見出し画像

肉々しいリップが好きな話

タイトルの通り、肉々しいリップを1本持っていてそれが好きな話。

友達の結婚式のために美容院に行ってヘアメイクをしてもらった。そのときに美容師さんが使ってくれたのがこのリップ。お直し用にどうですか、と言われたのでその場で購入した。こういうところで自分の知らないコスメに出会えるのが結構楽しい。

リップ本体は暗めの赤で、そのまま塗ったら結構毒々しい暗いリップができるんじゃないかと思う。イメージは昔ディズニーアニメで見た、白雪姫の毒リンゴが出来上がっていくシーン。話はそれるがあのシーンは今でも覚えているなかなか迫力のあるシーンだと思う。おどろおどろしいいかにも悪そうなものを煮詰めて煮詰めて最後真っ赤な美しいリンゴに集約される瞬間と、それを満足そうに見つめる継母。ちなみに、変身薬を作るシーンと変身するシーンも結構好き。それを見ているカラスがビビり倒しているのも面白い。

リップに話を戻すと、そんな色をしていながら唇に塗るといい感じに馴染むのだ。生きている暗い赤。嚙んだら何かが滴り落ちてきそうな赤。生っぽい色。直接唇にぐりぐり大きめに塗るのが好き。なんか生きてるなあって感じがする。生肉まではいかないけど肉感的なものって良いよね。けど、白雪姫の毒リンゴっぽさも所々垣間見えるんだよなあ。ただただ明るいだけじゃない赤だから好きなのだ。ミステリーで毒薬を使う話とか、メディチ家の毒薬の話とかと同じで、どきどきする不思議を隠し持っているからだ。そんなどきどきする不思議な大人な女性になりたいと思って使う。まだまだ道のりは遠いと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?