センチュリーが1万円の金ペンじゃなくなるらしい

　らしいというか、なくなったのだけれども。
　
　センチュリーがモデルチェンジ？したと聞いて、意気揚々とサイトを覗きにいったら22,000円！？
　まじか。センチュリーと言えば、初心者に優しいインクが乾きにくい神機能、スリップシール機構を備え、初心者におすすめの万年筆として押しも押されぬ人気ぶり。
　かつて万年筆沼に沈みたてだった私に、ネットの有識者が囁いたおすすめ国産1万円金ペンは、カスタム74、プロフィット、センチュリー。
　そんな1万円金ペンの一角を担っていたセンチュリーが、遂に2万円金ペンに……。スリップシール機構のことを思えば、2万円というのは仕方ないのかもしれない。がしかし、1万円の選択肢からセンチュリーが外れてしまうのは寂しいものがあります。
　キャップの刻印があるところの金色が禿げてきて、薄らシルバーになるくらい使い倒している思い出の、そしてお気に入りの万年筆でもあるし。

　流石に2万円台となると、1万円くらいで売ってるショップ探す……ってのも難しいしなあ。
　また原材料費とか諸々落ち着いてきたら1万円に戻ったりするのかなあ。

　日々顔料インクをドキドキしながら使っている身としては、センチュリーのスリップシール機構からもたらされる安心感は凄まじいものがあるので、また1万円（くらい）で買えるようになる未来がやってくるといいなぁと思います。初心者にもガンガンおすすめしていきたので、1万円というキャッチーなお手頃（？）価格に戻る未来を信じて。

　でも、そうか。2万円か。万年筆は使える分しか買わない主義だけれど、センチュリーは字幅違いでもう一本あってもいいかなと思っていたので、2万円は、ちょっと寂しくなりますね。

センチュリー | プラチナ万年筆