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ディストピアとスマートシティとウィズコロナ

ディストピアの設計論が求められている,と考えると我々の向かっている先がわかりやすくなるんじゃないかと思っている.

この話しばらく書き留めていて,更新できてなかった.昨日のweeklyochiaiでも話題になったスマートシティの話.

ディストピアの設計論を考える社会実験が全世界で進行中だ,と捉えるとどうだろうか.夢いっぱいでイノベーティブな話から,公衆衛生と個人情報のボトムアップ的な開発,行政システムとの接続,急に地に足がついた話になるのではないだろうか.

プラスの面とマイナスの面が同時に存在するのはもちろんだけれど,個人の権利と集団の利益を共存させることのできるディストピアの設計論をどうやって,構築していくかが肝なのだろう.仕事柄,会社や大学や個人として関わることの多い仕事だけに,いろいろな資料に目を通したり会議で発言したりすることも多かったが,ピースが噛み合った感じがしている.

ウィズコロナにおけるITのあり方はそのまま原義的なスマートシティのあり方に接続されている.今日はそんな話を.

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落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から2年以上経ち,購読すると読める過去記事も800本を越え(1記事あたり5円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

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