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Vol.9

◎1月
わたしなりに闘病生活を綴り始めて1年。
長いようで短くて、短いようで長い時間だったと振り返ることからはじまった2022年。
毎年恒例のお墓参りから戻ってきた祖父の家で、沸き立ての熱湯を左手人差し指・中指にぶっかけて火傷をするという、とんでもない大失態をやらかした年始早々。
世間一般の仕事始めとほぼ同時にすぐさま現在の仕事が始まり、1日2時間から4時間の勤務を週に1回、2回と増やしていった。ずっと子どもたちと関わる仕事に対してメラメラと燃やしてきた熱意は、勤務時間の延長と比例するようにどんどん熱くなり続けていった。再就職に関しては別マガジンに投稿しているので、よろしければそちらも見ていただきたい。
ひとまず卒業したリハビリ後に年始めの診察。新年の挨拶から再就職が決まり勤め始めたこと、仕事をする中でどこまで身体に負担がかかるのか不安であること、意識が遠のいてしまうほどではないがぼーっとする時間があることを伝える。これから本格的に仕事をしていくことになるので、まずとにかく無理をしないこと、何か異変があった際にはなるべく早く長く休息を取ること、ぼーっとする時間が長くなってきたり意識が遠のいてしまうようになったらすぐさま連絡するように、とお話をいただいた。
今現在あまり自覚している症状も酷くはないし、定期的な診察があるという安心感からも元気に日常生活を送れていることで、主治医から “ いつも元気そうな笑顔を見せてくれる、神経内科でいちばん明るい患者さん ” という認識であることをはじめて聴かされた。
半年に1回のスパンで受けている頭部MRI検査の予約を取り、お世話になった理学療法士さんに感謝と挨拶をして、たくさんかけてくださったあたたかい言葉を握りしめた。



◎2月
慣れとともに仕事をしているときがいちばん調子が良いと気付く。
太陽の位置が他の季節に比べて低くなるこの季節。あくまでも私の場合ではあるが、太陽光・照明器具や原色だけの信号機と自動車のライトが非常にまぶしく感じてしまう、視覚過敏がかなり酷くなってきている。
長くても4時間だった勤務時間が7時間に延び、多くても2日だった勤務日数が3日になった。なるべく早く正社員に昇格したいという目標を持っているわたしにはとてもうれしいことである。仕事をする時間は長くなっても身体の調子が悪くなることはないことが、わたしにとっていちばんの救いだ。
1日出勤したら1日は休むというスパンから2連勤を意図的に作り出したら、以前よりもずいぶん疲れやすくなっていることに気付けた。また激しい運動からはだいぶ長いこと離れているので、職場近くの公園で子どもたちと思いっきり遊んだ日からしばらく筋肉痛にもだえてしまうことも分かった。自分の身体の状態をしっかりと把握するのは、再就職前に長い時間をかけて鍛えてきたことなので、この収穫は本当に価値のあるものだと思いたい。
しっかりと身体の状態を把握し、疲れているときはゆっくり休むことを今後も続け、いつも元気で前向きな心を忘れず過ごせる人間でありたい。

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