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やってみてげんなりすることを繰り返して成長するというか老成する.やらないで斜に構えて自分の陣地を守っていると老化する.圧倒的成長! とか言ってればきっと若いまま何もしないでいられる.
落合陽一です.月初はコラムが多いシーズン.老成と老化の違いを考えていた.
よく老けたと言われる.どれどれ,
2015年の落合陽一.
2019年の落合陽一
特に変わらないような,と思うけど,自分の中で変わったと思うのは,好みがしっとりしてきた.テクノロジーで全部なんとかするぞ,と思わなくなったり,メディアアートの原理性についてもよく考えるようになった.まぁそれはそれで,人生のフェーズの違いというものなのかもしれない,と思いながら近頃はよく老いることを目標に暮らしている.
ただ表情筋を使わなくなったなぁと思う.「何かが世界を変える」と信じなくなった.ただ,今何かを動かすことは未来で何かを動かすより時間方向に影響が多いとか,長期的にこうするべきだと思うことはより多くなった.
考え方は変わるし深まるし,変わらないところもあるし,とその時点でのスナップショットを撮っていく事は大切な事だと常日頃から思っている.
さて本日のテーマ,
やってみてげんなりすることを繰り返して成長するというか老成する.やらないで斜に構えて自分の陣地を守っていると老化する.圧倒的成長! とか言ってればきっと若いまま何もしないでいられる.
1は,限界を知るのには自分の限界と重ね合わせるくらいに多動的に動くというような話(愚者の道と言われがちだけど現場感が重要),2は,賢人感漂わせて何もしないと老化する話.(研究者に多い気がする),3は,永遠に夢だけ見ているとそれはそれで,美しい気もする(SNSに多い気がする)
今回のテーマは老成と老化と成長と夢みたいな話なので老化による無為自然感/万物斉同の高まりを考えてみようというわけで.さて老子と荘子についてのテキストあたりから見ていこう.
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落合陽一の見ている風景と考えていること
落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で…
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