を見にいく

二つあるのですが、一つは、相手の見ている景色を見にいく
これがまず、すごく大事だなと思います。
つい、「どう思っていることを伝えようかな?」とか、「どうやって景色を合わせようかな?」ということを考えちゃうのですが、そこを達成しようと思うと、どうしてもファーストステップで、まず相手が見ている景色をちゃんと見る。相手から見ると、物事はどう見えているのか?それに対して相手はどんな感情を持っているのか?何が関心ごとで、何が心配事なのか? これをちゃんと理解する。
それが相手の見ている景色を見ることだと思うのですが、ここがすごく大事な活動になるなと思っています。

では、どうやって相手の見ている景色を見るかというと、本当にシンプルなのですが、とにかく関心を寄せて、評価せずに聞く
これに尽きるなと思っています。
私もそうなのですが、日々、忙しいじゃないですか。仕事が高速で回転していると、とにかくスピーディーに効率を上げていろんなことを判断していく、ジャッジを積み重ねていくことが、結構大事になると思うんですよね。
そうすると、誰かとコミュニケーションを取るにしても、無意識のうちに、自分起点での評価をしながら聞いちゃっていることが、結構あると思うんです。
私も無意識に聞いちゃうと、評価しながら聞いちゃっているので、意識を保って、「評価せずに聞くぞ、ここは評価をせずに聞くんだぞ、朝子」こんな感じで、”聞くモード”に切り替えることを、結構意図的にしています。

では、評価せずに聞くというのは、どんな聞き方なのかというと、例えば私が「最近は、多肉植物にはまっていまして、とげとげなフォルムがなんとも言えず、かわいいらしいんですよね」と言ったとするじゃないですか。
これを評価しながら聞くと、「何、多肉って?なんだよ多肉って? この話の結論は何だろう?とか。
あと、「家の中に土とかを置くのは、自分は嫌なんだよね」とか、一方で、「分かる、私も好き」とか、このリアクションは基本的に全部評価しながら聞いていることになるんですね。
自分の物差しに当てはめながら、結論を早く言ってほしいという評価だったり、もしくは、自分はおうちの中に土があるのが嫌だという評価だったり、最後の「分かる」というのも、自分にも同じ経験があるから理解ができるという、これもいわゆる一種の評価に該当すると。

そう考えると、評価せずに聞くのは、すごく難しいと思いませんか?
とにかく相手に関心を寄せて評価せずに聞くというのは、いったん自分の物差しを全部脇において、「なんで多肉植物が好きなんだろう?」「どんなところに関心を寄せているんだろう?」「そこでどんな体験をしてるんだろう?」自分の物差しは一切関係なく、相手が見ている景色を見にいくというのはそういうことなのかなと思っています。

こうやって聞くと、本当に難しいですよね。
全部のコミュニケーションをこれに変えるのは難しいし、もっと言うと、評価や判断が必要な時は大いにあるので、大事なのは、「とにかく今はいったん評価を脇に置いて、相手の見ている景色を見るんだ」というモードに切り替えて、必要な時にそういう聞き方、相手の景色の見方ができるようになるのが大事なのかなと思っています。

ずれやギャップは悪ではないと思う

もう一つが、『世代間ギャップ』という、まさにタイトルハッシュタグでもありますけれども、ずれやギャップは悪ではないと思うことも、すごく大事な活動の一つになるなと思います。
ずれやギャップがあるというと、無意識的に「あ、しまった」とか、「あちゃー」みたいな感じで思っちゃうことはないですか?
「あ、ずれてるな」と思った時に、「しまった」とか「あちゃー」と思っちゃうことが、そもそも私たちがずれてることとかギャップがある状態を、たぶん悪いことだととらえちゃっていると思うんですよね。
でも、ここまでの話でそういうレベル感じゃないじゃないですか。
そもそも人と人は違うわけなので、普通にずれるし、誰しも必ずギャップはあるし、そこに何の悪気もない。
ずれることにもギャップが生じることにも、何の悪気が双方にもないというところなので、言い換えるとたぶん、そこがスタートなんだと思うんですよね。
なので、私は今、「ずれてるな」とか「ここにギャップがあるな」と思った時に、「しまった」とか「あちゃー」と思わずに、心の中で、「よっしゃー」とか「よし、見えたぞ、ずれやギャップ」こう思うように自己暗示をかけています。
そうすることで、本当に心がヘルシーなんですよね。

ギャップに気づいたら「あちゃー」じゃなくて「よしゃ!」

普通にずれるし、普通にギャップは生じるものなので、それをいちいち悪ととらえてストレスを抱えるのではなくて、「よっしゃ、ここにずれがあるんだな、ここにギャップがあったんだな、どうしていこうかな」こんな感じで考えるようにしています。
これは心がヘルシーに保てるので、皆さん、とてもおすすめです。
ずれたら、「しまった」じゃなくて、「よっしゃ」と思おうねと。

ということで、『世代間ギャップ』をどうとらえていて、どんな活動を大事にしているかという話をさせていただきました。
そんな話をしていますが、私は今、常日頃に思っているのは、仕事の上ではすごくうまくできるんですよね。意識して、ちゃんと冷静にできるのですが、家庭だとすごく難しいんですよ。
相手の景色を評価せずに聞いてみることとか、ずれやギャップを「よっしゃ」と思うことは、家庭だと本当に難しいんですよね。

そんなわけで、私は特に思春期長女ちゃんとのコミュニケーションの中で、同じ景色を見る難しさだとか、そのために評価せずに聞くアクションのトレーニングを、日夜積ませていただいているという状況でございます。

ずれに関する過去放送紹介


今日のテーマに付随する関連放送『チーム仕事はとにかくズレる!ズレに強い人になろう』をリンクしておきますので、よかったらお聴きください。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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