9/21 killer tune today go!go!vanillas／鏡

調子崩したあの人も  元気に笑えてるかな
離れ離れでもいつかは  愛をもって訪ねるね

鏡を見て、めちゃくちゃびっくりした。黒のワンピースがすごく自分に似合っていた。私が全身を黒にするとき、理由は三つある。一つは、気を引き締めるとき。プロフェッショナルとして凛と立たなければならないとき。二つ目は、裏方としてのベストを尽くす使命感に燃え、この世のどこの表舞台からも消えたいとき。三つ目は、なんらかの喪失感に堪えるとき。

今日の黒服の理由は三つ目だった。友達が入院してしまった。ベタベタに仲良いわけではないが、会えば必ず喋り、一度は二人で遊びにいったこともあり、趣味が合った貴重な友達だ。朗らかな性格で、おおらかで明るい子だ。私はこのとおりダウナーな人間なので、ひなたぼっこみたいな子だなと思っていた。

その子の健康を害してしまった詳しい理由は分からないが、とにかく無事であってほしい。心身ともに健康、ということはすごくむずかしい。万全に健康でなくても、穏やかに暮らせる世界がもたらされんことを祈る。無事になってほしい。この知らせも人伝に聞いたことので、本人に「大丈夫？」とか言えないし、お見舞いにいくね！というテンションでもないけど、いつか愛をもって訪ねるね。

いまは世界が酷く醜く恐ろしい場所に思えるけど、だからこそ、自分ものたうちまわって何が悪いか!?くそ生きてやる!!と思える。どしゃ降りの水圧で目を覚ます。痛いけど、これもまた現実の一つ。しっかり目を開けていたい。

世界が化粧を落としたとき  よく見て  思い切って  型にはめないで
どしゃ降りの雨が嘘を流す  
変わるもの  変わらない答えを君が探すんだ

鏡のなかで、私は黒色がよく似合っている。