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他人の忙しさとどう向き合うか? タイムマネージメントからストレスマネージメントへ

他人の努力を低く見たいやつは,他人の忙しさを自分の尺度で測りすぎだと思う.家族との食事中にパソコン開かない奴は開いて仕事してる奴のことは当人じゃないとわからないし,朝飯も昼飯も夕飯も時間確保が難しいから動きながら食べる人だっている.他人の努力を低く見たいやつは,そのくせそういう断絶を見てバカにしながら,予想しない自分の常識の中から出ないし,態度だけを先に取る.事実より先に他人を低く見たい本心だけで生きているんだろう.

落合陽一です.僕は他人の忙しさをバカにしないようにしようというのが普段から考えていることの一つなんだけど,「他人と自分を比較しながら生きている人」は,自ずから「自分の尺度で他人を見ているなぁ」と思いつつ,この空気それ自体をなんとかしたいと考えることも多い.

忙しくなってきたときに僕が「職種による絶対値的な忙しさ」をチェックするのに使うのは首相動静.12/7は休みかな.と思う.

休みじゃない日はこんな感じ↓

何か指標が欲しいときは,「これより忙しいかどうか」で日々の生活の忙しさを考える.首相の任期を考えても,だいたい人間はこのくらいの忙しさで数年から10年くらい過ごしても大丈夫だ,ということなんだろう.週何日が首相動静より忙しいかどうかを基準に自分の調子を見ている.この比較の面白さは,「首相の職種についている忙しさ」であり「個人にはあまり依存してない気がするから,他人と比べるというよりは機能と比べている感が強まる」のが良いところだ.

断っておきたいのは,だからと言って首相動静より忙しくない奴は忙しいというな,ということではない.つまり「人の忙しさを笑うな」ということかもしれない.現代人の忙しさは時間じゃなくてストレスの問題だから,ストレスがなければ忙しくてもいいのかもしれない.

結局他人の存在は一度忘れて,自分と向き合うしかないけど,どうやってストレスを感じずにいくのか,そんなことを今日は考えていきたい.とりとめがないけど,なんか気づいた日のnote.

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落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から2年以上経ち,購読すると読める過去記事も800本を越え(1記事あたり5円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

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