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多様性/社会課題と主語の話.例えば車椅子は乗るもの? 乗せるもの?

落合陽一です.自分の大学や会社でも車椅子の研究をしたり,国プロでも研究の代表をしたり,教え子が関連企業で働いているのを見ているうちに色々考える.

社会課題というと,誰にとっての社会課題なんだろうという疑問が尽きない.ダイバーシティの何を課題として考えているのか,そんなことを考えながら,10月の雨に濡れている.

車椅子は乗るものか乗せるものか,そのどちらでもある,というのが技術と多様性に関わる視点の違いの難しさの例でもある.

そういえば,音を振動で感じられるアプリがパブリックベータになった.オンテナとは別に汎用のIoTデバイスを使うものをラボで開発しているんだけど,率いているのは自分が当事者の弊ラボ設楽くんだ.

多様性と主語の問題を今日も考えている.

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736字
落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から4年以上経ち,購読すると読める過去記事も1200本を越え(1記事あたり3円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で…

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