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現状からの希望的跳躍を見出すために. /アフターコロナ5

アフターコロナなのかポストコロナなのかウィズコロナなのかはさておき,どこに希望を見出していくかをしばらく考えていた.今日はその後半戦の話.

なかなか釈然としない日々が続き,春の暖かな日差しの中に,どこか社会の先行き不安への恐怖がうっすらと漂っている2020年の春.僕が想定していた2020年のオリンピック浮かれムードとは対照的に,むしろ悲観ムードすら感じるこの感覚は,震災の後の雰囲気ともまた別の世界に感じている.リーマンショック後とも違うし,911の後とも違う.それはきっと現在進行形で社会が変化している中で,不安や恐怖が渦を巻いているからだろう.

何度かテレカン的世界やら非接触インターフェースやら日本的慣習やらについて書いてきたけれど,ここから先の成長って何だろうと考え続けてしばらくたった.もちろん,安宅さんとの対談では「希望しかない」と結論づけていったし,僕の中でこのアフターコロナの世界にどうやって成長戦略を描くか,というのは1月上旬から考え続けているテーマだ.

様々なイベントも中止になったりして,しかしながらその先を模索していたりもして,大学や会社の方針も見えてきたりして,と考え方が固まってきたところもある.

今日はそういった中で希望的シナリオと悲観的シナリオの間を考えていきたい.

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落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から2年以上経ち,購読すると読める過去記事も800本を越え(1記事あたり5円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で…

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