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読書感想まとめ

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読後ほやほやの感想を書いたnoteをまとめたマガジンです。 評論でも批評でもなく、ただただ読み終わって感じたことを綴ったものです。 高尚な考察とかはあまり期待しないでください。
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#読書記録

【感想】『猫と罰』ネタバレ有

 猫が沢山いる古本屋さんとか、そんなん好きに決まっとるやん!  しかも猫は命が9つあって転生を繰り返してるんだぜ系の猫ちゃんたちで、実は昔文豪に飼われていたことがあるんです!とか好きに決まっとるやん!!  主人公の黒猫ちゃん、最初から割と過去に一緒に暮らしていた文豪とのエピソードが挿入されるんだけど、文豪の作品はしっていても人となりは知らん超ライト勢の私は、本名から拝借して「金之助」となのると言われても、金之助is誰……。でもそれが逆に謎解き要素みたいになって結構面白い(ち

【感想】『言語学的ラップの世界』は遅効性の毒!!(褒め言葉)

 いい映画は見た1ヶ月後2ヶ月後にも余韻があるとか、生活を送っていると解像度が上がる瞬間があるとかいうtipsをTwitterかどこかで見た気がする。  『言語学的ラップの世界』もまさにそんな本で、ログによれば3ヶ月前にも感想noteを書いているようなのだが、ふとした瞬間に「あっ!これなんか『言語学的ラップの世界』で言ってたやつな気がする~!」な場面が度々やってくる。たのしい。  それは今見ているアニメやら映画やら、推しの新曲だったり、久しぶりに聞く推しの曲だったりするわけ

『コーリング・ユー』永原皓 読後感想

 こんにちは、華染凪人です。  『コーリング・ユー』の読後ほやほや感想です。  ネタバレを含むので、最初の方はネタバレを避けている方のために、ネタバレにならない感想を書いていきますが、まず最初にいいたいことは面白かった!そして、海に行きたい!!  以下、感想はヰ世界情緒(カバー)とダズビー(カバー)と米津玄師(本家)の「海の幽霊」を聞きながら書いています。読み終わると、聞きたくなるんですよ、潮の香りがする曲が。  小さい頃にいった水族館のこっちをしげしげと眺めてくるイルカ

『晴れ、時々くらげを呼ぶ』読後感想

 こんにちは。華染凪人です。  最近、鯨井あめさんの『晴れ、時々くらげを呼ぶ』を読みました。  なので、今回はその感想です。  作者さんの年齢が割と近いという理由で手に取りました。  読み始めたうちはこれを同世代がっ……!という思いが脳内をちらつくのですが、終盤ともなれば、そんなことはどこかに吹っ飛ぶくらい熱中してよんでいました。  めっちゃよかった。次回作を今からお待ちしています。  図書館で借りたので一冊買おうかなと思う日々ですが、ソッカの美術解剖ノートを買う予定

京極夏彦の本を1と1/3冊読んだ

 京極夏彦の本を読もうと思ったきっかけは文豪ストレイドッグスだった。  いわずと知れている、実在する文豪をモデルにしたキャラクターがバトルする、大人気漫画である。  京極夏彦が登場するのは外伝の小説とそのコミカライズなので、本編には出ていない。多分(コミックはあまり買えてないのでもしかすると出ているかもしれない)。辻村ちゃんは劇場版に出てた。可愛かったので是非お勧め。  正直、外伝を読んだときはそこまで読もうとは思っていなかった。  外伝に登場するキャラクターだと綾辻行人が