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#532 集中は結果。"決め"と"所要時間"で集中を仕掛ける

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、復職後の仕事が3倍楽しくなる、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

#集中力を高めるコツ

今日は、Voicyさんが展開されている全体のハッシュタグキャンペーン、テーマは、『集中力を高めるコツ』こちらを使って、私も放送をさせていただこうかなと思っております。
同じハッシュタグでVoicy内で検索すると、『集中力を高めるコツ』というテーマでいろんな放送が聴けるようになっていて、とても面白いなと思っています。

私も個人的に集中力を高めることについて考えることを今日は放送させていただくのですけれども、まず一つは、『集中力』って結構キーワードですよね。
「集中して仕事をしたい」って、私たちは誰しも思いますし、集中できていないと、「集中しなきゃ」と考えることって多いですよね。
私は一つ思うのは、集中というのはあくまで結果なので、「集中力を上げよう」とか、「集中しなきゃ」と思って高まるものではなくて、いろんな仕掛けだとか、結果として集中につながることによって、高まるものじゃないかなと思います。

集中を引き出す要件

結果として集中力を引き出す要件って何か?という所ですけど、私は、"決め"×"所要時間"という方程式で考えてみたらいいんじゃないかなと思っていまして、"決め"というのは、まず決めることですよね。
具体的には、何をどこまでやるか決めることを"決め"と考えています。
要は、仕事の要件定義ですよね。
×"所要時間"というのは、例えば、対象の仕事を30分でやるのか、それとも一時間でやるのか、90分かけるのか、所要時間のまんまですよね。
"決め"が甘いまま取り掛かった仕事だとか、あと所要時間を決めずに始めて、終わったところが終わりだよと進めちゃう仕事が、結果として集中力が高まらなかったり、もしくは、時間的に薄まっちゃって全体の仕事を押していくということが、結果として結構起こりやすいのかなと思っています。

"決め"、何をどこまでやるか決めるというのはどういうことかというと、いわゆる仕事の要件定義ですよね。
例えば、「この時間で実施レポートを書こう」と思ったとするじゃないですか。
実施レポートを書くというのは、まだ要件定義としては甘い段階だと思うんですよね。
例えば、実施レポートというものに期待される成果を生み出すために書き上げるとすれば、まず、材料になるアンケートをざっと斜め読みをして全体傾向をつかむ必要があって、その上でフォーマットはあれを使って、所感のポイントはあの辺の観点を押さえながら、次への提案が必ず書き込まれている状態で、Word2枚程度で完成させよう。
ここまで具体化すると、「よし、これを所要時間一時間でやるよ」という妥当な制限時間というのが、見積りできるんじゃないかなと思います。
また例えば、企画書を書くといったタスクがあったとして、ゼロから10までを書き上げようとすると、3時間はかかるのだけれども、まず一時間で、今回のお客様の要望だとか、提案の要件を書き出して、一緒のグループの仲間に共有するところまで一時間で終えようとか。
会議準備なんかもそうですよね。
会議準備しようというよりも、目的と達成事項を言葉にして書き出して、そのためのアジェンダを参加者にメンションして、書き込むところまでを30分でやろう。
具体的に何をどこまでやるか決めるというのが、私はかなり集中に影響しているんじゃないかなと思っています。

具体的に決めることができると、仕事の要件定義ができると、すなわちそれが所要時間を精緻に見積もれるということにつながってきて、もしどのぐらいかかるか分からない状態であれば、たぶんまだ何をどこまで具体的にやり終えるかというのが、決められてない状況なので、着手するよりも前に、関係者、もしくは、自分自身と、要件を詰めることをもう少し進めたほうが良い状態なんじゃないかなと思います。

なので、さっきの「集中したいけれども集中できない」という状態と、どうつながってくるかというと、そこに”決め”の甘さがあるのかな。
”決め”が甘いと、意識が散っちゃうんですよね。
違うことを考える余白が頭の中に生まれちゃうので、違うことを考えちゃうとか。集中し切れてないので、作業の合間にメールを見たくなってメールを見ちゃうとか。「そういえば、あれもやらなきゃ」という感じで、違うことを始めたくなっちゃう。
こういうことが起こるのは、「私自身が集中できないから」じゃなくて、たぶん決めの甘さによって、目の前のことだけに目を向け切れていないことから起こるんじゃないかなと思います。
自分自身を振り返ってもそうですよね。
なので、"決め"の精度を上げることと、あと所要時間を決めて取りかかるということが、結果として、集中状態を生むこと、集中を自分自身に仕掛けていくことにつながるのかなと思っています。

コース料理をメインディッシュから食べるイメージ

最後にもう一つ付け加えると、集中が必要な仕事をいつやるか?ですけれども、これは疲れてない時にやるに限ると思います。
朝からスタートして、夕方までの仕事時間があったとしたら、まだ疲れてない時は、圧倒的に朝ですよね。
せめて午前中。
これを例えると、コース料理をメインディッシュから食べる。こういうイメージだなって思います。
仕事においては、コース料理を前菜から食べない、メインディッシュから食べる。
なぜなら、前菜からゆっくり食べちゃうと、メインディッシュを食べる頃には、もうお腹がパンパンで美味しく食べられない。
つまり、集中してメインに当たることができない。
じゃあ、前菜から食べるってどういうイメージかというと、まずメールを処理してから始めようとか、グループウェアを一通りチェックしてから仕事にかかろうとか。
要は、細かいタスクを片付けて、その上でメインディッシュにかかろうとしちゃうことですよね。
そうすると、細かいタスクを片付けているうちに、大事な大事な集中力を使い切ってしまい、メインにあたる頃には、集中力がもうエンプティという状態になってしまいますので、必ずメインディッシュから食べるようにしましょう。
私もそうしております。

そんなわけで、小田木個人的所感ですけれども、『集中力を高めるコツ』ということで、集中は結果なので、集中を仕掛けていこうよ。
集中を仕掛ける要件というのは、具体的に決めることと、所要時間を置くことだと思うよ。
さらに、いつやるかというと、疲れていないときにやろう。
コース料理をメインディッシュから食べるイメージだよ。
こんな感じでまとめてみました。

”決め”に意図的に時間を割いていく

こう考えると、一日の時間の中で、とりあえず手を動かすことではなくて、決めること、仕事の要件定義をすることに、どのぐらい時間を使っているかって、かなり大事になるなと思います。
例えば、朝の15分とか20分でもいいと思いますし、”決め”に意図的に時間を割いていくことができると、結果として、一日の中で貴重な集中力を、必要なタイミングで、必要なテーマに対して無駄遣いなく使っていくことができるんじゃないかなと思います。

ちなみに、「決めていく」、「タスクの処理順ではない優先順位をきちんとつけていく」テーマについて過去放送がありまして、#494に『見せかけの優先順位に惑わされてはいけない』という放送がありましたので、よかったらこちらもセットで聴いていただければと思います。
タスクの処理順で仕事を片付けていないか?
本当に大事な本質的な優先順位を振れているか?
そんなテーマで話した回でしたね。

ということで、お聴きいただきありがとうございます。
最後に、常に集中状態でいるというのは、誰しも難しいんじゃないかなと思います。
なので、集中できる体力だとか、体のコンディションを作っていくということも、合わせて考えられるといいですよね。

私は、この連休中に「これいいな」と改めて思ったのが、ゆるくてお腹を抱えて笑える漫画を一冊持っておく。
これが最高にいいなと思います。
何の毒もなく、くだらない笑いを届けてくれる最高の本に、連休中に出会うことができまして、『女の園の星』というタイトルの漫画なのですけれども、もしそういったリラックスタイムを作りたい方には、おすすめしたいなと思います。
本当に笑えます。余談でした。

それでは皆さん、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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