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2020年の総括:大学のセンター長に就任して研究が盛り上がったり,大阪万博のプロデューサーになっていろいろ考えたり,文化交流使に就任して制作が楽しくなったり,音楽会はフィジカルとウィズコロナの変化の年.

落合陽一です.今年はいろんなことがあったけどいくつかまとめておこうと思ったので,noteをかく年末の儀式的なところです.というか今年はいつも以上に本当に忙しかった気がする.時間がまるでなかった.移動が全くなく,研究の議論や作品の議論,ビジネスの議論をしているだけですぎていった.手も動かしたけど脳はもっと動かした.時間がまるで足りない.

おかげさまでそれにしてもたくさんのかたにお世話になりながら走っているものだなぁと痛感します.いつもご迷惑をおかけしてすみません.

動画で振り返る2020年の様子については下記のYouTubeがわかりやすいのでご覧いただければと思います.

2019年の落合はこちら↓

さて1月から振り返っていこうと思う! 年内に間に合え,というギリギリの気持ちで生きています.

そういやresearchmap を整理しつつあるので研究者の人はこちらをどうぞ


1月

元旦から移動距離が抜群に長い(これもビフォアコロナという感じがする.

大洗→伊勢→シンガポールという不思議な毎日.

SXSWの基調講演の準備とかもあって,テクノ民藝について考えていた.後のコンヴィヴィアリティと民藝性を考えるきっかけにもなる.

一月は毎年研究シーズン.今年はプレーヤー感を噛み締めながら床で寝ていたビフォアコロナの日々だった.今年はプラズマとテラヘルツ波が好きだ.

2月

展覧会もまだできた2月.作品も作っていたなぁ.

会社にアマゾンのCTOが来て対談した.

落合陽一塾の無観客オフ会懐かしい.

サンフランシスコに出張,サイフーキャンプ.お前日本人だろコロナ大丈夫か? とUberの運転手に言われたことを僕は忘れない.

一方,携帯をUberに置き忘れたことも忘れちゃダメな気もする.

3月

時代が一気に動く前は,SXSWの日本館ディレクターとして準備をしていた

未踏会議もあったね

Acadexitが流行った一年でした

そしてオンラインへ

ソーシャルディスタンスへ

311の安宅さんとの対談を経て,ウィズコロナの世界線へ

ここからこの言葉が旅立っていったのは感慨深い.

4月

毎年4月になって風景が変わるとキャリアを回想しているような気がする

天気の奴隷との戦い

変化を言葉で残していくことの大切さ

ビデオ越しの身体性とはなんなんだろうか

ゼミの身体性の変化,研究とオンライン化

なんだかとにかく忙しくなっていく.

テレビ出演もオンラインに.

スマートシティ論が変化した気がする.

桜の頃の匂いが思い出せないマスク越しの季節が過ぎ去っていく.

5月

ラボを初めて5周年

デジタルヒューマンに興味がやたら湧くようになってくる

メディア芸術のあり方について考えている5月

必要なシステムをDIYすることの大切さ

xDiversityとテクノロジーの関係性について常に考えている

そういえばYouTube始めた

NHK二番組で特集いただいた.ありがとう

やはりソーシャルディスタンスと祝祭性が気になる.

そしてデジタルネイチャー開発研究センターができた

研究室もセンターも元気がどんどん良くなっていった2020年.すごく心地がいい.

6月

子どもとの接する時間の変化がやはり大きなウィズコロナの変化だと思う.

この問題にまだ答えが出ていない.細切れの時間とクリエイティビティ.特に回復したいのは本を直す時間.

匂いとウィズコロナの関係性を考え出したのはこの頃だった.

世間との距離感を多く感じる日々だったような気がする

緊急事態宣言明け.

こういう状況だから創造性にどう期待するか考えることは大切だと思う.

とにかく鮎を食い続けていた記憶がある

NHKで新番組が始まった

YouTubeの収録でいろんなところにいったのが懐かしい.

(時間内に半分しかいけなかった! あとは随時ロスタイムに!)

7月

オリンピックは来なかった.街に残る2020のフラッグが哀愁を誘う.

子供の成長を感じることができたのがウィズコロナの僥倖.

デジタルネイチャー.新しい自然.自然と人の距離,関係性が再定義された年だったと思う.

ソーシャルディスタンスとメディアアートの問題

そして「計算機と自然、計算機の自然」の思考へ

夏はマルイさんで個展を開いていた.結構大規模だったと思う.

万博のプロデューサーの就任会見.新しい自然のことを話していた.

カタカナに飽きてきた年頃

タイムマネージメントからストレスマネージメントへ

個展の総括

懐かしさが漂う,中学の頃の風景

8月

疲労でそろそろあらゆるものが限界に近づいていた頃

そういえばマタギドライヴの連載が始まった

原点回帰とはいい言葉だと思う.

今年の音楽会も本調子になってきたのがこの頃だ

夏休みをしっかりとった

デジハリの授業の成果展もいつも通り

2021年の芸術祭の準備をしている

この辺で脳味噌がだんだん開眼してくる

個展の会期が延長される

9月

長谷川先生とのトーク楽しかった

余暇時間について考えている

コロナ禍でのxDiversityは色々考えることがあった.

落合塾でもカンファレンスやった! 楽しかった!

オンライン鑑賞についてはずーっと考え続ける一年だったように思っている

そして気がついたら33歳になっていた.33歳さーサンサン太陽がムカつくぜ

民藝について考え続けている

社会において失われた祝祭とはなんだったのだろうか

オードリーとの対談,楽しかったなぁ

コンヴィヴィアリティはこの頃のキーワードだった

10月

コロナ禍,祝祭と多様性について考えることが増えていく.

ギヤはトップレベルで常に忙しくなっていく

朝日地球会議は好きな会議の一つだ

双生する音楽会のやり切った感とやり切ってない感のマリアージュ.

淡交で連載を始めた

こういう気持ちの時もある.

いつの間にか世界ランクにしょっちゅう入るようになった.

文化庁から文化交流使を拝命しました! がんばります

11月

文章を見ている限り疲労のピークを感じる

勝手に回復したりしているのが面白い

テーマが華厳.

時代性とそれをつなげていくことを考えている.

デジタル庁の仕事が忙しい

だんだん忙しい日常を回復しつつある.

12月

日常をどうやって回復していくのかがキーワードになると思う.

MSR時代のことを思い出して温かい気持ちになった.

Twitterの運用方法を変えた話

多分今年買って一番良かった買い物の一つだと思う

自分の忙しさの理由が分かり出した季節

なぜか街ブラ番組があった

今年の大仕事の一つ.デジタルの日ができた

ズームバックオチアイも新春特番

学生たちと記念撮影

やはり今年は子どもとの距離が近かった1年だと思う

そんな家庭的なウィズコロナも悪くはない

総括

よくも悪くも2020年は大きな跳躍のための準備期間になったような気がする.2020年代の自分の命を燃やし尽くせるように,ギアをあげて頑張っていこうと決意を新たにした大晦日&元旦だった.

やるぞ,やりきるぞ,まだ仕事は全然終わっていない,いや始まってもいない.いつにも増して忙しい一年を送って気が引き締まった.消耗からの回復,本質的なことに時間を使えた筋肉痛のようなものなような気がする.

いつも支えてくれる皆さん,本当にありがとう.頑張ります.いや自然体で全力を尽くせるよう,指先まで自然体で集中しよう.やるぞ.


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