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#12「ご飯は手作りしなければならない」という思い込みの先にある"真の目的"に気付けた話し

今日のテーマは「思い込みから自由になる」というテーマで配信します。よくあるテーマなんですが、私なりにいろいろと考えるところがあります。

子育て中や両立期にハマりやすい思い込み

日々仕事をしたり、生活をする中でいろんな思い込みに無意識にハマっているなって思うことありますよね。思い込みが相手や環境に対する思い込みだったり、自分に対する思い込みだったりするんですけれども。
私も過去、痛切に感じたのが子育てとか両立に突入すると、より強くいろんな思い込みにハマりやすくなるなと思いました。子育てとか、両立が経験がないことで、自分のやり方に自信がなかったり、経験がないから、自分の軸だとか覚悟が出来上がってないので、さまざまな思い込みとか固定概念にはまっちゃうのかなと振り返っています。

例えば、「お迎えが遅いと子供がかわいそう」とか。「良い母でいなければいけない」、「子供を1番に考えなくてはいけない」もあれば、「仕事でただでさえも子育てで迷惑かけてるんだから、これ以上迷惑をかけてはいけない」みたいな。とにかく、いろんな思い込みがあると思います。

こうした思い込みにとらわれると自分もしんどいし、一般的には何よりも本当に大事なものを見失うと言われます。大事なものを見失う以前に、目の前のことにいっぱいいっぱいだと本当に大事なものに気づくのも難しい、つまり見失う以前に気づいていないっていうこのリアルをどうすればいいのかというのが今日の放送のテーマになります。

「ご飯は手作りしないといけない」という思い込み

私が、第一子の復職後にはまっていた思い込みっていうのは「ご飯は手作りしないといけない」っていう思い込みでした。なぜこの思い込みにはまったかというと、「手作りの方が体に良い」って言うそういった考えもありましたし、仕事でいろいろ我慢させているので、「ご飯ぐらいは手作りしなければいけない」とか、「手作りでごはんを作るっていうのが自分なりに愛情を伝える手段」って思ってました。

手作りもいろいろ定義があると思うんですけど、どのぐらいのその手作り感にはまっていたかというと、餃子は種から作らないといけないみたいなこんなレベル感でした。

その思い込みにハマりながら、18時過ぎに保育園に滑り込んでで、そこから家に戻ってきて、ご飯を作り始めるんですよね。子どもは夕方やっとママと会えた訳なので、かまってほしくてすり寄ってくるんですけれども、その子を足元において「ちょっと待って、もうちょい待って」と言いながら一心不乱に玉ねぎを刻んでました。
「あーやっとできた」って思っているときに、夫が帰宅してくるんですよね。そうすると「帰って、すぐご飯ができて食べれるなんていいよね」って心の中で考えながら、「チっ」って言うみたいな、そんな感じでした。

とにかく一生懸命だけれど、余裕がなかったなーと思います。そして、その時の私はトゲトゲしてたんじゃないかなと思います。

何のための手作りなのか

何のための手作りかっていうここを考えなければいけなかったんです。「手作りをしたい」っていうのは最終目的ではないということに、私もある時にふと気づいて冷静に考えることができました。

手作りが最終目的でないとしたら、何がそもそも目的だったのか。「家族で楽しい夕飯の時間にしたい」これが本当の望みだったんです。選んだ手段が「手作り」だった。これが本当の構図でした。でも、私は無意識のうちにこの真の望みを考えることなく、手作りをしなくてはいけないっていう手段に固執して、本末転倒なことになっていました。

それからは、とにかく笑顔で家族で食卓を囲めるっていうために、できる限り工数を省くために、冷凍の玉ねぎ使うとか(ほんと便利ですよね)、お気に入りの冷凍餃子ストックしといて、餃子が食べたくなったらそれを焼くみたいな、そんな生活に切り替えることができました。

目的は考えないと自覚できないし、手段に固執してはいけない

まとめていきますと、「真の目的は考えないと自覚できない」と思います。私たちって目的があるから行動していると思いがちなんですけれども、実は目的があるから行動していなくて、まず行動して目的に向かっているような気になっちゃう。これすごくあるんじゃないかなと思います。

私がハマっていたのはそのパターンでした。もちろん素早く行動するっていうのは大事なんですけれども、素早く行動するには、素早く何のためかも考えられるようになるとセットじゃないといけないなーと思います。

そして「目的に向かう手段を固定してはいけない」。手段に固執しないっていうことですね。目的さえ変わらなければ、手段はあの変えてもいい。むしろ柔軟に選択し直すって言うことができると、私のようなハマり方をしなくて済むと思いました。

今日の「思い込みから自由になる」というテーマに対してのまとめは、1つは「目的は考えないと自覚できていない」ということに気づくこと。2つ目は「目的に向かう手段を固定化してはいけない。手段に固執してはいけない」ということかなと思います。

目の前のことに余裕がないと、ついつい無意識のうちにはまっちゃうっていうこともありますし、よっぽど意識しないとそこを考えることができないってあると思います。

みなさん迷ったら「その玉ねぎ何のため?」ってこの放送を思い出しながら、自分に問いかけて頂けるといいかなと思います。

今後は、女性活躍を阻む5つの誤解っていう思い込みをテーマも機会を見て取り上げ行きたいなーと思っています。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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