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北村直也『電車の中でのふとした出来事』を語る 〜 子供に教える愛の再定義

北村直也さんがFMラジオ「ムービーボヤージュ」で『電車の中でのふとした出来事』について語っていました。

(町田和美)電車も、もう満員ですもんね。密で。

(テンパープラザ広瀬)ちょっと前とか、スッカスカの時あったのになぁ。

(北村直也)そうですね。そんな密の中でこの前あった出来事なんですけどね。お子さんとそのお母さんと思しき親子が電車の席に座ってたんです。

(町田和美)はいはい。

(北村直也)子供さんが歌うたってるんですよ、比較的上機嫌に。多分アニメかなんかの歌だと思うんですね。

(テンパープラザ広瀬)電車は大人しくしないと。

(北村直也)そうなんですが、特に親が静かにしなさいって言うわけでもなく、まぁ可愛い声でうたってるんで、周りのみんなもなんとなく聞いてたわけです。

(町田和美)ええ。

(北村直也)そしたら、歌詞に「愛する」って言葉が出てきて、それを歌ってた子供はそこでピタッと止まって、母親に「お母さん、愛するって何ぃー?」って尋ねるわけです。

(テンパープラザ広瀬)ほぉ!

(町田和子)なんて答えるんだろう。

(北村直也)そうなんですよ。なんて答えるか気になるじゃないですか。子供ってこう言う質問するんですよ、答えにくいと言うか、どう答えたらいいのかって言うような質問。

(町田和美)あるある。

(北村直也)ただでさえ、静かな電車の中で、みんな固唾を飲んで見守っているわけですよ、その行末を。そしたら、そのお母さんが「人を好きになるコト」ってもう準備してたかのように即答するんです。

(テンパープラザ広瀬)へぇ〜、すごい。

(北村直也)当たり前っちゃぁ、当たり前なんですよ。正解なんです。でもそれをその場で即答できるどうかって話になるとこれは違って、すごいなぁって話なんですね。人を愛している人と言うか、まさに愛されてる人じゃないとこんな感じのアウトプットなんてできないんですよ。

(町田和美)おっしゃる通りだわ。

(テンパープラザ広瀬)俺、なんて答えるかな(笑)

(北村直也)もうなんかその時のその車両、それが見えるわけじゃないんですけど、みんなの心が幸せになったって言うか、なんか、ふわっと全体が温かくなった気がしたんです、間違えなく。

(町田和美)うわ、わかる、素敵な話。

(北村直也)わかってくれます?


<書き起こし終わり>

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