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アフターコロナというよりは,あと数年「ウィズコロナ」で生きていくための世界観に移行し始めた.未来ガジェットに夢を託すほどの能天気さは僕にはない.

「ウィズコロナ」.落合陽一です.昨日はWEEKLYOCHIAIのコロナ回だった.色々な認識がアップデートされてきたので今日はそんな話を.

昨日の落合陽一はいつになくテンションが高かった.コロナについて伝えるニュースに出てはいるものの,尺の関係で聞けてなかったことをまとめて聞く機会が得られたからだ.

番組自体はしばらく無料で見られるそうなのでぜひこの機に見て欲しい.僕は感染症の専門家ではないから,自分の疑問を専門家に聞くことしかできないが,聞くべきことはたくさんある.地上波だと尺の関係で聞けなかったことをまとめて聞いた.意思決定の話,集団免疫の話やワクチンの開発の話,治療薬の話,長期化が予想されることなど気になることは盛り沢山だった.

ウィズコロナで生きていくために必要なことを自分なりに考えていた.全てがオンラインに移行できるわけでもないし,低解像度のVRゴーグルや未来的なインターフェースが状況を打破するとも思えない.3Dプリンタや未来ガジェットにその夢を託すほど時間がない.これはそういう研究をする自分としてはもどかしいことの一つだ.長期的なものと短期的なものの組み合わせが必要だ.1年前の自分にタイムマシンで「オリンピック中止になるよ!」と伝えても「なんで!?」となっただろうね.すごい変化だ.

自分なりにできることを対策し始めている.この状況下でどうやったら自分の能力を発揮して付加価値を作れるか,それにはどういう行動指針が必要なのか.先日のNJIでのパフォーマンスに付随する様々な事例(専門家の助けを借りながらマニュアルを作り,コンテンツを届ける)などはあるが,そこからさらに考えるべきことがたくさん出てきた.

ラボでは研究を続けるためにどうしたらいいか.会社では仕事を続けるためにどうしたらいいか,そして作家としては作品を見せたり体感してもらうにはどうしたらいいか,そういうことに頭を使うべきなんだと思う.ウイルス後の世界の体験価値をどう届けるべきか? 物理的な接触を研究するにはどうしたらいいかを考えている.

煽ってファイアーダンスのようにPVを稼ぐのはどうかしてるし,ポジショントークもどうでもいい.夢いっぱいの能天気とヘイトもどうでも良い.政治批判とかしながらPVを稼ぐことを第一に考えられた意見に吐き気がする(無意識にはもっと吐き気がする).重要なのはアクションプランと環境の安定だ.今日もそんな話を自分なりに考えている.

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落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から1年近く経ち,購読すると読める過去記事も400本を越え(1記事あたり10円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

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落合陽一です! ありがとうございます!!
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メディアアーティストで光や音や物性や計算機メディアの研究をしているような感覚的物書きで博士持ちのスナップ写真家です.多様性社会を目指す波動使いの准教授.noteは作家としての個人的な発信です.ご連絡はリンク先のお問い合わせまで. https://yoichiochiai.com

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落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で月25回くらい更新しています)

コメント (7)
仕事の上でも、今までの流れを一度きって、これから何が必要になって、今何ができるかということを考えなければと思っていました。記事を拝読して視野が広がりました。ありがとうございました。仕事の仕方自体が変わっていくのだと思いますが、そのなかでも、考えているだけでなく、動いて、内容によっては効果測定をして、ということをやっていきたいです。先生の今後のご活動、陰ながら応援させていただきたいです。
昨年に参加したコンサートでのこと、音の消えた会場でファンが一斉にコーラスした場面は印象に残る忘れがたい時間でしたが、そういった演出も年単位でできなくなりそうですね。日常、当たり前のようにあるものは、いつ失われるのかわからない。一瞬一瞬を大切にしなければ。(すぐに忘れがちですが)高齢者と同居しているにも関わらず、少し緩い対応だったのを、誰かの大事な誰かを守るためにも、やるべきことをやっていこうと思っています。
「ウィズコロナは数ヶ月では簡単には終わらないし,数十年も続くわけでもない.」
私が父の自宅介護のために生活スタイルを変えた当時、ほんの数年だろうと思っていた。いつか外の世界に戻れると思いながら、それ以上に父が長生きしてほしいと願いながら、数十年の歳を重ねた。
そして今、コロナによって外の世界は失われ、世界の現実は家に籠った。
ああ、私は今まで、何をしていたの?なんで外の世界をうらやんでいたの?
実は「身体性による社会の立ち位置」を持たなくても、勝負できたのだ。
62歳だった父は81歳になり、罹患したなら最も命が危ぶまれる高リスク者。
父を生き残らせるミッションがもっぱらの私の課題である。

購読を一時的にやめていて、また始めました。よろしくお願いします。
記事を読んでいると、落ち着く事が分かりました。ありがとうございます。

私の生活は基本的に変わりありません、
けれど見聞きするモノが変わりました。これは個人的に生活に影響を与えがちなので、それにも注意や工夫が必要です。

もう基本的な個人の予防工夫、ソーシャルディスタンスは皆分かっているはずなので、コロナ報道は見ない方が良いように思っています。CMがあれば十分で、危機を永遠に聞く事はパニックを起こし、不安にかられ行動を抑えることができなくなるかと思われます。
ボタン押すな、と言われて押したくなる本能です。
なので、気を長くするしかないと感じます。

アーティストは元々娯楽から始まったと個人的に感じていて、アートを作る方は増えていくか死んでいくように感じます
自分をどれだけ保ち活かしていけるかと感じているこの頃です
けれど、数年です
過去も数年生きてきたなら、この習慣にも慣れ数年過ぎるのだと思います
コロナの前だって死者はいました
夏の先にはインフルエンザにも気をつけなければいけません。

そう思うようにしています。
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