#77:池見陽、エディ・ダスワニ著『バンヤンの木の下で 不良外人と心理療法家のストーリー』
池見陽、エディ・ダスワニ著『バンヤンの木の下で 不良外人と心理療法家のストーリー』(木立の文庫, 2020年)を読んだ。著者の二人は、著名な心理療法家とその幼なじみ。幼なじみの実体験に基づく話を心理療法家が聴くことを通じて小説の形にまとめ上げられた作品。どうして、どのようにして二人がこのような作品を二人で共同で作り上げることになったのかについては、本書を読んでみてほしい。少し風変わりな、けれどもとても読み応えのある”小説”である。
本作品において重要なテーマの一つは、著