9/4 killer tune today 無印のケルト音楽

社会人になってから無印良品の製品の良さをひしひしと感じている。

昔は「無印ってノーブランドってことでしょ?なのに高い!!」みたいな印象がしていた。無印はノーブランドではないし、ブランド=高価という図式は短絡的すぎるし、他の(それこそブランド名が高くつく)製品の類似商品よりは良心的な価格で品質がよい。無印が好きです。

その良品計画が掲げる「感じ良い生活」。「感じ良い」って、すごく言い得て妙だなと思う。

類義語を考えてみると、意外といくつかのベクトルが分かれて、コスパ的な発想であれば「適当」「いい案配」、オーガニック系なら「丁寧な」、ファッション誌なら「モテる」「映え」。どの類義語たちも「~~という立場を背負ってます」という気構えが少しにじみ出ているような気がしてならない。すこし鼻につく感じ。

でも、「感じ良い」というのは(もちろん多少外面も意識しているだろうが)あくまで自分が快適であることを最重視している、身軽で実直な印象がする。

シャワーブラシとタングルティーザーを買った。お風呂にはいる度に心地良い刺激な体をほぐすようになって、心身の健康に寄与している。おすすめです。

無印といえばケルト音楽。わざとらしくないところが「感じ良い」との共通点があってとても良いなと思っている。わざとらしく長調、わざとらしく短調、ということがない。それは、人間が生きている中で、淡々と嬉しいことも悲しいこともあり、ドラマティックにどちらかの色がはっきり出るというよりかは、いつもほの暗くほの明るいものになるところを表しているような気がしてならない。

激情がなくたって、人は死なない。燃え上がる人生もいいけれど、焚き火のような「愛でたくなる」「見つめたくなる」暮らしも素晴らしいと思うこの頃。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?