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手を動かすこと,集中すること,現場があることに感謝すること: いま現場系人類として思うこと

落合陽一です.現場で作業することを生きがいにしている落合です.今日はそんな話.

現場で作業するのが大好きな落合.数週間前に学生さんに「明日も朝まで作業なんだ」って伝えたら「このご時世設営できることに感謝して楽しんできてください」って言われた.確かに,これは幸福なことなんだと思う.

長い集中できる時間の確保は重要だ.僕の場合それは飛行機の中だったということが最近わかってきた.月2回くらい海外出張に行っていたから月4回くらい長い瞑想のような時間が確保できた.それがなくなってくると確かに細切れの生活の中で生きることになる.

それではいかんと思ったもののなかなか纏まった時間が見つからないと思いつつ,その答えを現場での瞑想のような単純作業の中に見出しつつある.夜中に手を動かし続けることのできる場所があることに感謝しながら生きている.

僕は現場が大好きで,大体現場でものを作っている.メディアアーティストは放っておくとプロデューサー的になっていってしまうから,集中してマテリアルと対話して意識をチューニングしていく時間が必要.今日はそんな話を.

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落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から4年以上経ち,購読すると読める過去記事も1200本を越え(1記事あたり3円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で…

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