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多分初めて、自分から学び始めています

今までの茶道の学ぶ姿勢

 初級までの各段階の学習については教則本があるので、事前に「次回はこれを教えますね」と伝えられていれば、予習ができたりします。中級以降は口伝になるので、稽古の中でお師匠さんから直接伺う以外に学ぶチャンスがありません(流派によってはオープンにしているところもあったり、ネットでお点前の流れを公開されている方もおられるようですが)。
 基本的には、初級はやる内容を事前に教えていただき(可能な限り)予習しておいて、稽古の場で微調整をするという流れ、中級はゼロベースで稽古に臨み、覚えている範囲でノートにまとめ、何度か同じ稽古をしてノートの内容を修正していく。。。そんな感じでやってきました。

受動的な稽古姿勢

 そういう意味では、自分から積極的に学び、修得しようという気がなかったのかもしれません。もちろん教わったこと、覚えたことは積極的に自宅練習するようにはしていますが。新しいことを率先して覚えようということはなかった…というのが、今までの稽古姿勢の振り返りでした。

ちょっとずつ教わっていないことを

 自宅の仏間を茶室がわりにして練習をしているのですが、先日から仏間横の広縁にある押し入れを整理して、水屋もどきの茶道具置き場を作りました。水が出ないので厳密には水屋ではないのですが、気分だけでも水屋に。(笑)
 そんな中、3つほど棚を揃えることができました。三友棚、寒雲卓、高麗卓ですね。棚を使った点前は物がなかったということもあり、ずっと運び点前か四ヶ伝の自宅練習しかしていなかったのですよ。今年の淡交会テキストが棚の紹介がされていることもあり、棚の点前に憧れがでてきたんですよね。

多分、初めて自分からやってみようという気持ちに

 お師匠との稽古でも棚は2、3度ほどさせていただいたとは思いますが、ほとんどやっていないようなものです。それで、棚への憧れと実際に道具として棚もあるという状況が揃ったので、「教わってないけどやってみよう!」という気持ちが強くなりました。
 そこで、教則本を片手に棚点前をやっています。どうするんだろう?これでいいのかな?なーんて、考えながらお点前をするのは面白いですね!「教わる」ことも面白いのですが、「自分から学びにいく」ことも面白いもので、茶道に取り組む自分の幅が広がっていくような気がしています。

まずは三友棚をやってみました

 仕舞いのときに竹釘に柄杓を荘るわけですが(色々な飾り方がある中の一つとして)、柄杓がぶら~んぶら~んとなっちゃうんですよね。柄杓の柄の部分を柱にあてたらいいんでしょうか。柄杓の扱いってどうしたらいいのかな。
 それと、竹釘に柄杓を荘る際に、手間取るんですよね。のぞき込んで目視しないとちゃんと竹釘にかけられない。。。こればかりは練習あるのみですね。(苦笑)

まとめ

 とりあえず、自分から習うのは面白いというのと、色んな棚があるので覚えるたびに混乱しそうな感じがしそうです。柱の数や地板の有無、天板の形で、水指を先に置くのか運ぶのか、柄杓の荘り方や水次の扱い方等が変わってくるんですよね?そのあたりの基本ルールを頭で整理しながら、自然なお点前ができるように頑張っていこうと思います。
 それにしても、今回は独自ルートで棚を入手することができましたが、定価で買おうとするととんでもない出費になりますね。(汗)

2024.4.4 落合淳弥【虚無】

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