読書と散歩
ミヒャエル・エンデ「モモ」
子供の頃に読んだ本を読み返すと
大人になった今だから感じることがある
「ダレカガキヲツケテアゲナクテハ」
カメの甲羅に浮き上がる文字
カシオペイアは
時間泥棒から世界を救うため
モモを迎えにきた
ひとり勇気を出して立ち向かうしかない
その時のカシオペイアの言葉が
心に残る
ゆっくり、ゆっくり
遅ければ遅いほど
時間泥棒は追いつけない
余韻に浸りながら近所の川沿いを散歩していたら
そこにはカシオペイア、、?
紐に繋がれ、タグも付いたまま
誰が何を目的にそこに置いたのか
さっぱりわからないけれど
現実にお話が紛れ込むことがある
意図せず起こる、読書の不思議。。。
数日後、同じ場所を通ったら
そこにカシオペイアはいなかった
急がしすぎてもそうだけど
時間は常にあるように思い込んでしまうと
大切なことを見逃してしまうことがある
時々ここへ戻って
時間泥棒が迫ってないかを問いたい
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