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オンラインでの人の距離:テレカンで生まれるラジオみたいな関係性 / アフターコロナ4

新型コロナ以降の世界でオンラインの人の距離はどう変わるか? は気になっているテーマ.確かにテレカンが増えて,目と身体と耳の距離感が変わってきたような気がする.

コロナに関係なく研究室のミーティングでテレカンをよく使うようになってから耳だけ参加の世界になれるようになって数年経つ.耳と意識だけを傾けているミーティングの心地よさは,さくっと終わるときはさくっと終わることだとも思っている.ラジオや音楽を聴くようにこの世界に存在している,そういうときの世界との関わり方は独特だと思っている.

自分自身,ラジオのレギュラー番組を持っているんだけど,ラジオ番組で語る感覚とテレカンで重要なことを話しているときの感覚がすごく近くて,それでいて話を聞いているときは電話よりもラジオに近くなる.この感覚をどうやって言語化し,どうやって考えるかをぼんやり頭の片隅においていた.

今日はそんな感じのトピックを書いていきたいと思っている.ラジオは好きだ.耳と目を切り離すことで生まれる価値観ってなんだっけ? と考えながら.

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落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から4年以上経ち,購読すると読める過去記事も1200本を越え(1記事あたり3円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

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