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「一度終わった青春を,老いてから取り戻そうとするこじらせた大人はきっと東京オリンピックが終わっても六本木のクラブで若い女の子に酒をおごりながら,説教くさい話をしながら,人生を過ごしていくんだろう.」
2014年のtweetだった.今はどうだ.
未来だった東京オリンピックは5ヶ月後で,若い女の子に酒をおごりながら説教くさい話をする大人は相変わらず健在で,しかもそれが同世代になってきた,という地獄の2020年を生きている.若さは永遠に続かないし,思ったように生きられないし,同世代の友達が「若い女の子に酒をおごりながら説教くさい話をする大人」になることを止められない.歴史は繰り返し,心は摩耗し,ひらめきは大衆にまみれて,墓碑銘にはただ「人間」と記すのだ.
300記事目に昔のtweetを掘り出しながら考えごとをしていた.
2014年だから大体6年前のtweetだ.
青臭さを感じながらも20代にしか使えない言葉の取り回しもあるものだなぁとしみじみする.今をやり過ごす人の総意に抗っていたい.でもどこか心が靡いていることも許してはいたい.ちょっと丸くなったな,と思っている.
習慣の中に取り入れることでしか変わらないし,好きなものを拾い集めることでしか旅路が見えてこないし,心の老化を止めるには自分の好きな部屋で小さな発見を繰り返すしかない
300記事目のタイトルをつけたときに,少しばかり昔の話がしたくなったから,そんなエッセイを書いてみる.この2日くらいは,心の若さのリハビリが僕の中でのポイントなんだと思っている.
上のtweetは誰かが紙にまとめてtwitterに書いたりしてたからあそこで終わりだと思っていた.
自己啓発系の本や動画はいっぱいあるが、これが1番しっくりくる。すげーまとまってる。
— 永遠の炎 (@iziz0429) June 2, 2019
これが5年前の文なのか@ochyai pic.twitter.com/dLEFnkxge8
でもまだ続きがあったんだ.
そうだ.説明がつく中で,説明がつかないものを探し続ける話だったんだ.
大切なものを思い出してきた.
そうだ,忘れてはいけないものだったんだ.今日はそんな話.
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落合陽一の見ている風景と考えていること
落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で…
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