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「ザ・ルーム」スプーン上映中止にて思うこと

1ヶ月ほぼ丸々出張に出ていて帰ってきたら毎日コロナコロナでびっくりしました。

実際に出張で2月中旬にフィレンツェに行ったけれど、こんなにイタリアが
ひどくなる前で、でも個人的には4カ国ほど巡った空港で一番対策したのはイタリアだったと感じたけれど。。。。

そう、そしてその煽りを受けて我々が準備してきた
「ザ・ルーム」のスプーン上映のピンチを迎えています。
bangarの良記事、こんな記事です。

そもそも、他人と会うだけでバイキン扱いするこの世の中で
多くの人たちを狭い空間に押し込めて、スプーンを撒き散らすというイベントなんて冷静に考えれば、このご時世では到底出来ないんだけれど

やっぱり悔しいーーーーーーーーーーー!!!!!!

去年から、イベントを中止にしたり延期にしたりという経験を何回もしているけれど毎回、この「どうしようもない」決断。

でも、今回上映させてもらっているテアトルさんたちが本当にかっこいい映画マン何ですよ。。。。

そもそも私は映画イベントはやってはいるものの配給の知識はない。
映画ってやっぱり超大量の人たちが関わっているから、仕組みは結構複雑でいまだによくわかっていない。

ところが、いきなりNYにいたときの元同僚K氏が、突然のUS就労ビザ剥奪によりアメリカ脱出を余儀なくされ、手土産として「ザ・ルーム」という映画の配給権を日本に持ってきて凱旋帰国してきたのが始まりで、
→詳しくは彼のブログを。話がリアタイなので面白いです。

アメリカ暮らしをしてきたK氏よりはかろうじて知人がいるぐらいの中で
Yさんという、1年前に名刺交換した映画字幕ソフトを作っている会社の社長さんに突然メールしてみて
そこから「ここならなんとかしてくれるかもよ」と、
丸腰状態できた私とKくんを温かく迎えてくれたのがテアトルさんたち。

「私たち、お金もないんですけれどザ・ルームを日本で上映してスプーン上映もしたいんですけどどうしたらいいですかね?」って言ったら

「やろうよ!!!!!全面協力するよ!」

って、そのミーティングの中で開催が決まったのです。

え、神様ですか?

決断力のできる大人って本当にかっこいい。

スプーン上映についても本当に私たちの意思を尊重してくれて
コロナパニックの時も「配給さんがやるなら、テアトルもやります」って、言ってくれたときは、ヒューマントラスト渋谷(テアトルさんの劇場名)って本当ヒューマントラストすぎて、泣けます。


アメリカの政策のせいで今まで出来た仕事が出来なくなったKくん(なんと、今日はスーパーチューズデー!!)が、「これ面白いからみんなにみてもらいたいな」って思って始まったこのプロジェクトで
完全に巻き込まれた側だけれど、仕事観について多くのことを学んでます。

私は、仕事を「自分ができること」の中でしか考えてない。
でも、仕事の選択ってもっと自由だし、やり方も自分たちでやればいい。

そういう意味では、大好きな映画をとりあえず作っちゃえばいいじゃんっていう「ザ・ルーム」のウィゾーとKくんはリンクするところもあるしw
そうい仕事こそ、人の心って動くもんだなと近くでみていて思います。

そんなわけで、もはや「仕事とはなんぞや」みたいな
おおきな話になっちゃっているけれど。

今日、そんなK氏がラジオに出ます!!

スプーン上映は必ずやります!!

テアトルさんたちもそう言ってくれているので

必ずやります!!

みなさま、3月後半に劇場で会いましょう


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