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#188 保育園からの突然のお迎えコール!もしものときの大事な着眼点

4月6日の火曜日です。
おそらく、今日、明日、明後日ぐらいは入園・入学ラッシュなんじゃないかなと思います。
我が家も長女ちゃんの入学式が今日あります。
我が家は保育園は終わっちゃったのですけれども、長女次女で保育園に足掛け10年通いまして、思い出深い場所だなって思います。
今でもお世話になった保育園の近くを車で通ると、いろんな思い出や感情がフラッシュバックしますよね。
この保育園生活ですが、特に入ったばっかりから1、2年の生活の中で、電話にある「お迎えコール」、これには特別の想いがあります。
今まさに、この「お迎えコール」とめっちゃ仲良しという人もいると思いますし、これからそういうステージに入るんだろうな、ドキドキという方もいるんじゃないかなと思います。

保育園からの突然のお迎えコール!どう動く?

今日のテーマはですね、「もしもお迎えコールがあったらどうしますか?どう動きますか?」これをみんなで一緒にシュミレーションしながら、改めて4月だから一緒に考えたいと思います。
例えば、月曜日の午前中なんかを想像していただければと思います。
さあ、今週一週間もやるぞ。これがあってあれがあって、あそこであれがあるからこうしなきゃな。
そんなことを考えながら、だいたい月曜日の午前中を過ごしますよね。
こういう時に電話がかかってくるんですよ。
スマホをバイブにしている方も多いんじゃないかなと思うのですけれども、ブブブ・ブブブとスマホが光るんですよね。
バッって画面を見ると、保育園って書いてあるんですよ。
「うわ、まじか!」だいたい分かるので、まじかと思いながら電話に出るじゃないですか。そうすると、「もしもし、お母さんですか?38度の発熱です。すぐにお迎えに来てください。」
こんな感じでかかってきます。
心の中で、「うそ?まじ?なんで?朝はあんなに元気だったのに」、もしくは、「週末鼻水が出始めていたのがひどくなっちゃったのかな?」いろんなことを心の中で考えながら電話をおく。これめちゃくちゃあるあるですよね。特に入園して半年くらいは毎週か隔週ぐらいかな、そんな時期もあったように思います。
もちろん起こってほしくないのですけれども、ただ一方で、起こってしまう。
なので、こういったケースを考えないよりは考えておいた方が良いと思うんですよね。
どんな着眼点を持っておいたらいいか、これを私なりに整理してみました。

チーム家族でシュミレーションしておく

着眼点その一はですね、誰が動くか
誰が動くか?え、私?じゃなくて、誰が動くかっていうところを、自分および自分以外も含めていくつかのオプションを持っておけるか、これがすごく大事だと思います。
電話がかかってくると、もしかしたら多くの人は、私が行かなきゃと即自分で自分の予定を調整に動くという行動を取られる方も多いと思うんですけれども、ただパートナーだとか、パートナー以外のオプション、例えば両親があるのかそれ以外か、チーム家族で調整がきくのかきかないのか、これを起こる前にどれぐらい想定して、状況を共有して準備しておけるか
めちゃくちゃ大事だなって思います。
まずスタートは、急なお迎えコールがあった場合にどうする?
お迎えコールが発熱だったりすると、そこから何日かは子どもが登園できないっていう期間が続くんですよね。2、3日のケースもあるし、一週間というケースもあると思います。
お迎えコール、そしてその後に登園できない期間があった場合にどうするか?家族で一緒に話をしておくことって大事な準備だなって思います。
かつ、予定をシェアしておくだとか、お互いの仕事の状況をオープンに共有する。
「今週ちょっと立て込んで、結構山場だから大変なんだよね。」
「今度こういう仕事があって、ここだけは絶対に自分でなんとかしたいから休みたくない。」
こういったことをオープンにお互いに共有しておけるかどうかが大事ですよね。
さらに病院に連れていこうとなった場合に、私しか病院のことがわからないと、当然他のメンバーは代打ができないわけなので、かかりつけ医に行けるようなプロセスをみんなが知っているとか、診察券がどこにあるのかみんながわかっている、こういう状況を作っておくことが大事かなって思います。
この準備がしておけると、誰が動くか?という時に、自分および自分以外のオプションから適切な選択ができるようになるんですね。

最大のリスクを見積もってシェアする

次に着眼点その二、適切なリスク予測とジャッジができるか
お迎えコールって急にありますので、それで慌ててお迎えに行くということも多いんですけれども、そうなった場合に、チームのメンバーにどんな共有をして会社を出るか?もしくは、自宅を後にするか?ここですよね。
「とりあえず、今日半休します」とか、「このあとは在宅します」もしくは、「まずは病院にかかってから報告します」
こういったことを言っちゃいがちなんですけれども、その時の自分の心境としては、「まだどうなるか分からないし」、「できれば最小の影響に留めたいし」、「周囲に迷惑かけたくないし」、こういう気持ちってめちゃくちゃわかります。
でも、チームの仲間の視点から考えると、不確実性が残ったままにされるというのはすごく大変なんですよね、周りも。
なので、適切なリスク予測とジャッジっていうのは、まず最大のリスクを見積もってシェアできるかどうか
要は、「とりあえず今日」というと、明日になって「すみません今日もまた」、明後日になって「まだ良くならなくて」、こういうことを繰り返さなきゃいけなくなるのって周囲に負担がめちゃくちゃ大きいんですよ。
周りも先読みできないので。
なので、適切なのは状況から最大のリスクを予測して、例えばまず一旦、「今週いっぱいは稼働が不安定になる」、もしくは、「在宅で仕事をすることになる」
一方で、状況を見ながら思ったより早く回復しましたと、そのリスクを前倒しで復帰できる方が、周囲もいろんな準備ができるし予測ができていいんじゃないかなって思います。
私たちにはたぶん、適切なリスクを予測するための情報ってあるんですよね。「だいたい熱を出すと、2、3日は長引くな」とか、「園も慎重だから、たぶん3日ぐらい経って完全に回復しないと行けないだろうな」こんな感じの予測情報というのは必ず持っていると思いますので、どれぐらい登園できないか適切に見積もる。これが非常に大事になってきますよね。

プラス他にどんな判断が必要かというと、例えば、自分がメインの会議とか商談とか、あと自分が抱えている仕事の期日、こういったものをどうするか判断が必要ですよね。
リスケして調整して、でも自分がやるべきなのか?それとも引き継いで他の人でもできる形にしながら仕事を動かしていくのか?これが判断ポイントになると思います。
かつ、今リモートもだいぶ浸透しましたので、在宅で仕事をするという事ができると思うのですが、ここも一つジャッジメントが必要で、在宅で物理的に仕事ができるということと、そもそも実体として病児を抱えて仕事ができるかどうかって別問題じゃないですか。
なので、物理的に在宅でできるので、「とりあえず在宅でやります」ではなくて、仕事ができるのか、それともできないので非稼働にする、要は休むのかというところも判断が必要じゃないかなって思います。
こういった判断はすべてチームのための判断になりますので、困っている私のための判断ではなくて、チームのために適切な判断をできる限り早い段階でしていくということが非常に大事ですよね。

発熱は生理現象、自分だけで抱え込まない

最後三つ目はですね、自分の気持ちをどうマネジメントするか?
これもポイントになると思います。
子どもがお熱出ちゃうと落ち込んだり、「なんで今よ?」と責める気持ちがわいちゃったり、チームに迷惑かけちゃうなって罪悪感を持ったりすると思うのですけれども、こういった気持ちっていうのは、仕事の満足度を低下させて、さらに生産性も下げさせちゃって、なにより家族にとっても良くないので、「発熱っていうのは生理現象だよね」、「むしろこういう状況で、自分の対応力や判断力が磨かれるんだよね」そんなふうに思って、一人で抱えず、パートナーとワンチームで、他の同志も頑張っているからそれを励みに乗り越えていけたらいいなと思います。

とにかく「お迎えコール」を徹底的にシュミレーションして、自分だけで抱えず乗り越えましょうという話でした。
応援しています。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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