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日向坂46 東京ドームコンサート セットリスト最終案

画像1
本編
- OPENING VCR
 約束の卵

 Overture
 川は流れる
 青春の馬
 ドレミソラシド
 キュン
 ソンナコトナイヨ
 アザトカワイイ
 ホントの時間
 Right?

 ひらがなけやき(1期生)
 僕たちは付き合っている(1期生)
 永遠の白線(1期生)
 NO WAR in the future(1期生、2期生)
 ひらがなで恋したい(1期生、2期生)
 ハッピーオーラ(1期生、2期生)
 君しか勝たん
- MC 1

- BRIDGE VCR 1
 声の足跡
 JOYFUL LOVE
 こんなに好きになっちゃっていいの?
- BRIDGE VCR 2
 イマニミテイロ
 期待していない自分
 君のため何ができるだろう

- INTERLUDE:DANCE BREAK
 ってか
 アディショナルタイム
 キツネ
 誰よりも高く跳べ!

アンコール
 車輪が軋むように君が泣く
- MC 2
 思いがけないダブルレインボー
 日向坂
 ときめき草

ポイント

  • 『約束の卵』を歌ってから『Overture』を鳴らす(東京ドーム”まで”と東京ドーム”から”の区切り)

  • 楽しい曲や盛り上がる曲を前半に並べてノンストップで進む(特別感のあるコンサートを演出)

  • MC以降のブロックではメッセージソングを固める(過去にフォーカスするため。併せて東京ドームコンサートの緊張感を演出)

  • 本編最後のブロックでは「観客を圧倒する」構成にする(フェードアウト的な温い締め方をせずにしっかりカットアウトする)

  • アンコール(コンサート)を締めるのは『日向坂』や『JOYFUL LOVE』ではなく『ときめき草』(けやき坂46の色が残った”日向坂46の”楽曲だから。またデビュー曲の表題候補だったから)


解説

0. イントロダクション

セットリストを作るにあたって参考にしたコンサートは、2009年・2010年に開催された嵐のコンサート『ARASHI Anniversary Tour 5×10』です。参考にした理由は以下の3点です。

  1. これまでの集大成になるコンサートなのでアニバーサリーコンサートが一番参考になると思ったから

  2. 念願の東京ドームコンサートを重々しい雰囲気にしすぎたくなかったから(5×10は楽しげな雰囲気が強くスムーズに進んでいく)

  3. 集大成のコンサートとして”意味”が強すぎないから(5×20では"意味"がやや強い)

  4. 私がアラシックだから

加えて、どうしてもしっくりこなくて悩んでる時に「もう少し柔軟に、シンプルに考えよう」ということで、”アニバーサリーのお祭り感”をテーマに作り直し始めた時によく観返していた映像だったからです。

今回考案したこのセットリストは、アンコールを含めて5つのブロックに分けられます。1つ目は『Right?』まで、2つ目は『君しか勝たん』まで、3つ目は『君のため何ができるだろう』まで、4つ目は『誰よりも高く跳べ!』まで、5つ目は『ときめき草』まで。これらをブロック毎に解説していきます。また、基本的には「フルサイズではなくライブサイズでの歌唱」「コールや大声が禁止になっていない環境」だと想定してください。

作り方のイメージとしては、

  1. ユニット曲は基本なし

  2. 期生曲は1曲のみ

  3. シングル・アルバム表題曲を全て入れる

  4. グループ初期の曲やターニングポイントになった曲を入れる

  5. このコンサートにおいてさらに輝く曲や、セトリ前半のテーマ・後半のテーマに合う曲を拾い上げる

  6. 最低限の定番曲で完成度を上げていく

という順序で作りました。

このセットリストを考えるにあたって注意したのは、「けやき坂46の楽曲に意味を持たせすぎないようにすること」です。つまり「この頃があって今がある」を全体的なテーマにしないことです。大前提として「コンサートの基本である”楽しさ”を感じられる構成にすること」、そして「”意味”を背負わされた曲はコンサート後半に歌えば事足りること(満遍なく組む必要はない)」、集大成になるコンサートではこれらのような基本が大事になってきます。なので複雑なセットリストではなくシンプルな作りになっています。

1. オープニングブロック

- OPENING VCR
 約束の卵
 Overture
 川は流れる
 青春の馬
 ドレミソラシド
 キュン
 ソンナコトナイヨ
 アザトカワイイ
 ホントの時間
 Right?

このブロックというよりこのコンサートでは、『Overture』を鳴らす前に1曲目で『約束の卵』を歌えばあとは何でもいいと思ってます、正直。つまり、クロージングやオーラスにこの曲を歌う意味がないんですよね。「ようやくここまで辿り着いたぞ」と高らかに歌い上げてからコンサートを進めていく、これがこのコンサートにおいては正解でしょう。

ではどの曲から改めて本編を始めるか(以降ここから1曲目とします)。候補は『誰よりも高く跳べ!』と『川は流れる』でした。悩みどころは、誰跳べ→キツネ→ATの流れをやるか、『川は流れる』でインパクトを与えて始めるかというところです。
ちなみに、数ヶ月前にこのセットリストを考えていた時も[Overture→卵→誰跳べ→キツネ→NO WAR]の流れ(卵の緩急として誰跳べをキャノン砲付きで歌い、さらにキツネとNO WARのチートコンボで1日のピークを作る構成)をやりたかったんですけど、Overtureは卵の後に入れた方がいいことに気づいてからは上記の2択になりました(そしてOvertureの後の誰跳べがあまりしっくりこなかったので川になりました)。

『川は流れる』を選んだ理由は以下の2点です。

  1. 「諸行無常」というテーマがこのコンサートや彼女たちにピッタリだから

  2. 1曲目適性があるかもしれないと見込んでいるから

特に2つ目は、日向坂のコンサートにおける結構重要な課題の一つだと個人的に思ってます。つまり「1曲目"っぽい"曲が少ない」「あっても使い回してるから見飽きる」。これに一石を投じるのがこの曲です。
参考にした5×10ツアーでもコンサート終盤の定番だった『感謝カンゲキ雨嵐』を1曲目に持ってきましたが、これもまた挑戦であり新たな可能性でした。もちろん、こういったアニバーサリーコンサートや集大成コンサートに限った選曲かもしれませんが、日向坂46初の東京ドームコンサートにおいては、『NO WAR in the future』や『ドレミソラシド』などは1曲目として機能しないでしょう。(※大型新人の『アディショナルタイム』が”1曲目っぽい”曲として機能しそうですが、私がイメージしていたパフォーマンスと実際のパフォーマンスが違っていたので悩んでいます。「プレイリスト上では機能するけどセットリストとしては機能しない」みたいな)

またこの曲の最後のポエトリーリーディングはバッサリ切って、アウトロを長くする構成にしたいですね。

1曲目はなんとか決まったのでここからです。
冒頭に書いたようにこのセットリストのテーマを「アニバーサリーのお祭り感」に決めたので、これらを体感出来るように前半で一気に畳みかけます。これは、開演直後の観客に「このコンサートは感動的な雰囲気で終始するわけではなくて、とにかくハピネスな時間なんだ」とひとまず印象づけるためです。そう思ってもらえばもらうほどその後の真面目なブロックに効いてきます。これらのために私は15曲を用いてノンストップで前半戦を終わらせるよう構成しました。

また、会場が東京ドームということでこれまで出来なかった演出やステージングも可能になるので、15曲を使うよう構成したのも、前半戦に会場全体を周って「楽しい曲や明るい曲で感じる楽しさ」と「メンバーが近くに来る楽しさ」を掛け合わせて感じてもらうためです。なのでアリーナツアーではこのようなセットリストは組めないですし、曲数もこんなには必要ないです。

オープニングブロックは『Right?』までなので、本項ではとりあえず8曲を解説していきます。
『青春の馬』は、『川は流れる』と併せてオープニングブロックの中で同じ括りになります。「このブロックをさらに分割するなら」という意味です。つまり、この2曲で開幕直後の空気を作ります。
「真面目な曲」をA、「楽しげだけどパフォーマンスに集中する曲」をB、「楽しげだけど会場を周る曲」をCとした場合、今回のオープニングブロックは[AABBBCCB]となります。Aを1曲にするか2曲にするか、その後の楽しげな曲をBにするかCにするか、ブロック終わりをAにして引き締めた空気にして次に進むかなど、様々な作り方があります。特にCに関してですが、ドームとスタジアム以外では不必要なことが多いです。なぜなら会場を周らなくてもある程度肉眼で楽しめるからです(セトリのパターンやタイプに関しての詳細な解説はここからどうぞ)。

話を戻して、この『青春の馬』は間違いなく日向坂46に改名(独立)してからのハイライトになる曲なので、セットリストとして重要な2曲目に抜擢しました。2曲目をAにするかBにするか(もちろん1曲目を踏まえてですが)でコンサートの出来は変わってきますし、特に東京ドームコンサートにおいては『青春の馬』でしょう。

1曲目の『川は流れる』の真面目モードから『青春の馬』で少し空気を緩ませつつしっかりキメたら、『ドレミソラシド』の雨が降るイントロで張り詰めた空気をさらに緩和させていきます。これ以上張り詰めた空気を延ばすと観客に飽きられるからです。この曲では1サビに入ったらメインステージからセンターステージに移動し「メンバーが近くに来る昂り」を観客にその日初めて感じてもらいます。

ただ、次章でも詳しく考えたいんですが、この曲でキャノン砲(銀テープ)を打ちたいんですよね。タイミングとしてはブリッジから大サビに入る瞬間。

もっと好きになって 何が変わるんだ
昔の二人には戻れないと思う
恋はいつも突然
ドレミの”ファ”をすっ飛ばして来るんだ
ドレミ ドレミ ドレ

この「ドレミ ドレミ ドレ」から、次の「こんな好きになると思っていなかった」に入った瞬間です。入った瞬間というより「こんな」の”な”の部分ですね。このタイミングで多幸感という名の銀テープが放たれて、その中をメンバーが歩いていく。懸念しているのは、観客の視線が銀テープに向かってしまうことです。生配信や円盤などの映像としては、銀テープの中で花道を歩くメンバーの姿は非常に画になると思うんですが、観客の目線は一人ひとり違いますし、「メンバーがその日初めて移動してくるタイミング」で「とっておきの演出を見せる」ことが果たして正解なのか、その部分は難しいところです。

(ややこしいですが、キャノン砲を打ってない設定に戻ります)
ブリッジあたりでセンターステージに到着したら、『ソンナコトナイヨ』のイントロまでセンターステージで歌唱です。ソンコトの前の『キュン』の位置(その日初めてセンターステージを使ってパフォーマンスする曲)は、ある程度力のある曲が必要なのでこの曲を抜擢しました。彼女たちのシングルデビュー曲であればさらに会場を一つにすることが出来ますし、センステは360度から一点に観客の視線が集中するのでこの効果はさらに期待出来ます。
ソンコトの間奏に入ったらメインステージに戻り、『アザトカワイイ』から外周(スタンド)をムービングステージで移動します。「楽しい曲・盛り上がる曲・明るい曲が作る空気を、MCを挟まずに維持させる(もしくは膨らませていく)構成」でないとこのタイミングで外周は周れないと思います。周る時は11人2チームですかね。
アザカワでバックネットまで来たら『ホントの時間』 で3期生はステージ下に捌けて着替えタイムです。もしくは外周を周り終わってメンステに戻ってきたら、着替えずそのまま歌ってそのうちに先輩達が着替えるという演出でもいいかもしれませんね。ですが、せっかく期生曲を東京ドームコンサートのセトリに組んだので、この曲だけの衣装を着てもらいたいなとも思いますね。
『Right?』を歌う場所ですが、ホントの時間が2サビ・間奏・ブリッジを削ったライブサイズ(ほとんどフルサイズ)なのでメンステまで戻れそうですが、その尺で着替えに加えて諸々の移動がキツそうなのでセンステでいいかもしれません。

2. セカンドブロック

 ひらがなけやき
 僕たちは付き合っている
 永遠の白線
 NO WAR in the future
 ひらがなで恋したい
 ハッピーオーラ
 君しか勝たん
- MC 1

けやき坂46の曲を中心に一気に決めにかかります。このブロックの並びこそ「アニバーサリーのお祭り感」と言えるでしょう。
『ひらがなけやき』『僕たちは付き合っている』『永遠の白線』は、一期生のみの歌唱でメドレー形式で進めます。ライブサイズだとしても、1曲3分・曲間を取る・間奏付きだとさすがに飽きられちゃうのでこの形にしました。マイケル・ジャクソンで例えると「Jackson 5 Medley」です。昔の曲を昔のやり方で歌います("the old songs, the old fashioned way")。なので『NO WAR in the future』も3期生は呼びません。
『NO WAR in the future』で3期生を呼ばずに2期生だけと合流する演出は、実際にこの曲から2期生がけやき坂46として活動し始めた時の再現になります。そこから『ひらがなで恋したい』『ハッピーオーラ』でトロッコやら何やらを利用して(スタンド席に気を使いながら)アリーナ席を中心に周り、メインステージに戻ってきたら『君しか勝たん』でブロックを纏めます。
no warからハッピーオーラまでの3曲である程度アリーナを周れると思いますし、ライブサイズなのでそこまでダレることもないと思います。ダレそうだったらスタンドを中心に煽った方がいいかもしれませんね。もう1回ムービングステージを使ってスタンドを周ってもいいですし。要はここまででファンサ曲を全て終わらせたい・済ませたいという狙いです。アンコールのためにそういった曲は残しません。
また、初期の曲メドレーは過去の映像を後ろで流す演出は必須でしょう(ベタですが)。

全31曲のうち17曲を前半戦で歌い終わりました。ここまではダンスブレイクもインタールードもVCRもありません。アンコール4曲を除けば残り10曲です。ここからは、フルサイズとブリッジとして使うVCRを解禁してコンサートに厚みを加えていきます。これまでのコンサートで重視されていなかった『声の足跡』や『こんなに好きになっちゃっていいの?』、彼女たちにとってターニングポイントになった『イマニミテイロ』など、これらにフォーカスを当ててコンサート後半の重要な役割を担ってもらいます。

3. サードブロック

- BRIDGE VCR 1
 声の足跡
 JOYFUL LOVE
 こんなに好きになっちゃっていいの?
- BRIDGE VCR 2
 イマニミテイロ
 期待していない自分
 君のため何ができるだろう

MCを挟んだら、着替えが終わるまでVCRで繋ぎます。映像の内容までは正直考えていないんですけど、この後のもう一つのVCRも「過去・現在・未来の同時進行」的なテーマになるんじゃないでしょうかね。積極的に過去を振り返るタイミングはこの東京ドームコンサートしかありませんから。それに、ここからは明るい曲はほとんどないのでそこまで明るい内容の映像を作る理由もない気がします。

先述した通り、これまでのコンサートではそこまで大役を担うことがなかった『声の足跡』ですが、MVの内容的にもブロックのコンセプト的にもこの東京ドームコンサートではちゃんとした役割を背負わせるべきなのでブロックの先頭に配置しました。ちなみにこの後の『イマニミテイロ』のブロックとテレコでもいいかなと思ったのですが、グラデーションでさらに奥行きを見せるためにこの曲を先にしました。

そして『JOYFUL LOVE』はこのタイミングで歌います。理由は2つあります。1つは「ブロックや曲の流れとして機能するのはここしかないから」。もう1つは「定番や固定概念を壊したいから」です。これまでのコンサートで毎回『約束の卵』をオーラスで歌うことにはまだ理解出来たんですが、『JOYFUL LOVE』をほぼ毎回クロージングとして歌うことには理解出来なかったんですよね。大御所なら別にそれでもいいと思うんですが、色々実験出来る立場のグループが思考停止してセトリを凝り固めてしまうのは私は評価出来ません。そういったアンチテーゼ的な意味合いがあります(本稿最後でも言及します)。

さらに『こんなに好きになっちゃっていいの?』をここに配置します。やっぱりこの曲はコンサート後半の大事な場面で大事に使いたい。「緩急をつけるため」というより「流れを強固にする役割」という感じで使う方が良いと思いますね。その方がよりこの曲の”強さ”を再認識出来ると思います。

次のBRIDGE VCR 2ではさらに深く進みます。陰と陽で表すならここからは”陰”。このブロック最後の曲で陽が差し込むイメージです。
『イマニミテイロ』を東京ドームで聴くと私たちにはどんな風に聴こえるでしょうか。『期待していない自分』でけやき坂時代に思いを馳せるのも「あの頃があるから、あの困難を乗り越えたから、今がある」、こういう風に表現するためですが、私たちにはおそらく想像もつかない葛藤や不安や恐怖を感じていたことでしょう。それでもグループが大きくなったのは『君のため何ができるだろう』のような彼女たちが持つ相互扶助の精神のおかげではないでしょうか。私はこのようなメンバー間の関係性を時系列と併せて詳細に語ることが出来ないのでここまでにしますが、この曲でこのブロックを締めることで日向坂46の特長を少しでも表現出来るのではないかと思います。ここまでで期生曲も1曲ずつ消化出来ました。

4. クロージングブロック

- INTERLUDE
 ってか
 アディショナルタイム
 キツネ
 誰よりも高く跳べ!

前半では「アニバーサリーのお祭り感」つまり”楽しい時間”、後半からは「楽曲に”意味”を持たせる」「より心情に訴える構成」つまり”真面目な時間”、この2つの対立するテーマをもとに構成してきました。ですが、このコンサートを真面目なブロックで締めるにはつまらないし、何より抑揚が無さすぎる。つまりもう一つの山が必要です。山というより、「ここまでの対になっている2つの構成とは違う角度のもの」と言うべきでしょうか。このブロックでは、パフォーマンスと楽曲が持つエネルギーを最大限に発揮して、観客を圧倒することが狙いです。

私が本編最後のブロックを作る時は「観客を圧倒して締めたい」というテーマを持って考えることが多いです。今回もそれをイメージして考えたコンセプトと理由が以下の通りです。

・2021年のツートップを1つに束ねる

  1. 『ってか』の最後と『アディショナルタイム』のイントロが気持ちよく繋がるから

  2. 「観客のリアクションが欲しい」というより「観てほしい構成を一方的に観せたい」から(前者なら曲間を取って歓声を待つし、4曲も使わない)

  3. 「1曲を4回」ではなく、「1+1曲を1回+1曲を3回」もしくは「1+1曲を2回×2」というイメージでブロックを構成して、観客の飽きを避ける(ブロック内のブロック化、ボルテージのコントロール)

2つ目に関してですが、映像の方がこちら側の意図が伝わりそうだなという感じがしますね。また、この2曲はメンバーの体力が持つならフルサイズで行きたいのですが、同じ場所に留まってフルサイズ2曲は観客は飽きてしまいそうだなというのも懸念してます。なのでステージセットの演出が必要不可欠です。ちなみにこの2曲をこのブロックに選んだ理由としては、「スピード感があって、それほど”意味”が背負わされてなくて、終始笑顔で歌わない曲が他にないから」です。

3つ目に関してですが、曲のサイズで見え方が変わってくるだろうなと思いますね。というのも、日向坂は基本的にフルサイズで披露するので、どのブロックも5曲以上の構成は難しく、オープニングブロックなんかも3曲とかで終わっちゃうんですよね。それに比べて私がよく観てきた嵐なんかはライブサイズで4曲から5曲歌う。

日向坂の場合、オープニングブロックで3曲歌うとなると、

  • [AAB](カッコいい曲で始める、流れを受けてカッコいい曲を続ける、ようやく笑顔で歌う曲を歌ってブロックを締める)、もしくは

  • [ABB](カッコいい曲で始める、笑顔で歌う曲で”コンサート始まったな感”を出す、流れを受けて笑顔で歌う曲を歌ってブロックを締める)、もしくは

  • [BBA](笑顔で歌う曲で始める、流れを受けて笑顔で歌う曲を歌ってさらに会場を温める、緩急をつけてカッコいい曲を歌ってブロックを締める)、もしくは

  • [BAB](笑顔で歌う曲で始める、カッコいい曲を歌ってギアを変えてさらにアクセルを踏み込む、緩急としてもう一度笑顔で歌う曲を歌ってブロックを締める)

という組み方しか出来ないわけです。つまり選択肢が少ない。ひなくり2021も[AAB](アディショナルタイム→膨大な夢に押し潰されて→ソンナコトナイヨ)でしたが、曲のサイズでセトリの組み方も構成も変わってくるので、これらがライブサイズだったら「もうちょっと欲しいな」ってなるかもしれませんし、一概には言えない難しさがあります。
[ってか→アディショナルタイム→キツネ→誰よりも高く跳べ!]の流れも、4曲ともフルサイズやライブサイズに振り切ってはいけないので、そのバランスが難しいんですよね。

・勢いを落とさないように定番曲のツートップでフィニッシュ

『ってか』と『アディショナルタイム』で魅せたら間髪入れずにラストスパートです。『キツネ』は”アイドルライブ”に引き戻す役割と移動尺を稼ぐ役割を持たせます。なのでフルサイズです。2番に入ったらゆっくり歩きながらセンターステージへ移動です。「コンコンコンコンコン!!!!」までにセンステ(もしくはメンステと平行に伸びた花道に一列)で集合出来ればいいでしょう。フィニッシュしたらここでも間髪入れずにラストへ行きます。『誰よりも高く跳べ!』でもイントロで銀テープを飛ばしたいですね(これも後述します)。イントロは、ライブでよく使われる4つ打ちバージョンではなく音源の方です(そっちの方がここまでの勢いを殺さない)。「ラストだ!!全員で高く跳べーー!!」の煽りから放たれる銀テープは、普通のセトリ(ジョイラで締めるようないつも通りのセトリ)とは多幸感がまるで違うでしょう。

つまりクロージングブロックでは、2つの異なるエネルギーを組み合わせて圧倒します。特にキツネと誰跳べというグループ2大ブチアゲソングをTtekaとATという2021年ツートップの後ろに構成するというところがポイントです。最後の誰跳べも、長く伸ばしたアウトロでキャプテンによるメンバー紹介と最後の挨拶をしてもらうので、クロージングまで計20分ぐらいをノンストップで行きます。その疲労感を吹っ飛ばすのが銀テープです。
またこのコンサートのキーになる曲は、間違いなく『誰よりも高く跳べ!』でしょう。この曲の使い方でコンサートの出来が左右されると私は思っています。

5. アンコール

 車輪が軋むように君が泣く
- MC 2
 思いがけないダブルレインボー
 日向坂
 ときめき草

本来なら本編に入れておけばいいような構成のアンコールは、(アンコールにしては)作りこみ過ぎてて元来のアンコールの意味から遠ざかってる感じがして、嫌いではないけど自分で考える時はそういう作りにはしないんですよね。ですが、このコンサートにおいては、「残った曲(残した曲)でアンコールを作るならそういう作りでも面白そうだな」と思って上記の通りに組んでみました。

まず『車輪が軋むように君が泣く』ですが、ドキュメンタリー映画のエンディングだったので採用してもアリかなというのと、(本編明けの少しリラックスした)アンコール1曲目に多少なりとも踊る曲を選ぶのはちょっとアレだなと思ったのが理由ですね。カウントを含めたあのイントロが良いですよね。そのイントロとアンコールが始まる瞬間のあの昂りの相性が凄く良い気がします。

そしてここで2回目のMCです。当記事のセトリのように、本編終盤にMCを挟まずに勢いのある曲で締めるやり方を私は「逃げ切り型」と呼んでるんですけど、その場合は、本編中盤とアンコール1曲目もしくは2曲目終わりにMCを配置するのが私は良いなと思っています。

真面目なMCから繋げられるのは『思いがけないダブルレインボー』です。ここは『君に話しておきたいこと』と迷いましたね。
この曲の使い方に関してですが、絶対に、本編ラストもしくはラスト前に配置してはいけないと考えます。それは、繰り返しますが「読めてしまうセトリと演出はつまらない」と思っているからです。

この曲が解禁された時にほとんどの人が「締め曲っぽいな」「コンサート終盤で歌われそう」と思ったはずです。内容も内容ですし、[卵→ただがむしゃらに→ダブレボ]という流れの一つの曲としての位置付けもそうですし。「次のコンサートで新レインボー計画をやりましょう!」みたいな動きも解禁してすぐにあったらしく(実際にひなくり2021でやってた)、ソニー種花側もその役割を担ってもらおうと思っているかもしれません。
ですが、そんな誰にでも思い浮かぶようなセトリと演出を、ライブ補正を抜きにして俯瞰した時に「良かった!」と私は思わないでしょう。ましてやその前にMCを挟んだりしたら「最後はジョイラかダブレボかな」なんて私以外にも考えるだろうし、それらが実際に歌われてそのまま「ありがとうございました~」で捌けていったらこれまでと何ら変わらない普通のコンサートです。その形を取るならデビュー3周年記念コンサートは横アリやSSAでやってください。
今回は東京ドームです。彼女たちが(形式上でも)目標としてきたドームコンを、いつもと変わらないセトリと演出で進めていくのはさすがに首を傾げますね(アニバーサリーコンサートだから尚更)。もちろん、このコンサート自体が大きな演出になっているので複雑な構成にしなくてもいいと思いますが、思考停止したもの、所謂”定番”を見せるのであれば、繰り返しますが横アリかSSAでやってください(ただし、これらの定番が東京ドームコンサートを区切りとして崩れるのであればまだ理解出来る部分もある)。

つまり、「どうせ最後はあの曲だろ」→「やっぱり」だけは避けたい。ではダブレボをどこでやるか。本編に入れるなら、最後のブロックの1曲目に入れてその後に数曲(最低2曲)。アンコールなら1曲目。結果的にアンコールのMC明けにした理由は、①候補だった『車輪が軋むように君が泣く』では「今の日向坂っぽくない」から、②その後の『日向坂』→『ときめき草』の綺麗な流れをやりたかったからです。本編に入らなかったのは、本編後半の流れがこの曲によって崩れそうだなと思ったのと、単純に本編のメンツに付け入る隙がないからです。

振り付けなしの少し真面目モードで歌い終わったら『日向坂』です。この曲も所謂締め曲っぽいですよね。オーラスとしても機能しそうです。でもそれではつまらないのでこの位置です(ひなくり2021もそれを意識したのか中盤に配置されてましたね)。イメージとしては、「この位置で歌うと聴こえ方が違う曲」、「We are HINATAZAKA46感」「改めまして私たちが日向坂46です!」っていう感じですかね。
これらはSMAPのコンサートからインスパイアされたもので、2003年MIJコンサートのアンコール3曲目で歌った『がんばりましょう』のイントロで中居くんが「こんばんは!SMAPでーす!!!」って言うところをイメージしました。この「こんばんは!SMAPでーす!!!」って言葉、コンサート序盤で言うのと終盤に言うのとでは全く意味の違うものになりますよね。後者の方が自信に満ちているように見えて、グループとしての誇りが伺えます。この『日向坂』も、ラストスパートで楽しい曲をやった後に締め曲として歌うのと、車輪→MC→ダブレボという流れを汲んで歌うのとでは全く違うものになると考えます。そしてさらにその後にもう1曲あるとその聴こえ方、つまりこのコンサートにおいてその曲が持つ”意味”に重みが増します。この『日向坂』の後を担うのが『ときめき草』です。

「デビューシングルの表題曲の候補になったこと」、「何となくのイメージとしてけやき坂46の雰囲気があること」、これらに加えて「けやき坂と日向坂の2つの血が流れている楽曲であること」からこの曲をオーラスに選びました。
まずオーラスの候補ですが、叩き台の段階ではダブルアンコールでオーラスを歌うことになっていて、『ときめき草』にするかその日2回目の『誰よりも高く跳べ!』にするかの2択でした(ちなみに1回目のアンコールの締めは『日向坂』だった)。セトリを作り直してアンコールを1回だけにしてからは「1曲+(MC+)3曲にするか」、もう1曲増やして「2曲+(MC+) 3曲」もしくは「1曲+(MC+) 4曲にするか」など考えた結果こうなりました。アンコールはクロージングよりも多少自由な選び方でもいいと思っていることと、観客の予想を裏切りたいということ、その中でもオーラスとしての役割を全う出来る曲ということで、「『ときめき草』が行けるんじゃないか」となりました。

元々私がこの曲を好きで、クロージングとかオーラスで妄想してることもあったんですけど、今回みたいに真剣に妄想することはなくて、考えたとしても綺麗に填らないんですよね。少し強引なセトリになってしまって、ただの願望セトリになっていました。ですが、やはり流れを汲むのがセットリストの基本ですから、「初ドームコンのアンコール」として選抜された上記の4曲を綺麗な流れとして配置しようとした結果、(もちろん大前提として)完成させることが出来て且つ満足するものが出来上がりました。アンコールの選曲に関してはこれ以上のものはないと自負しています。

演出のイメージとしては、2曲目まではメンステ、『日向坂』の2番からセンステに移動・間奏からリフトアップ・リフトアップした状態でフィニッシュ、ギリギリまで間を取って『ときめき草』のイントロを鳴らす、こんな感じですかね。もちろん終わったらインストで会場を自由に周る時間も取ります。『日向坂』で使うリフターはこのタイミングで初稼働でも面白そうです。衣装は、パンツスタイルとスカートスタイルをメンバー自身に選んだもらうみたいなのが理想です。空色でもいいかもしれませんが白を基調とした衣装で全員ジャケットを着るみたいなのが見たいですね~。


キャノン砲(銀テープ)は序盤に打つか終盤に打つか、というより複数回打ってしまうか

私はSMAPファンでもあるので、銀テープをライブ終盤ではなく序盤に打つ方が良いと思っています。理由は、上記に加えて「コンサートとは予想を裏切るものだから」「固定概念を壊すため」の2つです。

ではこのセトリにおいてキャノン砲が打たれる場面の候補はどの曲になるでしょうか。
序盤だと『ドレミソラシド』『キュン』、『ハッピーオーラ』『君しか勝たん』、終盤だと『誰よりも高く跳べ!』、『ときめき草』になるでしょう。さらに絞るなら、『ドレミソラシド』『ハッピーオーラ』『誰よりも高く跳べ!』『ときめき草』です。この4曲を候補にした理由を説明します。

ドレミソラシド / ハッピーオーラ

序盤にキャノン砲を打つ理由の大きな目的は、特にこのような特別なコンサートだと、「祝福感を演出するため」「ボルテージの天井を突き抜く」ことです。
また、その曲をブロックの最後にするというよりその次の曲に繋がる流れを作りたい。なのでドレミはキュンに、ハッピーオーラは君しか勝たんにそれぞれ繋げるイメージを持つことが出来たので候補に上げました。
また、前章第1項「オープニングブロック」で述べたとおり、理想はドレミの大サビのタイミングで打ちたいです。間奏でメンバーが花道入り口に集まってきて「何か起こるぞ」という観客の期待感をキャノン砲を打つことで上回っていきたいですね。

誰よりも高く跳べ!

このコンサートにおいては、[ってか → アディショナルタイム → キツネ]の流れ(ブロック)のラストだけでなく本編を締めくくる曲になります。つまり、

  1. 徐々に上がっていくボルテージをさらに爆発させるという流れを汲んで打つ

  2. もちろんイントロとキャノン砲の相性の良さも判断基準

  3. 疲労困憊の中で3曲を歌って、最後の曲でカタルシス的に銀テープを放つ

セトリ完成当初は誰跳べで打つべきかなと思っていたのですが、ブログを書くにあたって何回も聴き返してるとドレミでも打ちたいし、この後のときめき草でも打ちたいので、「キャノン砲は1回の公演で1回のみ」という固定概念を壊すために私は複数回案を提示します!

ときめき草

私がキャノン砲を入れるタイミングは、そのタイミングで欲しいからだけじゃなくて「キャノン砲が打たれた音(破裂音)とイントロの相性が良いから」なんですよね。それらが合わさるベストタイミングが今回は3回あるということで複数回案を提示したのですが、「あの破裂音が良いなら特効でも良いのでは」という意見も一理あります。なんなら誰跳べは特効でいいかもしれませんが、仮に複数回打てるのであったらドレミとときめき草、1回のみだったら誰跳べもしくはときめき草という選び方になりますね(この2つは一生決まらないと思う)。

私がこの曲を候補にした理由は、何となくで思い浮かべている演出にもう一つ要素を加えたいからです。前曲の『日向坂』でセンステ(もしくはセンステ+メンステと平行に伸びた花道)をリフトアップさせて終わってるので、そのままイントロを鳴らすだけじゃ物足りないなと思っています。さらにそのイントロまで少し間を持たせたいのでおそらく観客も何かを期待しているはずです。そこでキャノン砲ですね。
文字通り会場ほぼ中央に位置するセンターステージが四角形だった場合は360度にキャノン砲を、センターステージに加えてそれに付随する花道をリフトアップさせた場合はそのステージを起点にメンステ側・バックネット側にキャノン砲をそれぞれ打つ感じです。キャノン砲(銀テープ)に対して多くの人が抱くイメージ通りに、オーラスというタイミングで打ちます。

「予想を裏切る面白さ」に賭けるか、「想像以上の定番演出」で綺麗に纏めるか。はたまた欲の赴くままに複数回キャノン砲を打ってしまうか。皆さんも妄想してみてはどうでしょうか。


懸念事項

  • 「このコンサート自体が大きな演出になっている」ことに頼りすぎて、セットリストが普通に見える(楽曲が中々増えないのにコンサートを頻繫に開催するからこその、グループの限界でもある)

  • 楽しい曲を前半に、真面目な曲を後半にそれぞれ振り切っていて、全体的なボルテージの波数が少なく抑揚がほとんどないため、時間の長さから来る充実感が多くない

  • 「このコンサートにおいて”意味”を持つ曲」があまりにも多すぎて配置に縛りが出来てしまった

  • 天空席が置き去りになってしまいがち(私が運営側だったらドームツアーより野外を含めた3万人クラスの会場を今後周りたい)


終わりに

ここまで14000字以上を読んでくださった方は気づいているかと思いますが、このセトリを考える上でのもう一つのテーマは「定番を崩す」です。

ジョイラを最後に歌うとか、誰跳べをクロージング前のラストスパートで歌うとか、3曲4曲歌ったらすぐMCに入るとか、少なくとも私が不満に思っているところは全て回避して考案しました。そこから、日向坂のコンサートでは見たことのない構成や、「アニバーサリーコンサートを念願だった東京ドームで開催する」という特別なイベントでしか出来ない構成などで固めていきました。

改めてになりますが、日向坂のコンサートはとにかく定番が多い。そう感じるのは、楽曲があまり増えないのにコンサートをどんどん開催することによる「飽き」が原因だと思います。ですが、2020年が順調に進めばこの飽きも生まれなかったかもしれませんね。
おそらく東京ドームまではこれまでの定番は崩さず行くでしょう。制作陣も運営もそう考えてると思います。本来であれば、シアトリカルというか演劇多めの構成やそれに付随する様々な定番を、2020年末の東京ドームまでで完成させて(グループの一つの区切り)、そこから段々とスタンダードでストロングスタイルな作りにシフトしていきたかったのかなと思います。実際に2021年は、『全国おひさま化計画2021』では、これまでの日向坂らしいコンサートをブラッシュアップさせた感じ(e.g. 『Overture』を2曲目に配置、演劇を前半で消化、1回目のMCまでに10曲弱など)、その流れを受けて『ひなくり2021』はパフォーマンス中心のスタンダードな構成に特化させるなど、「昨今の騒動がなければこんな感じでやりたかったのかなぁ」というような作り、そして変遷も見られました。

ですが、そんな状況下でもセットリストだけは固定化すべきではありません。特に初めと終わり(オープニング、クロージング、オーラス)。演出と構成が似通うのはまだ理解出来ます。セトリも、役割の同じ曲たち(誰跳べ・キツネ・no warなど)がコンサート毎で一つのブロックをローテーションさせるのもまだ理解出来ます。でも曲順を完全に固定化するのだけは良くない。なぜなら、初めと終わりの曲はコンサートを象徴する重要な要素だからです。

日向坂のコンサートが(個人的に)印象に残らないのって、①新曲を引っ提げたコンサートがほとんどなく、引っ提げても中途半端な使い方をしてしまうから、②初めと終わりの曲選びに工夫がないから、だと思うんですよね(もちろん私自身が映像を観返さなかったり現地に行かないからというのもありますが)。
昨年は5月と10月にシングルが発売されて、7月には野外ライブ、9月から10月にかけては全国ツアーを開催しました。特に全国ツアーは新曲をコンサートに落とし込める、というよりこれまでの楽曲も含めて色々試せる時期でした。なのに、野外ライブでは新曲訴求セトリを作って『おいで夏の境界線』などの季節感たっぷりの楽曲を無視したり、全国ツアーも『声の足跡』を朗読劇の後に披露してドラマの世界観をライブに落とし込んだり(良いとは思うけどそのまますぎて私は好きじゃない)、そしてライブの終盤では誰跳べ・ジョイラ・卵のコンボ。全ツがクロージングに『ってか』を配置したのを中心として概ね良かったので、その後のひなくりでも良い流れが行くかなと思いきや、やっぱり誰跳べ・ジョイラ。最後が毎回同じような感じだからそれまでのブロックも薄まってしまって結果的によく思い出せない(しかしこの定番曲たちが好きな人にとっては、それまでのブロックを良かったと感じていたらその後の定番曲たちのおかげでさらに良いコンサートだと感じるはずなので、一概には言えないんですよね)。つまり日向坂のコンサートはクロージングブロックを軽視しがちなんですよね。日向坂はパフォーマンスで戦えるチームなので、ここが改善されればもっと面白いグループになるのではないでしょうか。

ただ「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とはよく言ったもので、ここまで定番が徹底されると以前ほど何も思わなくなるというか、逆に「東京ドームまでならいいか」というような諦めも生まれてきました。なので、こうやって願望を込めたセトリをブログに書いて発表してますが、ドームコン当日もジョイラで本編を締めたりしても「そりゃあこの曲で締めると綺麗に纏まるもんなぁ」と思うでしょう。

2022年の日向坂46に望むことは、オリジナルアルバム(新曲10曲+先行シングル曲)を引っ提げた全国ツアーです。デビュー3周年記念の東京ドームコンサート以降の新しい日向坂46に期待します。

最後に、以前はてなブログでも同じような企画をやっていたのでそちらもよかったらご覧ください。

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